エコラムvol.11 絶滅危惧種
地球上に生命が誕生してからおよそ40億年。地球上の生き物は、まだ知られていない種類も含め500万から3,000万、日本では30万種を超えると推定されています。
地球の長い歴史の中で、絶滅した生き物があることは事実ですが、近年、かつてないスピードで生き物が絶滅しつつあることをご存知ですか。1975年以前は、年間1種以下だった絶滅数が、現在では年間4万種もの生き物が絶滅していると言われています。
恐竜と同じように、一度絶滅すると二度と地球上に戻ることはありません。
生き物が減少している原因は、森林の減少、外来種による生態系の喪失やかく乱、生物資源の過剰な利用つまり乱獲といった、人間の活動によるものと考えられています。
環境省では、絶滅の恐れがある野生の生き物を絶滅危惧種として、「レッドリスト」にリストアップしています。高砂市内にも、レッドリストに掲載されている絶滅危惧種が生息する場所があります。
絶滅危惧種を知ることで、なぜここで生き物が絶滅の恐れに瀕しているのか、私たちにできることは何かを考え、環境を考えるきっかけになるのではないでしょうか。
(広報たかさご平成29年1月号掲載)
更新日:2023年06月12日