高砂公民館「美濃部親子文庫」
美濃部達吉、亮吉、親子の功績を知ることができる「美濃部親子文庫」が高砂公民館に保管展示されています。
高砂公民館においては以前から東京帝国大学教授(法学博士)として永年奉職され、また天皇機関説でも著名な美濃部達吉先生の蔵書を美濃部文庫として公開しています。同氏の御子息である元東京教育大学教授(経済学博士)で後に、東京都知事、参議院議員を歴任された美濃部亮吉先生のご逝去に際し、多数の貴重な蔵書、資料の寄贈を受けました。
当館では、これらの蔵書資料をあわせ、美濃部親子文庫として公開しています。
美濃部達吉氏(法学博士)略歴
- 明治六年 蘭方医美濃部秀芳の二男として加古郡高砂町(現高砂市高砂町)で出生
- 明治三十年 東京帝国大学法科大学政治学科を卒業する。
- 明治三十五年 東京帝国大学教授となる。
- 明治四十五年 「憲法講話」出版、同著で天皇機関説を主張する。
- 昭和七年 貴族院勅撰議員となる。
- 昭和二十一年 枢密顧問官に任命され、日本国憲法制定の審議に参画する。
- 昭和二十三年五月二十三日 逝去
美濃部亮吉氏(経済学博士)略歴
- 明治三十七年 美濃部達吉の長男として、東京市本郷区(現東京都文京区)で出生
- 昭和二年 東京帝国大学経済学部卒業後助手となる。
- 昭和九年 ベルリン大学留学後法政大学教授となる。
- 昭和二十四年 東京教育大学教授となる。
- 昭和二十八年 経済学博士となる。
- 昭和四十二年 東京教育大学教授を辞任後東京都知事に当選
- 昭和五十五年 参議院議員に当選
- 昭和五十九年十二月二十四日 逝去
更新日:2021年10月29日