高砂市水道事業100周年記念誌
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記加古郡高砂町 加古郡荒井村 印南郡伊保村 印南郡曽根町高砂市水道事業 100周年記念誌50・高砂町史誌 P.451・一般平面図高議第四七号上水道組合設立のこと (二十四年度会議録)上水道事務の一部(配水池より各町村に至る配水管迄)を共同処理する為、地方自治法第二百八十四条第一項に依り、下記の町村を以って上水道町村組合を設立するものとする。昭和二十五年一月二十七日高砂町長 中須 義男2.当初計画の策定と認可〈1950年〜1955年〉 播磨上水道町村組合は1950(昭和25)年11月27日、水道事業認可申請を厚生省(現:厚生労働省)に行い、1951(昭和26)年11月15日に認可を受けた。計画は給水区域を高砂町、荒井村、伊保村、曽根町とした。取水設備、導水設備は既設施設を使用し、渇水期の水量不足を補うため、加古川本流及び洗川廃川敷に集水設備を設け、浄水設備は国鉄高砂工場内にある浄水場に余剰があるので関係当局と交渉し、浄水場使用の了解を得た。 水源は、夏期渇水時に加古川堰堤より取水困難となるため、米田町米田新加児島において加古川伏流水に求め、吸水井、ポンプ室を新設することとした。(現:米田水源地第1取水設備) 取水した地下水は米新ポンプ場へと送水された。 米田水源地は高砂市米田町米田新字申新開300番地に新設し、集水管、取水井を築造し、集水管と取水井の間をφ700㎜ヒューム管で送水した。ポンプ室を新設し、塩素滅菌のあと、φ200㎜ポンプ2台により、揚水した水を市内へ配水するものとした。1953(昭和28)年3月28日に起工

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