縁の輪2022 No.4 杉田 暁さん
本市では市の特性、資源を活かしながら、様々なつながりの中で生活している市民の方を取材し、高砂市における魅力ある暮らし方をリレー方式でご紹介します。
たくさんの「住みたい」「住み続けたい」が実現できる街として、高砂市民の方はもとより、市外の方にも選んでいただけるよう、本市の素敵な魅力をお届けしていきます。
高砂市を盛り上げたい!
■高砂市居住歴
生まれ育ちともに高砂市ですが、大学進学を機に市外へ転出、就職してからもしばらく市外に住んでいました。起業をきっかけに、“地元高砂を盛り上げたい!”という思いから、約1年半前に高砂市に戻ってきました。
■仕事について
家(壁・網戸など)の修繕サービスを行う会社を経営しています。建設業界の職人不足を解消したいというコンセプトで、元職人の方などを取込むことで職人数を増やしたり、独立を考えている方のきっかけにしてもらったりということを目標にしています。最終的には、信頼できる業者や職人が身近にいる、昔の高砂のような賑わいを復活させたいと考えています。
高砂で起業する際には、高砂商工会議所に登録している企業のメンバーと深く繋がりを持てたことで、多くの協力を得ることができました。現在のモデルケースを運用することができたのも、新しく入ってきた人を支え、担ぎ上げてくれる高砂の地域性のおかげだと感じています。
また、日々の仕事の他に、「LINC Takasago」に参加するメンバーと共に、地元を盛り上げる活動をしています。これから高砂市を盛り上げるために必要なことを話し合った結果、新たにモノづくりをすることが必要だと考え、観光や飲食など、様々なシーンにおいて中心になれる存在であるクラフトビールを作ることになりました。このクラフトビールを「高砂祭ビール」と名付け、これを中心に益々高砂を盛り上げていきたいと思っています。
■この場所で開業した理由
高砂銀座商店街の空き店舗を活用した、「LINC Takasago」のシェアオフィスに事務所を構えています。自分が子どものころと比べると、銀座商店街も活気がなくなってしまったので、どうにかして盛り上げていきたいと日々考えています。
そんな中、先日この事務所で古着のイベントを開催しました。普段はこの辺りに少ない若い方たちにもたくさん来ていただき、“目的があれば、遠方からでも人は来てくれる“ということを実感しました。今後も、街ぐるみで楽しいイベントを企画したいと思っています。
■高砂市に住んでいて「よかった!」
子育て世代として、“待機児童がいない“ということが何より大きいです。以前は規模の大きな市に住んでいましたが、待機児童がいるのが当たり前という状況でした。高砂市では、子どもを預けられないということがまずないので、仕事への復帰を含めたライフプランも立てやすいのではないでしょうか。実際に、私もスムーズに子どもを預けることができたので、今も安心して働くことができています。
また、市ノ池公園や向島公園など、市内に自然豊かな公園がいくつかあるので、子どもが様々なものと触れ合う機会を容易に設けることができます。これも当たり前のようですが、都会ではなかなか体験できないことだと思います。大きな公園に行けば1日楽しんで過ごすことができるので、親としてはとてもありがたい場所です。
■私のおすすめ・お気に入り
昔の建物が好きなので、高砂町の工楽松右衛門旧宅周辺がお気に入りです。最近では、古い建物を活かした古民家カフェなどが増え、地域全体が活気づいています。地元の方が営業されているお店が多いので、それぞれのお店で地域の人と触れ合うことができるのも素敵なポイントです。子どもを連れてよくこの周辺を散歩するのですが、きちんと歩道が整備されているので、安心して楽しむことができます。
■移住を考えている人へメッセージ
まず、市内に自然豊かな公園があることや、きちんと歩道が整備されていること、さらに待機児童がいないことから、とても子育てがしやすい環境だと感じています。
また、高砂市はウェルカムな雰囲気の地域です。地域の繋がりが温かく、外から来た人でも、皆が担いで盛り上げてくれます。そのため、何かに挑戦したい人、新しいことを自分に取り入れたい人には、是非高砂市をおすすめしたいです。一緒に高砂市を盛り上げていきましょう!!
更新日:2023年07月24日