縁の輪2022 No.18 中村公彦さん

更新日:2023年07月24日

本市では市の特性、資源を活かしながら、様々なつながりの中で生活している市民の方を取材し、高砂市における魅力ある暮らし方をリレー方式でご紹介します。

たくさんの「住みたい」「住み続けたい」が実現できる街として、高砂市民の方はもとより、市外の方にも選んでいただけるよう、本市の素敵な魅力をお届けしていきます。

歴史のあるまち 高砂

着物姿の男性の写真

■高砂市居住歴

もともとは姫路市で、先代から続く着物の卸売り店を営んでいました。業態を変更し、小売店として高砂市にお店を構えることをきっかけに、25年前に高砂市へ移住してきました。

■仕事について

 イオンタウン高砂に店舗を構える着物の小売り店「有限会社三喜屋」を経営しています。地元の頼れる着物屋として、誰もが気軽に相談できるようなお店でありたいと考え、どこに行っても断られるような着物を受け入れる、云わば“着物の駆け込み寺”のような存在を目指しています。

 一番のコンセプトは、着物が嫌いな人はいないのに、なぜ着ないのか?ということです。私たちはその要因について、そもそも着物を着る機会がないこと、また、自分で着ることができないからではないかと考えています。そこで、ワンコインの着付け教室や、着物で参加してもらうイベントを開催し、着物が好きな人には着物の良さを再確認してもらい、普段着る機会が少ない人にも着物の文化を伝えていけるような取り組みをしています。

 また、江戸時代に幕府への献上品としても用いられた「高砂染」を再現する取り組みにも関わっています。今の時代に沿った“令和高砂染の柄”の反物を作るなど、高砂染を知ってもらうための活動が、若い人が着物に興味を持ってもらえる機会になればと思います。

■高砂市に住んでいて良かった

 高砂市で暮らして感じる良いところは、水道代が安く、生活コストを下げられることです。

 また、以前暮らしていた姫路市に比べると田舎ではありますが、人情味があるところです。子ども会の野球部や地域の祭りなども盛んなので、地域の繋がりが深く、温かい町だと感じています。

■私のおすすめ・お気に入り

 高砂市内には、神社仏閣が多く現存しています。その中でも、個人的には「鹿嶋神社」、「生石神社」、「高砂神社」がおすすめです。それぞれ特徴のある立派な神社なので、市外からのお客さんをお連れし、3社巡りをすることもあります。

 また、あなご料理の「そらまめ」さん、京懐石の「輝高」さん、かつめしの「一平」さんなど、美味しい飲食店がたくさんあります。

■移住を考えている人へメッセージ

 高砂市は自然が多く、また、神社仏閣が多く残る静かな町です。他にも、スーパーマーケットが多いので買い物に便利、水道代が安く生活コストを下げられる、道路や駐車場が広いなど、生活において便利な点がたくさんあります。

 現存する唯一の、絹ちりめん地の高砂染の着物が、染め物店だった尾崎家の古民家を改装した「高砂や」に展示されています。歴史のまち高砂へ、是非一度遊びに来てください。

この記事に関するお問い合わせ先

政策部 シティプロモーション室(移住定住)

〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

電話番号:079-441-9904

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