ノロウイルスの予防

更新日:2021年10月29日

ノロウィルスとは

小型球形ウィルスの一種で、胃腸炎を発症したり食中毒の原因になります。

一年を通して発生しますが、発生件数は11月くらいから増加しはじめ、12月~翌年1月が発生のピークになる傾向があります。

ノロウイルスによる食中毒、感染症を予防するために、ノロウイルスに関する正しい知識と予防対策について理解を深めましょう。

感染の原因

ほとんどの場合、経口(口から体内に入ること)で感染します。

  • ノロウィルスに汚染されたカキなどの貝類(特に二枚貝)を生、あるいは加熱処理しないで食べた場合。
  • 感染者の糞便や嘔吐物に接触したり、飛散したことによる二次感染した場合。
  • 食品を扱う人(家庭内も含む)が感染していて、その人を介して感染する場合。
     この食品を扱う人を介した事例が、近年増えています。

感染すると

  • 潜伏期間は24時間から48時間です。
  • 下痢、吐き気、腹痛、軽度の発熱(38度以下)などの症状が現れ、通常3日以内で回復します。
  • 感染してもすべての人が発症する訳でなく、これらの症状が2日から3日続いた後で回復したり、軽い風邪のような症状の場合もあります。

 ただし、体力のない高齢者や小さなお子さんは脱水症状などを起こすことがあり、注意が必要です。

予防方法

手洗いを徹底しましょう

 手洗いは食中毒や感染症予防の基本的に有効な方法です。

 外出先から帰宅したとき、トイレの後、調理や食事の前、下痢などの患者の汚物処理をした後には必ず手を洗いましょう。

 石けんを十分泡立てて、ブラシなどを使って洗いましょう。すすぎは温水による流水で十分に行い、清潔なタオルで拭きましょう。

十分加熱してから食べましょう

 カキなどの二枚貝は、湯通しした程度ではウイルスは死にません。中心温度が85度から90度で90秒以上の加熱が必要です。

調理器具は消毒しましょう

 特にカキなどの二枚貝を調理した後は、念入りに消毒しましょう。(家庭用漂白剤や熱湯消毒)

健康管理

 体調を崩している時は、食品を取り扱う作業はやめるようにしましょう。

ふん便や嘔吐物を処理する場合手で触らないようにしましょう

 家庭内に嘔吐や下痢などの症状のでた人がいる場合、これらの物が付着したタオル、衣類等はビニール手袋を用いて処理しましょう。

 またこれらの物は、他の衣類と分けて洗いましょう。

関連情報

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