No.4 株式会社下村商店 下村晋平さん

更新日:2024年03月25日

令和5年度の移住・定住施策の1つとして、本市のふるさと納税返礼品を提供する事業所で働く方を取材し、市の産業を通して高砂市の魅力をご紹介します。

たくさんの「住みたい」「住み続けたい」が実現できる街として、高砂市民の方はもとより、市外の方にも選んでいただけるよう、本市の素敵な魅力をお届けしていきます。

高砂名物「焼きあなご」を守り続けて

下村商店の外観

歴史を感じる外観

穴子を串に刺す男性

下村晋平さん

仕事内容について

 高砂町で、焼きあなごの専門店「下村商店」を営んでいます。日露戦争後に高砂町の農人町で魚屋として始めたお店で、私で4代目になります。

商品について

 毎朝、姫路の市場から生きた状態のあなごを届けてもらっています。大きさにより選別した後に、絞めて捌いてから串に刺し、1日以上冷蔵庫で寝かせます。こうすることで、熱を加えたときにあなごが丸まらなくなり、綺麗に焼くことができるんですよ。

 1日以上寝かせたら、生醤油につけたあなごをじっくりと焼いていきます。手間はかかりますが、うちわで扇ぎながら焼くことで、ふんわりと柔らかい身に焼きあがります。最後に、醤油・みりん・酒・出汁などを混ぜた秘伝のタレにくぐらせたら、自慢の焼きあなごの完成です。

穴子を焼いている様子
焼きあなごをタレにくぐらせる様子

商品誕生のきっかけ

 創業当時は魚屋として営業をしていましたが、経営がうまくいきませんでした。「何か専門的なお店を…」ということで、当時高砂近郊でもたくさん採れていた、あなご専門のお店を始めたと聞いています。私の中では、阪神淡路大震災の頃までは余るほどあなごが採れていたと記憶していますが、今ではすっかり漁獲量が減ってしまい、現在は韓国産を中心に、各地のあなごを使用しています。

おすすめの食べ方

 そのまま食べてももちろん美味しいですが、どんぶりや酒のアテにもぴったりです。お好みの方法でお召し上がりください!

商品への想い

 後継者不足や地球温暖化による漁獲量減少の問題はありますが、これからもできるだけ長くこのお店を続けていきたいと思っています。地元の方はもちろん、最近よく見る高砂町で町歩きを楽しむ方にも、ぜひお立ち寄りいただきたいですね。

「高砂市」の魅力

 長く高砂市で生活していますが、交通の便が良く災害が少ないので、とても住みやすい町だと感じています。今も近所同士の付き合いが残っているので、安心して生活することができますよ。

 また、教育面も充実しているので、子育てにもピッタリな町だと思います。

私のおすすめ

 市内には、神社・仏閣など、歴史的なところがたくさん残っています。最近では工楽松右衛門旧宅の周りで、古民家を活用したオシャレなカフェが増えています。中でも「古陰」さんは、私の娘のお気に入りだそうです。

 また、あまり知られていませんが、「石の宝殿」で有名な生石神社は、日本三奇のひとつにも選ばれているんですよ。ぜひ一度訪れてみてくださいね。

移住を考えている方へ

 高砂市は交通の便が良い町です。姫路や神戸など近隣都市へのアクセスも良いので、通勤・通学や、お出かけにも便利です。また、災害が少ないので、安心して穏やかに暮らすことができますよ。

 普段はあなごの串焼きのみを販売しているのですが、万灯祭(令和5年度は9月16日、17日開催予定)では、あなご丼やあなごの天ぷらも販売予定です。皆さん、遊びに来てくださいね。

関連ホームページ

この記事に関するお問い合わせ先

政策部 シティプロモーション室(移住定住)

〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

電話番号:079-441-9904

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