エコラムvol.9 レジ袋お断り
買い物をすると、商品を持ち帰るためにもらえる「レジ袋」。日本では年間300億枚のレジ袋を消費し、一人平均300枚にもなるといわれています。
日本は世界でも大量のエネルギーを使う国のひとつとして、各国から厳しい目で見られています。地球温暖化対策のために、温室効果ガスを大量に発生させる生活を見直さなければなりませんが、便利で快適なエネルギー消費生活を変えることは簡単ではありません。
ですが、レジ袋はどうでしょう。
レジ袋は、焼却すると温室効果ガスを発生させる石油製品で、私たちが使用を減らさなければならないものの一つです。
お店でもらうレジ袋は、ごみを入れる袋として家庭で再利用することもありますが、無料だと、無意識のうちに無駄に使ってしまうことはありませんか。
捨てられたビニール袋が自然界で分解されないまま、海に流れ込み、生き物が餌と間違えて食べ、消化されずに体の中で大量に発見されるということもしばしば報道で目にします。
地球のため、未来のため、普段からマイバッグを持ち歩き、買い物の際にはレジ袋を断る、そんな環境にやさしい生活に変わりたいものです。
お店の包装が簡易だったとしても、サービスが悪いわけではありません。未来の環境のため、社会の考え方が少しずつ変わってきているのです。
(広報たかさご平成28年9月号掲載)
更新日:2023年06月12日