縁の輪2021-移住・定住編-「たかさごで輝く魅力人」No.28 多田智治さん
高砂市で市の特性、資源を活かしながら、様々なつながりの中で生活している市民の方の高砂市における魅力ある暮らし方をリレー方式でご紹介します。
高砂市民の方はもとより、高砂市がたくさんの「住みたい」が実現できる街として市外の方に選んでいただけるよう、本市の素敵な魅力をお届けしていきます。
地域の繋がりに感謝!

■高砂市居住歴
曽根町で生まれ育ち、その後しばらく市外に出ていましたが、来月から高砂に戻ってくる予定です。
■仕事について
平日はサラリーマンをしながら、日曜日のみ、山陽電車曽根駅前で「ただの珈琲」という珈琲スタンドを営業しています。元々は趣味が高じて移動販売から始まったお店で、2018年からこの場所に店舗を構えました。この地域には気軽に珈琲をテイクアウトできるお店が少ないので、通勤客や曽根天満宮の参拝客、また、地域の小学生からお年寄りまで、多くの方に利用していただいています。
お店のこだわりは、自家焙煎した珈琲豆です。珈琲に関する資格をとったり大会に出たり、また、他の珈琲屋さんと味を共有することで、“自分が美味しいと感じる味よりも、皆が美味しいと感じるような味”を日々追求しています。
■開業の場所を高砂市内(今現在の店舗)に選んだ理由
昔と比べて地域の喫茶店なども少なくなってしまったので、「地元の人に美味しい珈琲を飲んでもらいたい」また、「地域の人が気軽に集える場所を作りたい」と考えていました。そんな中、知り合いを通してのご縁もあり、空きのあった現在の場所に店舗を構えることになりました。
毎週朝6時から営業しているので、「暗い時間にお店の電気がついているのを見ると安心する」というお声を、女性の方を中心にいただきます。また、珈琲の話から他愛もない話まで、僕とお喋りしに来てくださるお客さんも多く、このお店が地域の人にとって身近に感じられ、気軽に集まれる場所になれば嬉しいです。
■高砂市に住んでいて「よかった!」
これはしばらく市外に出て感じたことですが、高砂市は水が美味しいです。水道代が安いというのはよく聞く話ですが、“水道水をそのまま飲んでも美味しい”というのは、近隣の市町と比べて強く感じた点です。
また、地元という安心感と、お祭りがある地域ならではの、人と人との距離感が近いところが好きです。地域の小学生からお年寄りまで、すべての人が声を掛け合える関係で、誰かを通じてみんなが繋がっています。この繋がりがあることで、仕事においても融通が利いたり協力してもらえたり、地域のみなさんに助けてもらっていると感じています。
■私のおすすめ・お気に入り(場所・食べ物など)
曽根地区のソウルフードとして、安田大納言のあん玉、藤原のにくてんは外せません!
また、今はちょうど曽根天満宮の梅が綺麗です(取材日3月12日)。色々な種類の梅が植えられているので、様々な地域からカメラ持った人が来ているのを見かけます。
■移住を考えている人へメッセージ
高砂市はみんな人柄が良く、世話焼きが多くて温かいところです。忙しくないのでゆったりと暮らすことができ、スローライフを楽しめますよ。
お祭りのある地域は外から入りづらいと思われがちですが、引っ越して来たばかりで地域と繋がりが少ない人には、必要としている人に繋げてあげるなど、外からも入りやすい環境になるよう努力しています。
市内各所に新しいお店も増えて高砂市全体が盛り上がってきているので、ぜひ一度遊びに来てくださいね。
更新日:2023年07月25日