鳥インフルエンザA(H7N9)について
中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の患者発生
中国において鳥インフルエンザA(H7N9)に感染した患者が確認された事をWHO(世界保健機構)が平成25年4月1日に公表しました。
鳥インフルエンザA(H7N9)は、今までヒトに感染することが知られていなかったウイルスですが、現在のところ、持続的なヒトからヒトへの感染は確認されていません。
市民のみなさまへ
鳥インフルエンザA(H7N9)の感染源と感染経路は明らかになっていませんが、感染を防ぐためには基本的な手洗い、咳エチケットが重要です。
手洗いを徹底しましょう
手洗いは、汚染面への接触から自分自身への感染伝播を予防します。このことは医療機関においては、患者あるいは医療従事者や他の人に対しての感染伝播を防ぐことにつながります。
感染予防の基本は正しい手洗いです!
石鹸と流水で手を洗ったり(「正しい手の洗い方」参考)、肉眼的に汚れがない場合は、アルコール製剤による手指のクリーナーを使用してもよいでしょう。
正しい手の洗い方
*最初に手を水でぬらして、石鹸をよく泡立てまんべんなく手に広げましょう!
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
手を洗った後は! 洗った手が水に濡れたままだと、ウイルスや細菌が手に付きやすい状態です。きちんと手を拭きましょう。汚染されたタオルを共用するとタオルが感染源となって感染が拡大することがあります。タオルは個人のものを使用するかペーパータオルを使用しましょう。
以下のような時は手を洗いましょう!!
・食事を用意する前、用意している間、その後。
・食べる前。
・トイレを使用した後。
・動物を世話をしたり、動物の排泄物を処理した後。
・手が汚れている時。
・家人が病気になりお世話をする時。
咳エチケット
咳やくしゃみをするときには、医療用マスク、テイッシュペーパー、(服の)袖、または曲げた肘で口と鼻を覆いましょう。その直後に、蓋を閉じることの出来る容器に使用されたテイッシュペーパーを捨てましょう。
気道分泌物との接触後には、手洗いを行いましょう。
中国へ渡航される方へ
<渡航時には>
・不用意に動物に近寄らない
・積極的に手洗いを行う
・発熱や咳などインフルエンザ様の症状が出た時は、マスクを着用し、現地の医療機関を受診する。
<帰国時には>
・発熱や咳などインフルエンザ様症状が出た場合は、検疫所へご相談ください。
<帰国後10日以内に>
・発熱や咳などインフルエンザ様の症状が出た時は、最寄りの医療機関を受診してください。その際、中国に滞在していたことを告げてください。
中国から入国される方へ
<入国時に>
・発熱や咳などインフルエンザ様の症状がある方は、検疫所へご相談ください。
<入国後10日以内に>
・発熱や咳などインフルエンザ様の症状が出た時は、最寄りの医療機関を受診してください。その際、中国に滞在していたことを告げてください
医療機関のみなさまへ
次の要件に該当する患者を診察した場合は、速やかに加古川健康福祉事務所 健康管理課(電話079-422-0002)へ情報提供をお願いします。
(情報を求める患者の要件)
38度以上の発熱と急性呼吸器症状を呈し、臨床的または放射線学的に肺病変(例:肺炎またはARDS)が疑われる者であり、発症前10日以内に中国に渡航または居住していた者。但し、他の感染症によることまたは他の病因が明らかな場合は除く
関連情報
◎ 兵庫県ホームページ 中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の患者の発生について
◎ 厚生労働省ホームページ 鳥インフルエンザA(H7N9)について
◎ 内閣官房ホームページ 新型インフルエンザ等対策
◎ 国立感染症研究所ホームページ インフルエンザA(H7N9)~新着情報~
◎ 国立感染症研究所ホームページ 中国における鳥インフルエンザ(H7N9)ウイルスにより引き起こされる人への感染に関するQ&A
◎ 厚生労働省検疫所ホームページ 中国で発生しているインフルエンザA(H7N9)について
