市議会だより 6月定例会号(テキスト版)

更新日:2023年01月26日

高砂市議会だより 第218号 令和4年6月定例会号

発行

高砂市議会 高砂市荒井町千鳥1-1-1 電話番号 079-443-9061

編集 市議会だより編集委員会

トピックス

コロナ禍における物価高騰対策として水道料金減免等議会からも要望し補正予算可決!

日程

6月定例会

6月8日から6月17日(10日間)

8日 開会、市長の提案理由の説明、諸報告
9日・10日 質疑
13日 委員会審査
14日・15日 一般質問
16日 委員会審査、委員長報告、討論採決、諸報告(高砂市民病院委員会報告)、質疑、討論採決(追加提案)
17日 質疑、委員会審査、委員長報告、討論採決(追加提案)、閉会

 議案概要

可決した事件議案

  • 工事請負契約を締結することについて((仮称)曽根地域交流センター等建設(建築)工事)
  • 工事請負契約を締結することについて((仮称)伊保スポーツ広場整備工事)

可決した条例議案

  • 高砂市議会議員及び高砂市長の選挙における選挙運動用自動車の使用並びに選挙運動用ビラ及び選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 高砂市国民健康保険条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 高砂市介護保険条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 高砂市伊保スポーツ広場条例を定めることについて

可決した補正予算

  • 第1回令和4年度高砂市一般会計
  • 第1回令和4年度高砂市水道事業会計

陳情

採択
  • 「子どものために配置基準引き上げによる保育士増員を求める意見書」の提出を求める陳情書
  • 少人数学級・教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度2分の1復元に関する件
  • 児童・生徒の健康と学習権を守るために、小・中学校の女子トイレに生理用品を配置することと相談環境の整備を求める陳情
不採択 
  • 女性トイレの維持及びその安心安全の確保について
  • 高すぎる国民健康保険料の引き下げへ抜本的改善を求める陳情書
継続審議
  • 沖縄を「捨て石」にしない安全保障政策を求める意見書の提出を求める陳情
  • 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助を求める陳情

実施される主な事業

  • 地域安全対策事業(見守りカメラの設置に向け、設置場所調査や機種選定業務等を委託するもの)
  • 低所得の子育て世帯生活支援特別給付金給付事業(低所得のひとり親及びその他の子育て世帯に対して、特別給付金を支給するもの)
  • キャッシュレスポイント還元事業(「PayPay」を利用したキャッシュレスポイント還元事業)
  • 学校給食事業(学校給食食材の物価高騰分を、保護者に新たな負担を求めることなく、学校給食会へ補助を行う)
  • 水道料金減免事業(水道料金の基本料金4期分を減免するもの)

議案等の表決結果

紙面の都合上、賛否の分かれた議案を掲載しています。

(注釈1)議長は採決に加わりません。

(注釈2)継続審議とすることについて諮りました。

陳情

女性トイレの維持及びその安心安全の確保について

不採択

新政会
  • 川端 宏明 (注釈1)
  • 坂本 まり 反対
  • 岩見 明 反対
  • 今竹 大祐 反対
  • 島津 明香 反対
  • 池本 晃 反対
  • 藤森 誠 反対
公明党
  • 砂川 辰義 反対
  • 迫川 高行 反対
  • 森 秀樹 反対
明風会
  • 石崎 徹 反対
  • 鷹尾 治久 反対
  • 芝本 鎮彰 反対
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 賛成
  • 大西 由紀 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 反対
日本維新の会
  • 横田 英樹 反対
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 反対
民主クラブ
  • 山田 光昭 反対
沖縄を「捨て石」にしない安全保障政策を求める意見書の提出を求める陳情(注釈2)

継続審議

新政会
  • 川端 宏明 (注釈1)
  • 坂本 まり 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 賛成
  • 大西 由紀 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 反対
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成
加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助を求める陳情(注釈2)

継続審議

新政会
  • 川端 宏明 (注釈1)
  • 坂本 まり 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 池本 晃 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 砂川 辰義 賛成
  • 迫川 高行 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 反対
  • 大西 由紀 反対
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 賛成
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 賛成
民主クラブ
  • 山田 光昭 賛成

 

