市議会だより 令和2年第1回臨時会・3月定例会合併号(テキスト版)

更新日:2021年10月29日

高砂市議会だより 第207号 令和2年第1回臨時会・3月定例会合併号

2020年(令和2年)5月

発行

高砂市議会 高砂市荒井町千鳥1-1-1 電話番号 079-443-9061

編集 市議会だより編集委員会

トピックス

令和2年度当初予算を可決!

日程

第1回臨時会

1月20日(1日間)

1月20日 開会、市長の提案理由の説明、議案質疑、委員会審査、委員長報告、討論採決、閉会

3月定例会

2月21日から3月9日まで(18日間)

2月21日 開会、市長の提案理由の説明
 25日 質疑(補正関係分)
 26日 質疑(補正関係分)、委員会審査(補正関係分)
 27日 委員会審査(補正関係分)
 28日 本会議

3月2日 委員長報告、討論採決(補正関係分)、質疑(当初関係分)
 3・4日 質疑(当初関係分)
 5・6日 委員会審査(当初関係分)
 9日 委員長報告、討論採決(当初関係分)、質疑(追加提案)、委員会審査(追加提案)、委員長報告、討論採決(追加提案)、閉会

6月定例会は、6月11日木曜日開会予定です。

〈第1回臨時会〉議案概要・委員会審査の概要報告

可決した事件議案

  • 市有土地の売却について

可決した条例議案

  • 高砂市民病院改革推進委員会条例

可決した補正予算

  • 第7回令和元年度高砂市一般会計補正

総務常任委員会

条例議案、予算議案

 高砂市民病院改革推進条例を定めることについては、平成31年3月に「高砂市民病院のあり方検討委員会」の答申を受け、市の対応方針を作成し取り組んでいるなか、課題となっている項目について外部有識者から必要な提言を求め、経営課題の解決を迅速・着実に進めるために委員会を設置するものです。超高齢化社会を目前にする今、東播磨全体の医療体制の中で高砂市民病院が担う地域医療の役割と連携、そして経営改善に向けて市が5年後、10年後のビジョンをしっかりと定め、地域医療の核の一つとして医療体制を構築していくよう意見しました。

〈3月定例会〉議案概要

可決した事件議案

  • 松村川防潮水門建設工事請負契約の一部を変更することについて
  • 市道路線の認定について
  • 市道路線の変更について
  • 市道路線の廃止について

可決した条例議案

  • 高砂市医療費助成条例の一部を改正する条例
  • 高砂市福祉事務所設置条例の一部を改正する条例
  • 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
  • 高砂市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
  • 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例
  • 高砂市印鑑条例の一部を改正する条例
  • 高砂市手数料条例の一部を改正する条例
  • 高砂市国民健康保険条例の一部を改正する条例
  • 高砂市市営住宅条例の一部を改正する条例
  • 高砂市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例
  • 高砂市民病院使用条例の一部を改正する条例

陳情

  • 国の指定難病医療費助成制度の改善に関する陳情書

可決した補正予算(元年度)

  • 第8回令和元年度高砂市一般会計補正
  • 第9回令和元年度高砂市一般会計補正
  • 第3回令和元年度高砂市国民健康保険事業特別会計補正
  • 第3回令和元年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計補正
  • 第4回令和元年度高砂市介護保険事業特別会計補正
  • 第3回令和元年度高砂市広域ごみ処理事業特別会計補正
  • 第4回令和元年度高砂市水道事業会計補正
  • 第4回令和元年度高砂市下水道事業会計補正
  • 第4回令和元年度高砂市病院事業会計補正

可決した予算(2年度)

  • 令和2年度高砂市一般会計
  • 第1回令和2年度高砂市一般会計補正
  • 令和2年度高砂市国民健康保険事業特別会計
  • 令和2年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計
  • 令和2年度高砂市介護保険事業特別会計
  • 令和2年度高砂市広域ごみ処理事業特別会計
  • 令和2年度高砂市水道事業会計
  • 令和2年度高砂市工業用水道事業会計
  • 令和2年度高砂市下水道事業会計
  • 令和2年度高砂市病院事業会計

実施される主な事業

  • 特定健康診査等事業

(特定健診の受診案内に、図書カードが当たる応募ハガキを同封するもの)

  • 情報環境整備事業

(1日に1授業分程度、児童・生徒が1人1台タブレットで学習できる環境を整備するもの)

議案の表決結果(3月定例会)

紙面の都合上、賛否の分かれた議案を掲載しています。

議長は表決に加わりません。

令和元年度補正

議案

第8回令和元年度高砂市一般会計補正予算

新政会
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 議長
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 石崎 徹 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
好砂会
  • 横田 英樹 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
議決結果

