No.1 株式会社福助堂 福田裕文さん

更新日:2024年03月25日

令和5年度の移住・定住施策の1つとして、本市のふるさと納税返礼品を提供する事業所で働く方を取材し、市の産業を通して高砂市の魅力をご紹介します。

たくさんの「住みたい」「住み続けたい」が実現できる街として、高砂市民の方はもとより、市外の方にも選んでいただけるよう、本市の素敵な魅力をお届けしていきます。

日本三奇「石の宝殿」とともに

和菓子が陳列されたカウンターの中で微笑みながら手を差し出す白い服の男性

福助堂二代目店主 福田裕文さん

仕事内容について

  創業昭和34年、荒井町にある和菓子屋「福助堂」を営んでいます。先代の父から引き継いだお店で、私が二代目です。

 甘いものが重宝されていた昔とは違い、今は飽食の時代になりました。消費者のニーズも時代に合わせて変化し、コンビニなどで手軽にお菓子を手に取ることができる今、値段でほかのお店と勝負することはできません。第一に美味しさにこだわり、福助堂に来ないと食べられない、個性ある“オンリーワンのお菓子”を作ることで、商品を広く発信していきたいと考えています。

商品について

 今回は、複数あるふるさと納税の返礼品の中から「浮石」をご紹介します。

浮石

店主イチ押しの「浮石」

浮石とは?

 実は、浮石は、高砂市にある生石神社のご神体である巨石「石の宝殿」の別名なんです。推定500トン近くある巨石は、いつ、誰が、何のために作ったのか謎に包まれていて、日本三奇のひとつにも選ばれています。この、石の宝殿をイメージして作ったお菓子が「浮石」です。

 福助堂の「浮石」は、香ばしいくるみ入りの白あんを、はったい粉入りの焼皮で包んだ饅頭です。石のゴツゴツ感を出すため、ひとつひとつ心を込めて、手作りしています。焼皮の上には粉糖をまぶし、浮石の雰囲気を表現しました。

商品誕生のきっかけ

 平成26年に、石の宝殿を含む竜山石採石遺跡が国の史跡に指定されたことをきっかけに、生石神社のより一層の発展を願い、宮司さんの協力を得て誕生したお菓子です。実際の浮石のイメージだけでなく、味にもこだわり、何度も何度も改良を重ねた逸品です。

商品への想い

 高砂市内で指折りの観光名所である「石の宝殿」の名物として、このお菓子を発信し、生石神社とともに高砂市を盛り上げていきたいと思っています。ここでしか食べられない、オンリーワンのお菓子です。是非一度ご賞味ください。

「高砂市」の魅力

 高砂市は、電車や幹線道路が整備されているので、どこからでもアクセスが良い。また、買い物にも困らない、暮らしやすい町です。企業の町として発展してきたので、浜手を中心に工場が立ち並び、働く場所にも困らないですね。

 また、昔に比べると都会化してきてはいますが、今も人と人との繋がりや祭り文化が残る、温かい町です。

私のおすすめ

 随所に様々な文化が感じられる、歴史のある町です。生石神社、十輪寺、高砂神社、曽根天満宮など、市内各所に魅力的な神社仏閣が残っているので、ぜひ訪れてみてほしいです。

 また、あまり知られていませんが、「宮本武蔵・伊織生誕の地」とも言われています。諸説ある中で、他の説に埋もれてしまっていますが、もっとたくさんの人に知ってもらいたいですね。

移住を考えている方へ

 昔と比べ、家や道路が整備され、住みやすい町になりました。これからますます、暮らしやすい町になっていくのではないかと期待しています。

 近年は、観光にも力を入れていると感じています。今はまだ知名度が低いですが、石の宝殿や高砂神社など、歴史的な観光名所がたくさんありますよ。一度遊びに来てもらえれば、満足してもらえると思います。ぜひ遊びに来てくださいね。

この記事に関するお問い合わせ先

政策部 シティプロモーション室(移住定住)

〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

電話番号:079-441-9904

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