高砂市水道事業100周年記念誌
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高砂市水道事業 100周年記念誌 堰堤工事は同年5月22日に工事に着手したが、当時は日中戦争がおこり建設物資は統制下におかれ、資材・労力は一層不足し、4回にわたって設計変更を行った。 1941(昭和16)年、戦時体制強化のため、大阪陸軍造兵廠播磨製造所(のちの日本国有鉄道高砂工場)が高砂町及び荒井村(現在の荒井町新浜付近)にわたって設置され、用水の取水を加古川堰堤に求めた。堰堤が竣工に至る前に、導水路及び配水池(米新ポンプ場)が竣工したため、1942(昭和17)年8月25日より米新ポンプ場の運転を開始し、これ以降は加古川六ヶ井普通水利組合と高砂町が共用し現在に至っている。46・工事中の米新ポンプ場(加古川水利統制以前)・現在の米新ポンプ場

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