縁の輪2021-移住・定住編-「たかさごで輝く魅力人」No.2 大西正起さん

更新日:2022年04月12日

高砂市で市の特性、資源を活かしながら、様々なつながりの中で生活している市民の方の高砂市における魅力ある暮らし方をリレー方式でご紹介します。 高砂市民の方はもとより、高砂市がたくさんの「住みたい」が実現できる街として市外の方に選んでいただけるよう、本市の素敵な魅力をお届けしていきます。

伊保漁業協同組合 大西正起さん 「高砂オイスター “結(ムスビ)” 高砂の旨いがここにある!」

曇り空の海を背にして、両手で沢山の牡蠣が入っている網目状の筒を持って笑顔で写真に映るメガネを掛けた男性の写真

高砂市居住歴

祖祖父の代から漁師の家庭に育ち、4代目。生まれも育ちも高砂市です。

仕事について

しらす、いかなご漁を本業としています。今の時期は主にしらす漁、2時過ぎには起きて漁に出ます。12月から3月は閑散期となるため、この間の収入源を確保することを目的に何かできないかと思い、試行錯誤の結果、辿り着いたのがこの「たかさごオイスター“結”」でした。

たかさごオイスター“むずび”についての想い

着手して今年で7年目になりますが、一筋縄ではいきませんでした。当時養殖していたのりには悪影響を及ぼすプランクトンが貝には害を与えないことが分かり、アサリやたいらぎ貝の養殖にも試みましたが、手間と費用を考えると断念。県内の産地等にも相談してみると、高砂の海域は牡蠣の養殖に向いているのではないかとのこと。心は決まった。「牡蠣でいこう!」

海のポテンシャルが高いことが分かれば、あと必要なものは牡蠣が育つしかけと知識でした。オーストラリア総領事館にもアクションを起こし、現地の牡蠣養殖場へ視察にも行きました。そこで日本ではまだ珍しいバスケットを用いた「フローティングバスケット」方式によるシングルシード(一粒牡蠣)養殖に着目し、導入。ギャンブルみたいな挑戦ではありましたが、一つの産業として取り組みたいという思いの方が強かったですね。また、全国の産地にも視察に行ったり、生産者同士のミーティングや年1回のセミナー等を通じた勉強会も貴重な機会だと思い、研究に費やす時間も惜しみません。

7年の月日を経て、ようやく「身はプリッと丸く、旨味は濃厚なのにスッキリとした味わい」の最高品質の牡蠣が完成しましたが、まだまだ生産量などの課題は山積です。今年3月の漁師の甲子園ともいわれる、全国青年女性漁業者交流大会では、これまでの取組みが認められ、水産庁長官賞をいただきました。さらに研究を進め、高砂市の知名度を上げ、次の大会では水産大臣賞を視野に頑張りたいと思っています!

私のおすすめ・お気に入り

今は生産量が限られており市内2か所の飲食店にしか卸していませんが、高砂にオイスターバーがあればいいなと思っています。

移住を考えている人へメッセージ

地域での繋がりをしっかりと感じられるところがいいと思っています。

秋祭りの「たて・よこ」の関係も心地よいもの。

でも、まずは私たちの想いが詰まった「高砂の旨い」を食べに来てください!!

この記事に関するお問い合わせ先

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〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

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