高砂市水道事業 100周年記念誌1.創設第2期工事 水道事業創設〈1921年〜1924年〉 先に述べたように、工業用水道の工事期間中に上水道敷設の可否が町政の一大争点となり、反対運動も町税不納同盟の結成、小学校の同盟休校がおきるほどに拡大していた。 高砂町は、調査中であった第2期工事も設計が完了したので、1921(大正10)年11月2日、町議会の決議を受け、翌日の3日付で内務大臣に認可を申請、1922(大正11)年1月27日に認可を受けた。 第2期工事は反対運動が終息をみた1923(大正12)年1月に着工し、同年12月20日竣工、工費は305,000円であった。 こうして、1924(大正13)年1月1日に高砂町水道事業として上水道の給水を開始した。竣工式は、同年4月3日、朝日町浄水場において盛大に行われた。第2章 水道事業の産声・朝日町浄水場35第3節 上水道創設 幾多の困難を乗り越えて
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