可決

議案

第9回令和元年度高砂市一般会計補正予算

新政会
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 議長
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 石崎 徹 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
好砂会
  • 横田 英樹 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
議決結果

可決

令和2年度条例議案

議案

特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

新政会
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 議長
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 石崎 徹 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
好砂会
  • 横田 英樹 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
議決結果
  • 可決
議案

高砂市手数料条例の一部を改正する条例

新政会
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 議長
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 石崎 徹 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
好砂会
  • 横田 英樹 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
議決結果

可決

議案

高砂市国民健康保険条例の一部を改正する条例

新政会
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 議長
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 石崎 徹 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
好砂会
  • 横田 英樹 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
議決結果

可決

令和2年度予算議案

議案

令和2年度高砂市一般会計予算

新政会
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 議長
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 石崎 徹 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
好砂会
  • 横田 英樹 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
議決結果

可決

議案

第1回令和2年度高砂市一般会計補正予算

新政会
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 議長
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 石崎 徹 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
好砂会
  • 横田 英樹 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
議決結果

可決


議案

令和2年度高砂市国民健康保険事業特別会計予算

新政会
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 議長
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 石崎 徹 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
好砂会
  • 横田 英樹 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
議決結果

可決


議案
  • 令和2年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計予算
新政会
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 議長
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 石崎 徹 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
好砂会
  • 横田 英樹 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
議決結果

可決


議案

令和2年度高砂市介護保険事業特別会計予算

新政会
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 議長
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 石崎 徹 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
好砂会
  • 横田 英樹 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
議決結果

可決


議案

令和2年度高砂市広域ごみ処理事業特別会計予算

新政会
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 議長
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 石崎 徹 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
好砂会
  • 横田 英樹 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
議決結果

可決

人事

  • 固定資産評価審査委員会委員を選任するにつき同意しました。

高砂市荒井町 堀 直樹
明石市朝霧南町 塩崎 篤史

  • 教育委員会委員を任命するにつき同意しました。

高砂市阿弥陀町 神尾 信作

意見書を提出しました

令和2年3月9日に議決された下記の意見書を内閣総理大臣等に対し提出しました。

指定難病医療費助成制度の改善を求める意見書

内容については高砂市議会ホームページをご覧いただくか、高砂市議会事務局(079)443-9061までお問い合わせ下さい。

〈3月定例会〉委員会審査の概要報告

総務常任委員会

令和元年度補正予算
  • 「地方創生交付金」(国)を申請しなかった理由を確認し、他市の事例も参考に有利な財源を最大限活用することを意見しました。
  • 防災行政無線については、デジタル無線に変更されます。これに伴い、他の電波帯への干渉がなくなり音がクリアとなり聞こえにくさの改善につながることを確認しました。
  • 財政運営について、今年度の補助金を活用するために、年度末に予算化し翌年度に着工する事業が2事業あり、これらの事業では一度繰り越しをしているため翌年度中に事業を完成させなければなりません。(2度の繰り越しは原則認められないため)改善策として「ゼロ市債」の活用について検討するよう意見しました。(当年度内では予算執行がないが、見積もり等準備を進めることができ、工事期間の平準化と最大工期が24ヵ月利用できる)
条例議案
  • 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、4月より会計年度任用職員制度がスタートすることに伴い、非常勤特別職の職務が限定されます。図書館の名誉館長の職務は、市や教育委員会へ「播磨地方の歴史や文化の専門的知見で市の活性化やシティプロモーションに活用する助言」に限定することになるため、月額報酬から日額へ変更されることを確認しました。
令和2年度当初予算
  • 令和2年度から臨時・非常勤職員の多くが会計年度任用職員に移行することから、会計年度任用職員の人件費について、市の影響額(約8300万円)より国からの交付税算入額(約6200万円:7月末に確定)が少ないことを確認し、国にしっかり地方行政の状況を報告することを意見しました。
  • 元年度に「ひょうご地方創生交付金」(県)を受け実施した事業について、数値目標などの達成状況を継続して報告することを意見し、令和2年度も当交付金の申請を行う予定で準備していることを確認しました。

