エコラムvol.1 緑のカーテン

更新日:2023年06月12日

平成23年に起こった東日本大震災以降、ひっ迫した電力需給状況により、全国で節電気運が高まりました。今夏も、火力発電所の高稼働による計画外停止のリスクやその日の気温による電力需要の状況により、私たちの節電行動がなければ関西電力管内で大規模停電が起こる可能性は十分にあります。

 

夏の省エネ・節電といえば、日よけになる"たてず"や"すだれ"、緑のカーテンがあります。緑のカーテンは、ゴーヤやアサガオなどのつる性の植物を使って日光を遮る自然のカーテンです。部屋の温度を低く保ち、エアコンの消費電力を抑える省エネ効果があります。家庭の機器別消費電力量で大きな割合を占めるのは冷蔵庫、照明、テレビ、そしてエアコンです。見た目も涼しげな緑のカーテンで、エアコンの使用時間を減らすことができると、気持ちもお財布もにっこりですね。

緑のカーテンといえばゴーヤのイメージが強いですが、最近ではゴーヤのほかにも、アサガオやフウセンカズラ、パッションフルーツなど、さまざまな緑のカーテン植物がお店に並んでいます。夏の準備として、今からぜひ、お好みの植物を準備して、緑のカーテンの育成に楽しく挑戦してみませんか。

 

(広報たかさご平成27年5月号掲載)