携帯トイレを備蓄しましょう
災害時、水洗トイレは使えない!?
災害が起こると、停電や断水、給水管や下水道管の損傷など、様々な理由で水洗トイレが使えなくなる可能性があります。
集合住宅において、排水管の損傷に気づかずトイレを使用すると、下の階で汚水があふれるおそれがあります。
いざという時のため、「携帯トイレ」もご家庭の備蓄品に加えましょう。
備蓄の目安は「5回×家族の人数×最低3日分」
1日の排泄の平均回数は1人5回といわれています。
最低3日分、可能であれば7日分備蓄しましょう。
最低3日分のトイレの数(4人家族の場合)
5(1人1日5回分)×4(人数)×3(日分)=60回分必要です。
簡単に使える携帯トイレ
携帯トイレとは、既存の洋式便器につけて使用する便袋です。
便器に袋を取り付けて、吸水シートで吸収するタイプや凝固剤で固めるタイプがあります。
凝固剤は排泄物を固めるだけでなく、消臭効果や除菌効果のあるものや、10年~15年の長期保管できるものもあります。
ホームセンターやインターネットなどで購入することができます。
※取り扱いがない場合も想定されるため、各店舗にお問い合わせください。
使用済みの携帯トイレは、燃やすゴミとして出すことができます。

便袋の使用方法(一例)
なぜトイレが大切なの?
トイレに排泄物がたまると、排泄物の細菌により、感染症や害虫、悪臭が発生するおそれがあります。
災害時はトイレに行く回数を減らすため水分摂取や食事を控えたり、排泄自体を我慢したりすることがあります。トイレが満足に使えないと体調を崩してしまうおそれもありますので、心身の健康のためにも携帯トイレの準備は非常に大切です。
関連サイト
避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン(内閣府(防災担当))
トイレ備蓄、忘れていませんか? (経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/toirebichiku.html
災害時のトイレ、どうする?(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/common/001180224.pdf
災害時のトイレ、どうする?(動画)(国土交通省)
更新日:2024年03月07日