高砂市水道事業 100周年記念誌高砂市上下水道事業管理者江谷恭一71924(大正13年)1月1日に旧高砂町に水道の給水を開始したのが高砂市における水道事業の始まりで、このたび100周年という非常に大きな節目の時を迎えることになりました。 これを記念して、これまでの100年の歩みを記録し、次の世代に伝えていくために、本誌を発刊することとなりました。 記念誌を作成するにあたり、過去の文献や資料などから高砂市の水道事業の歴史をたどっていく中で、水道創設時や町村合併時における様々な困難、水源となる加古川の水質問題、また、戦後の高度成長による産業の振興や人口急増に伴う7回にわたる拡張事業など、先人・先輩達のご苦労、関係者や地域の皆様のご理解のうえに、今日の水道事業があるものと、あらためて感謝をしているところです。 水道創設・拡張による50年、その後の維持管理の50年に引き続いて、これからの50年は、老朽化・耐震化対策などの改築更新に努め、いつでも、豊富に、おいしく飲める水道の恵みを次の世代に継承していくことが、今の水道事業に携わる私たちの使命と考えています。 くしくも100周年を迎えた2024年(令和6年)1月1日に能登半島地震が発生し、ライフラインとしての水道の重要性を目のあたりにしているところです。 近く発生が予想されている大地震に備えた対策をしっかりと行い、安全安心な水の安定的な供給を確実に次の世代に繋いでいくために、努力を重ねてまいります。 今後とも、高砂市の水道事業にご理解・ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。 2024(令和6)年3月100周年記念誌発刊にあたって
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