文教厚生常任委員会

令和元年度補正予算
  • 小・中学校情報環境整備事業については、「GIGAスクール構想(義務教育を受ける子どもに、1人1台のPCや高速ネットワーク環境などを整備する計画)」の実現に向けたICT環境整備の5ヵ年計画及び市の基本方針について確認しました。さらに、この機会に体育館、公共施設等への高速ネットワーク環境の整備も視野に進めるべきと意見しました。また、小中学校ICT環境整備の現状と活用状況について、現地視察を行い確認しました。
条例議案
  • 高砂市民病院に関する条例改正については、許可病床数の削減(290床→199床)によるメリット・デメリット並びに改正箇所の周知方法について確認しました。また、経営改善の一環として地域包括ケア病棟の無料個室化について、今後の実施スケジュールも確認しました。
令和2年度当初予算
  • 教育費の教材備品購入事業については、小中学校図書室の開室時間、図書の選定基準、充足率についての確認および現地視察を行いました。また、学校図書室の利用促進のため司書教諭に加え、学校司書の全校配置を求めました。さらに中学校給食が令和元年度よりスタートしたことから、個人会計のデメリットを公会計化によって解消するよう求めました。これらは閉会中の継続審査においてもフォローを推進していきます。
  • 国民健康保険事業特別会計予算への一般会計からの繰入については、平成30年度の新制度施行に伴い、財政運営は都道府県が中心的な役割を担うこととなっています。医療費の増加等、保険料の負担増加分は、福祉医療波及分を繰り入れ保険料の抑制を行うとしているが、更なる保険料率の公平さを求め、繰入金の経緯も踏まえ確認を行い議論しました。
陳情
  • 国の指定難病医療費助成制度の改善に関する陳情書については、12月定例会から継続審査となっていました。持続可能な社会制度を築くため、保険財政のバランスも視野に、軽症者も安心して継続治療が受けられる体制を拡充するよう、国へ求める意見書を提出すべきであるとの意見が多く、全会一致で趣旨採択としました。

建設環境経済常任委員会

令和元年度補正予算
  • 勤労者総合福祉センターの雨漏り修繕に関し、指定管理者による修繕計画の状況などを確認し、指定管理者が行うべきことと市が行うべきことなど様々なケースがある中、修繕・改修の立案についての責任の所在など論点整理が必要であり、市の組織体制を含めた調査、検討を求めました。
  • 森林境界確認業務等委託料減額については、平成31年度当初予算に計上された人工林の現状確認、境界確定作業について、実施不要の判断に至った説明を受けました。また、報告が滞った状況についての改善を求めました。
事件議案
  • 市道路線の変更については、宅地開発などに伴う路線の変更において、対象地域のみならず、全体を見据え活性化の起爆剤とするべきであること、また、古いまち並みを活かしたまちづくり、高砂駅南地区整備事業、サンモール跡地の計画などの動向も注視した対応を行っていただきたいとの意見を付しました。
条例議案
  • 高砂市市営住宅条例の一部を改正する条例については、民法の一部改正に伴うもので、延滞利率の変更や連帯保証人の要件が変更となるものです。また、改定の周知については、分かりやすいパンフレットを作成し、入居者に対し丁寧な説明とともに理解を得ながら、契約更新に向けた対応を円滑に進めていくことを確認しました。
令和2年度当初予算
  • コミュニティバス路線再編事業において、乗客数の多い路線に集中運行を進め利便性と黒字化を進め、乗客数の少ない路線に関しては福祉的な移動手段としての支援を考えるべきではないか、といった議論がありました。当局からは、抜本的な再編検討が進められていることを確認しました。
    アンケート調査の分析をもとに対象者やニーズを見極めたうえで、公共交通と移動支援を切り分けて検討していくことを確認いたしました。

広域ごみ処理施設対策特別委員会

  • 補正予算については、人件費や道路工事等の執行残額を審査しました。次に令和2年度予算129億円の主なものとしては広域ごみ処理施設建設事業費であり、新年度から本格的なプラント機器据付工事がはじまります。順次、機器据付ごとに立会検査が行なわれ着実に工事が進められる施工計画となっており、現在のところ広域ごみ処理施設の建設工事はスケジュール通りであることを確認しました。
    また、周辺環境整備では、ごみ搬入ルートの道路舗装整備工事や公園整備などが予定されており、地元地域の自治会等と協議のうえ合意形成を諮りながら進める方針であることを確認しました。
    そのほか、広域ごみ処理施設周辺地域コミュニティ支援事業補助金、広域ごみ処理施設周辺漁業振興事業補助金については対象となる事業内容や令和2年度の予算を確認しました。

行政視察来庁市一覧(令和元年度)

