エコラムvol.24 エコカー
どんな自動車も燃料によって走ることができますが、燃焼(走行)の際に出るガス、いわゆる排気ガスは、大気汚染や、ガス中に多く含まれる二酸化炭素による地球温暖化の原因になります。自動車はその利便性の反面、環境に及ぼす影響も見逃すことはできません。
そんな自動車の燃料や動力の仕組みを変えることで、二酸化炭素などの排出量を少なくし、燃費もよくした自動車のことを「エコカー」といいます。環境にも家計にも優しいため、近年広く普及しているエコカーには、たくさんの種類があります。
ハイブリッド車
エンジンと電気モーターなど複数の異なる動力源を搭載した車です。それぞれの利点を組み合わせることで、燃費向上と排気ガス排出量の低減ができます。
電気自動車
バッテリーに蓄えた電気を使って走る車です。動力が電気であることから、走行中は排気ガスを一切排出しません。
プラグインハイブリッド車
ハイブリッド車を、家庭用電源からも充電できるようにした車です。短距離であれば電気自動車として、長距離ではハイブリッド車として利用でき、高効率と燃費のよさが特長です。
燃料電池車
水素と酸素の化学反応により電気を発生させ、モーターを駆動させる車です。走行中に排出されるのは水のみで、電気自動車と同様、排気ガスを一切排出しません。
天然ガス車
天然ガスを燃料として走行する車です。ガソリン車と比べて二酸化炭素や窒素化合物の排出量が少ないほか、振動や騒音が少ないことも特長です。
この他にも、クリーンディーゼル車やバイオ燃料対応車、水素自動車など、深刻化する地球温暖化への対策として国内外で開発・普及が始まっているエコカーがあります。
長く使うものだからこそ、エコロジーでエコノミーな「エコカー」を選ぶことで、カーライフがもっと快適になるかもしれません。
(広報たかさご平成31年3月号掲載)
更新日:2023年06月12日