エコラムvol.32 COOL CHOICE~「クールビズ」編~

更新日:2023年06月12日

今年も暑い夏がやってきました!
今回は、よく耳にするようになった「クールビズ」をあらためて見直してみましょう!

涼しい、かっこいいという意味の「クール」と、仕事を意味する「ビジネス」を組み合わせた「クールビズ」は、環境省が平成17年から、地球温暖化対策として冷房に頼らず快適に過ごすための適度な軽装や取り組みを促すライフスタイルとして、5から9月の期間で推進しているものです。

ここ最近では「ノーネクタイ、ノージャケット」のビジネススタイルのイメージが定着してきましたが、今回は家庭で取り組む、家族の健康のためのクールビズを紹介します。

◇一つの部屋に集まって、一家団らん
エアコンの稼働をできるだけ一台にまとめ、家族とのコミュニケーションを図りましょう。
◇グリーンカーテンで部屋を涼しい木陰に
ゴーヤなどのつる科の植物を育てて、家にカーテンを作ってみましょう。室温の上昇を抑えることができ、部屋から植物が見えると気持ちも涼し気ですね。
◇家電機器の稼働を抑える工夫を!
時短レシピを導入してみましょう。また、使わない家電の電源を切る・コンセントを抜くことで、機器からの放熱を減らし、室温を下げる効果があります。
◇朝夕の打ち水
気化熱により周囲の空気が冷やされる効果があります。
◇夏野菜を食べて身体の中からクールダウン
夏野菜には水分やカリウムが豊富に含まれており、体温を下げる効果があります。

また、上記の取り組みに加えて、普段から少し汗をかく生活を心掛けてみるのもいいかもしれません。
部屋を快適にするにはエアコンに頼るのが手っ取り早いですが、汗をかかない生活に慣れてしまうと、汗腺が退化して体温調整機能が低下してしまいます。さらに、汗は肌を守る「皮脂」という天然クリームとして美容面にもメリットがあります。汗をかくということは健康面からも必要といえるでしょう。

最後に、クールビズでは適正な室温の目安を28℃としていますが、建物の立地や空調設備の種類、室内にいる人の体調などを考慮しながら、無理のない範囲で冷やし過ぎない室温管理をしていきましょう。

家族の健康にもさまざまなメリットがあり、地球にも人にも優しい「クールビズ」に取り組んでみませんか。

 

(広報たかさご令和2年7月号掲載)