愛媛県今治市/エンディングプランサポート事業について

千葉県我孫子市/議会選出の監査委員について

三重県松阪市/文化振興によるまちづくりについて

鹿児島県姶良市/新庁舎整備及びJR曽根駅・山電高砂駅周辺整備について

宮崎県都城市/河川、下水道(雨水)及びため池等による総合治水の推進について

埼玉県深谷市/地域防犯対策事業について

北海道留萌市/市民病院の経営改善に向けての議会の取り組みについて

福岡県福津市/河川、下水道(雨水)及びため池等による総合治水の推進について

佐賀県鳥栖市/給食費(副食費)無償化について

静岡県三島市/議会選出の監査委員の廃止に至る流れについて

北海道伊達市/図書館の取り組みについて

徳島県美馬市/商業活性化基本計画について

神奈川県座間市/文化振興条例について

福島県いわき市/治水対策事業について

和歌山県白浜町/治議会選出の監査委員の廃止に至る流れについて

総務常任委員会 視察報告

日程/令和2年1月23日木曜日、24日金曜日

シティプロモーションの推進について(神奈川県藤沢市)

 藤沢市では「キュンとするまち、藤沢」をキャッチフレーズに、まちのブランド価値を高め、市民の誰もが愛着を持ち、市外の方にも藤沢市の魅力を知ってもらえるよう取り組んでいます。市民と協働している点が特色であり「ふじさわファンクラブ」では5000人の会員がSNSなどで市内の魅力を発信するほか、企業とパートナーシップを締結しイベントや地域活性事業を行なっています。さらには、マスコットキャラクターの「ふじキュン」をリンクフリーとし市民活動や地域活動、企業のイベント等で活用されています。市が情報を発信するだけではなく、市民と協働して市を盛り上げていくこの取り組み方を高砂市へ反映させていきます。

人工知能(AI)や業務自動化ツール(RPA)を活用したサービス向上と業務改善について(東京都港区)

 港区では、平成30年度を「港区AI元年」として、人工知能(AI)や業務自動化ツール(RPA)などの先進的なICT活用を全国自治体に先駆けて進めています。職員の業務量を年間10000時間削減を目指し、テレビ会議やテレワークの導入、11の手入力だった業務をRPAによる効率化で業務量を削減、外国人居住者向けに「多言語AIチャットによる外国人向け情報発信や自動翻訳」の導入などで縮減できた人材を市民との対話にあてることや、5カ所の支所でワンストップ相談窓口を設置するなど区民サービスの向上につなげています。
 高砂市でも国民健康保険でのレセプトチェックでのRPA試験導入が実施されていますが、様々な分野で今後AIやRPAで賄える事務作業があります。効率よく運用し、多様化する社会に向け、市民サービスの向上に努めるべく議論していきます。

建設環境経済常任委員会 視察報告

日程/令和2年1月23日木曜日、24日金曜日

官民一体型の教育改革について(佐賀県武雄市)

 ICT教育が導入され、プログラミング教育が必修化となることから武雄市に出向き先進事例について伺いました。武雄市では、ICT教育の推進として2014年度から2ヵ年で、小中学校1人1台のタブレット端末を導入し、新たな学習内容として、タブレット端末を家庭に持ち帰り、動画を使って予習をする武雄式反転学習『スマイル学習』を全ての小学校で行っています。
 さらには、普通教室への電子黒板の完備、ICT教育推進員を各校に1名配置するなど、「官」のシステムに「民」のノウハウや活力を組み合わせた、官民一体型の教育には高く評価できると感じました。また、2017年には話題のロボット・Pepper(計105台)をすべての小中学校へ導入し、プログラミング教育の育成に活用しているようです。

生活支援コーディネーターについて(福岡県福津市)

 福祉サービスにおいては、地域の負担も大きく、福祉活動がうまく進まない状況を踏まえ、先進地である福津市へ出向き、地域での支え合いづくりの必要性と支え合いづくりの考え方について伺いました。協議体の取り組みとして生活支援コーディネーターは、誰もがみんな住みやすい仕組みやそれを支えるひとのネットワークをつくることが重要な役割です。
 また、支え合い協議体の活動は、地域の情報を共有し支え合いを通じ各地域からの自由参加と意見反映をすぐに実行に移す取り組みを大切にしています。毎月の開催に合わせた「協議体通信」も発行し、リーダーシップを発揮されている姿も印象的でした。

文教厚生常任委員会 視察報告

日程/令和2年1月23日木曜日、24日金曜日

宮バス・宮タクについて(静岡県富士宮市)

