縁の輪2022 No.5 黒田 昌宏さん

更新日:2023年07月24日

本市では市の特性、資源を活かしながら、様々なつながりの中で生活している市民の方を取材し、高砂市における魅力ある暮らし方をリレー方式でご紹介します。

 たくさんの「住みたい」「住み続けたい」が実現できる街として、高砂市民の方はもとより、市外の方にも選んでいただけるよう、本市の素敵な魅力をお届けしていきます。

~便利さよりも、大切なこと~

金物屋の前でにこやかに立つ男性の写真

■高砂市居住歴

 生まれ育ちは高砂市ですが、就職を機に東京へ。商社マンとして国内・海外を転々とした後、父親が経営する会社を引き継ぐため、14年前に高砂へ戻ってきました。

■仕事について

 創業100年近くの金物屋「株式会社黒田金物」の3代目です。主に、建築・土木の資材や工具を販売しています。先代が大切に続けてきたこの会社を、これからも長く紡いでいきたいという気持ちで、お客様の信用を第一に、お客様のためになることを常に考えながら仕事をしています。

  高砂商工会議所に所属し、その活動の一つとして、空き家・空き店舗活用のため「LINCプロジェクト」を約3年前に立ち上げました。これまで試行錯誤してきましたが、「高砂に来てください。」と言っても、“住む”や“商売する”には繋がらないのが実情です。そこで、プロジェクトの一環として、高砂銀座商店街の空き店舗を活用したシェアオフィスを昨年4月に作りました。“何か新しいことが生まれるかも”という思いで、プロジェクトに参加する7企業がシェアオフィスに集まり、週一度会議をしています。そこで誕生したのが、クラフトビールの「高砂 祭ビール」です。人を繋げ、盛り上げることのできる存在になれたらという思いで作りました。これから販路を拡大し、多くの方に認知していただきたいと考えています。そして、人との繋がりを作る起爆剤として、誰かと乾杯するときに飲んでいただければ嬉しいです。

 今後は高砂で試験的にホップを生産し、いつかはそれを使ってビールを製造したいと考えています。最終的には、高砂銀座商店街にブルワリーを作り、高砂市内で製造するということが目標です。

■高砂市に住んでいて「よかった!」

  まず、山・川・海など、市内にたくさんの自然があることです。毎朝、向島公園にランニングに訪れますが、海があって風が吹いていて・・・初めて訪れた人でも、すごく良い場所だと感じると思います。

 次に、人と人の繋がりが強いところです。都会に住んでいるときは隣の家の人も知りませんでしたが、ここでは干渉しすぎず、離れすぎず、とても良い関係を築けています。

■私のおすすめ・お気に入り

 お酒が好きなので、例えば「忠助」や「和創作 典」、「酒商川十」など、美味しいお酒があって、お酒のうんちくも聞けるようなお店が好きです。

 また、毎日訪れる向島公園もおすすめの場所です。子どもの頃から通っている思い出の場所で、晴れた日は特に気持ちが良く、休みの日はたくさんの人で賑わっています。

■移住を考えている人へメッセージ

 今まで、様々な街に住んできました。その中でも、高砂は小さいけれど良い街です。都会での生活は便利でしたが、一方で、定住するとなると物質的な便利さだけでなく“自然がある”とか“人との繋がり”がより大切だと感じています。そういった点では、都会よりも高砂のほうが、はるかに暮らしやすい場所です。

 都会にいると自分を見失いそうになりますが、高砂にいると自分がどういう人間なのか、また、どういう人がいるのかがよくわかります。人の温かみを感じられる、そんな中で暮らし、子育てしていくのが良いのではないでしょうか。

この記事に関するお問い合わせ先

政策部 シティプロモーション室(移住定住)

〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

電話番号:079-441-9904

お問い合わせはこちら