プロテニスプレイヤー 唐津 裕貴さん

更新日:2025年03月11日

縁の輪2024 -移住・定住編-

高砂市で活躍する人物やゆかりのある人物にフォーカスし、人々の活躍を通して本市の魅力をお伝えしていきます。

プロテニスプレイヤー 唐津 裕貴さん

昨年5月、こどものころから憧れていたプロテニスプレイヤーになるという夢をかなえたばかりの唐津さん。日々の練習や国際大会への参加など、目まぐるしい毎日を過ごしている唐津さんに、これまでの歩みやこれからの目標についてお話を伺いました。

高砂市在住のプロテニスプレイヤー唐津さん

テニスとの出会い

テニスを始めたのは保育園年長の頃です。家族みんなで楽しめるスポーツを始めよう、という両親の提案の元、姉とともにテニススクールに通いはじめました。中学までは市内の学校に通学しながらテニスクラブに通って技術を磨き、その後テニスの強豪校である相生学院高等学校加古川校に進学しました。全国各地からテニスを本格的に学びたい生徒が集まり、寮生活をおくる同級生も多い中、実家から通える距離にこの学校があったことはとても恵まれていたと思います。

憧れの世界へ

練習中の唐津さん

練習は週6日。お忙しい中、快く取材に応じてくださいました。

こどものころに世界で活躍する選手をテレビで見てから、ずっとプロの世界に憧れがありました。相生学院からプロの道に進んだ先輩を間近で見て、僕もプロになって世界で活躍したい!という気持ちが大きくなりました。高校卒業後は大学に進学する同級生が多い中、プロの道に進むことに。昨年5月にプロに転向してからは、学生時代とは大きく意識が変わりました。これまではコーチに言われたことを一生懸命こなしていたのですが、今は自分に足りない部分や必要なことを自分自身で考えながら、練習やトレーニングに励んでいます。一日一日目標を立て、何も考えずにプレーする時間がなくなるよう意識していますね。

世界でたたかう

試合中の唐津さん

令和7年3月に行われた国際大会の様子1

昨年は、1年間で6か国の国際大会に出場しました。試合に参加するために、まずは試合のエントリー、飛行機や宿泊先の予約も自ら行い、2週間から1か月現地に滞在しながら試合に参加します。日本とは異なる気候や食事、慣れない英会話など、世界で戦うためには試合以外の面でもタフさが必要です。

試合でサーブをする唐津さん

令和7年3月に行われた国際大会の様子2

僕は身長180cmあるのですが、それでも海外に行くと上を見上げるような選手ばかり。高身長な上に体格も良いので、パワーではなかなか太刀打ちできません。僕のテニスの持ち味は、粘り強さや前に出て戦う技術です。自分の武器を磨き、常に上を目指していきたいです。

高砂から世界へ

応援してくれる家族やトレーナーさん、スポンサーの方々に支えていただき、プロとして活動できることに感謝しています。今後イベントなどを通し、自分を知ってもらう機会を増やしていきたいですね。

将来は日本代表としてオリンピックに出場することが目標です。世界での活躍を通して、日本でももっとテニスが盛んになれば嬉しいです。

海外に拠点を移す選手も多いですが、今は日本で頑張りたいという気持ちが強いです。「高砂からすごい人が出てきた」と言ってもらえるように、これからも頑張っていきます!

練習中、真剣な表情の唐津さん

プロフィール

2005年生まれ、20歳。高砂市出身・在住。家族みんなで楽しめるスポーツをと、両親の提案で年長の頃にテニスを始めた。高校卒業後プロの道に進み、現在も地元に拠点を置きながら、海外で開催される国際大会に挑戦している。【取材:令和7年3月6日】

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兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

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