 富士宮市では、少ない負担で多くの住民の生活交通を確保するコミュニティバスシステムの導入と高齢者等が必要なときに必要な場所に移動できるデマンド型乗合タクシーの併用により、地域公共交通計画の基本構想のもと交通まちづくりを展開されています。宮バスにおいては、ネーミングライツによりバス停1基ごとに協力金を求める「バス停オーナー制度」という地域住民が公共交通を支える地域貢献の仕組みを採用し、宮タクにおいては、高齢者を自宅までお迎えするドアtoドアサービスをバス料金並みの低額料金で設定するなど市民満足度の高い公共交通の仕組みを構築されていました。
 また、交通まちづくりを深化するべくPDCAの実践、モビリティ・マネジメントの推進、アイデアの創出など持続可能な公共交通の仕組みの構築とさらなる満足度の向上に意識高く取り組まれていました。今後、当市における公共交通再編計画の議論の中でも今回の視察で得た知見を生かしていきたいと考えます。

リノベーションまちづくりについて(静岡県沼津市)

 沼津市では、市内で増加する空き家・空き店舗などの民間遊休不動産や利用度の低下した公共施設や公共空間の活用事業を通して、収益性を兼ね備えた「民間主導の公民連携型まちづくり」を展開されています。一定のエリアにおいて複数の遊休不動産再生を面的に展開することにより、雇用の創出、コミュニティの再生、エリアの価値向上を促進するものであり、家守(やもり)会社という民間自立型まちづくり会社を育成支援し、不動産オーナーとビジネスオーナーのコーディネーターとしてエリアマネジメントに取り組んでいます。一例として、マッチングで得た収益によるまちへの再投資の事例、まちづくりファンドやクラウドファンディングの資金調達方法、更には、稼ぐ公民連携の仕組みについて知見を得ることができました。
 今後、当市のまちづくり施策において、遊休不動産を循環させる仕組みや行政支援の関わり方を議論していきたいと考えます。

議会運営委員会 視察報告

日程/令和2年1月29日水曜日、30日木曜日

市議会の危機管理・災害対応について(神奈川県綾瀬市)

 災害発生時の議会と議員個々の対応について、綾瀬市ではすでに「綾瀬市議会災害対応指針」を策定し、行動されています。策定の発端は「災害発生時の議員個々の動きが行政の対応活動に支障をきたすのではないか。」との議員による問題提起であったとのこと。その指針には、災害時の議会と議員の基本的な対応のあり方、対応方針、市に警戒本部や対策本部などが設置された時の議会の対応、市の対応活動との連携などが定められています。
 高砂市議会では現在、災害時の対応については議員個々に任せており、今後、議会としての対応や市との連携などについて綾瀬市の事例を参考に取り組んでいきます。

議会改革の取り組みについて(東京都町田市)

 町田市議会では、開かれた議会や議会活性化を目的に、平成10年より現在まで62項目に及ぶ様々な改革に取り組まれています。
 中でも、早い時期からのICT活用の導入、常任委員会による市民団体との懇談会の開催、市民が傍聴しやすいための改善策、高校生との交流など参考となる多くの課題について調査してきました。
 町田市議会のこれらの取り組み課題について、当市議会としてどのように導入し、どう生かしていけるかをまず検討していきます。

議会ってどんなとこ?(その4)

政務活動費

議員が調べものをしたり、勉強したりするために使うお金のことです。

  • 高砂市では、議員一人あたりに年間30万円支給されます。
  • 議員が視察に行くための旅費や、研修の参加費、調べものをするための本の購入などに使えます。
  • 高砂市では、調べものなどで議員が実際に使ったお金のうち、議長に適切な使い方だと認められた分を後で議員に返しています。(後払い方式)
  • 議員は、収支報告書を作成し、何にいくら政務活動費を使ったかを報告する必要があります。

政務活動費申請の流れ

  1. 申請・請求(議員又は会派が議長に)
  2. 申請・請求(議長が市長に)
  3. 交付(市長が議員又は会派に)
  4. 収支報告書の提出(議員又は会派が議長に)
  5. 受理(議長が)
  6. 報告(議長が市長に)
  7. 収支報告書の公開(議長が)

議員の辞職について

令和2年1月16日付けで、北野誠一郎議員から辞職願が提出され、本会議において辞職の許可を得て、1月20日をもって辞職されました。

在職期間

平成6年7月29日~令和2年1月20日(7期)

主な役歴

第54代議長、第54代副議長、行政経営調査検討特別委員会委員長等

坂本まり議員の所属が決まりました

令和2年4月5日の高砂市議会議員補欠選挙で当選された坂本まり議員については、4月6日付で新政会に所属することとなりました。

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局

〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

電話番号:(総務課)079-443-9051

     (議事課)079-443-9061

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