縁の輪2022 No.2.3 井上信子さん・坂東尊祐さん

更新日:2023年07月24日

本市では市の特性、資源を活かしながら、様々なつながりの中で生活している市民の方を取材し、高砂市における魅力ある暮らし方をリレー方式でご紹介します。

 たくさんの「住みたい」「住み続けたい」が実現できる街として、高砂市民の方はもとより、市外の方にも選んでいただけるよう、本市の素敵な魅力をお届けしていきます。

”結束力の高いまち”

惣菜が並ぶ陳列棚の前に立つ男女の写真

■高砂市居住歴

 私(信子さん)は、高砂市に住んで約50年になります。弟(尊祐さん)は、育ちは高砂市ですが、現在は市外に住んでいます。

■仕事について

 山陽曽根駅の近くにある曽根駅前総合市場で、「DELICA SHOP ばんどう」という総菜屋を営んでいます。約50年前に両親が始めたお店で、現在も両親を含めた家族4人で、昔から変わらない味を守り続けています。こだわりは、“手作りのおかず”を“低価格”で提供すること。昔に比べてお弁当の売上げが増えているので、お弁当のおかずにも手作りの煮物などを沢山入れるようにしています。

 東播地区を中心に多くの方にご利用いただいていますが、その中でも、昔から代々家族で利用してくださる、地元の常連さんが多くを占めています。祭りなどの振舞い料理でご利用いただくことも多く、地域の方と共にここまでやってこられたことを日々実感しています。

■この場所でお店を続ける理由

  当時この場所に開業を決めたきっかけは、同業者からの誘いがあったからでした。同じ場所で長く商売を続ける秘訣は、“その地域に馴染むこと”だと思っています。そのため、今も昔と変わらず、お客さんと対面でお話することを大切にしています。この市場から立ち退くお店が多い中、この場所で商売を続けてきました。昔からのお客さんは、このお店がこの場所にある、ということを親から子へ、子から孫へと繋いでくれています。利用してくださる方のためにも、これからもこの場所で、変わらない味を提供していきたいです。

■高砂市に住んでいて「よかった!」

  この地域の魅力は“地域住民の結束力の高さ”にあります。お祭りを中心に、自治会・子供会など協力的な方がとても多い地域です。

昔から祭りが盛んなので、他の地域から来た方にとっては少し閉鎖的なところだと感じることも、以前は多いようでした。しかし、最近は開けた雰囲気になってきたことで、市外から引っ越して来られる方も増え、誰もが馴染みやすい環境になってきたと感じています。

■私のおすすめ・お気に入り

  おすすめは、市内の各地域にある神社です。神社ごとに特徴のある魅力的な祭りがあり、大切にされてきた伝統や深い歴史を感じることができます。これらを知れば知るほど、このまちの良いところがたくさん見えてくると思います。

■移住を考えている人へメッセージ

  実際にこのまちに来てみると、地域全体に良い意味でおせっかいな人が多く、隣近所が気を遣ってくれる温かい場所であることを感じられると思います。また、昔から住んでいる人が多いので、子供同士を安心して遊ばせられるのも魅力のひとつです。まずは固定観念を捨てて、このまちに飛び込んでみてください。

この記事に関するお問い合わせ先

政策部 シティプロモーション室(移住定住)

〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

電話番号:079-441-9904

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