謡曲「高砂」

更新日:2021年10月29日

謡曲「高砂」

 おめでたい謡(うたい)として結婚式に欠かせない謡曲「高砂」は、室町時代に能を完成させた世阿弥元清の作だともいわれていますが、金春善竹の作だともいわれていて、原題は「相生」でありました。物語は阿蘇の神主友成が上京の途中に高砂の浦に立ち寄った際、相生の松の精である老人夫婦と出会うところから始まり、夫婦愛、長寿の理想をあらわした謡曲の代表作だといわれています。

謡曲“高砂”

高砂や この浦舟に 帆を上げて

この浦舟に帆を上げて

月もろともに 出汐(いでしお)の

波の淡路の島影や 遠く鳴尾の沖過ぎて

はやすみのえに 着きにけり

はやすみのえに 着きにけり

上記は謡曲「高砂」の一節です。

能の舞台の上で、和服の装束を着て舞を踊る男性の写真
能の舞台右袖から見た、和服の装束の男性2名の写真
松明の向こうに見える、面とかつらをつけた男性が両手を前に差し出している写真
銀色の丸い月を模した板を手に掲げている、和服の装束を着て面とかつらをつけた男性の写真

上記写真は2001年高砂観月能より

舞台上に一人立っている和服姿の男性の写真
暗い舞台に浮かび上がっている、並んで座った演者達と前に立つ和服の男性の写真
舞台の両脇に立っている、和服の装束を着た2名の演者の写真
舞台中央から火の粉が上がっているような、派手な演出のシーンの写真

 仕舞「高砂」より

紋付袴姿の男性が扇子を手にして仁王立ちしている写真

仕舞とは:シテが紋付袴姿で数名の地謡だけで、能の一部を抜粋して舞うもの。

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