高すぎる国民健康保険料の引き下げへ抜本的改善を求める陳情書

不採択

新政会
  • 川端 宏明 (注釈1)
  • 坂本 まり 反対
  • 岩見 明 反対
  • 今竹 大祐 反対
  • 島津 明香 反対
  • 池本 晃 反対
  • 藤森 誠 反対
公明党
  • 砂川 辰義 反対
  • 迫川 高行 反対
  • 森 秀樹 反対
明風会
  • 石崎 徹 反対
  • 鷹尾 治久 反対
  • 芝本 鎮彰 反対
日本共産党
  • 坂辺 勝彦 賛成
  • 大西 由紀 賛成
高砂の明日をつくる会
  • 鈴木 利信 反対
日本維新の会
  • 横田 英樹 反対
緑の党グリーンズジャパン
  • 井奥 雅樹 反対
民主クラブ
  • 山田 光昭 反対

委員会審査の概要報告 

総務常任委員会

【条例議案】
  • 高砂市議会議員及び高砂市長の選挙における選挙運動用自動車の使用並びに選挙運動用ビラ及び選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例を定めることについては、審査の中で、選挙期間中における政治団体の活動についてなど幅広く公職選挙法上の規定などについても確認しました。
【予算議案】
  • 第1回 令和4年度高砂市一般会計補正予算
    見守りカメラ設置事業については、カメラだけで安心するのではなく、人の目による見守りも継続的に行っていくべき、カメラはあくまで補助であるという観点から、現状行われている地域の見守りの実態について、小学校区ごとに、組織化の有無や保険加入の有無、実施している時間帯、備品貸与の状況などを確認しました。また、今後も継続的に地域の見守り活動の実態を調査・研究していく必要があることを求めています。その上で、地域の見守り活動に対しても、市内一律ではなく、それぞれの地域に合った行政からの支援が必要との意見を付しました。加えて、登下校時のみならず、見守りカメラだけではない地域の目の必要性を確認し、了としました。
    消防団施設等維持管理事業については、消防庁の実施する消防団無償貸付車両の制度について把握するとともに、現在所有している消防分団用の車両の状況について確認しました。
    感染症等対策事業については、購入予定の避難所用品について確認をするとともに、感染者が発生した場合の避難所の隔離方法などについて確かめました。
【陳情】
  • 沖縄を「捨て石」にしない安全保障政策を求める意見書の提出を求める陳情については、賛成多数で継続と決しています。様々な事項が意見書提出項目として求められる中、短期間で結論を出すことは難しく、今後も研究を重ねていく必要があるという意見が多数を占めました。当委員会は9月で改選を迎えるものの、改選後も研究の機会をいただきたいとの意向の上で継続と決しました。

文教厚生常任委員会

【条例議案】
  • 高砂市伊保スポーツ広場条例を定めることについては、今後の運用面での利用制限や料金体制、また広域利用のあり方等を確認し、了としました。
【予算議案】
  • 新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金、住民税非課税世帯等に対する臨時給付金、低所得の子育て世帯に対する生活支援特別給付金支給に係る事業について、夜間相談対応を含めた相談体制の充実を図ることを意見し、了としました。
  • 食材価格の高騰による給食費の保護者への新たな負担を求める事なく給食を提供するための学校給食事業については、食材価格の高騰状況、補助期間等を確認し、了としました。
【陳情】
  • 女性トイレの維持及びその安心安全の確保については、女性トイレを維持し安心安全を守る事には賛同するものの、身体が男性のままの女性自認者の使用を拒否する内容については性の多様性の尊重に反するとの意見が多く、賛成少数で不採択としました。
  • 児童・生徒の健康と学習権を守るために、小・中学校の女子トイレに生理用品を配置することと相談環境の整備を求める陳情については、性教育の充実や、相談環境の整備については賛同するものの、トイレに生理用品を配置する事で、これまで保健室に生理用品を取りに行く際に行われてきた養護教諭への生活面や身体面等の相談をする機会を失いかねない、また貧困やネグレクトについては生理用品の配布で解決する課題ではなく、児童生徒一人一人と向き合い、抜本的解決に向けた取組を望むとの意見が多く、賛成多数で趣旨採択としました。
  • 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助を求める陳情については、兵庫県が実施した高齢者の補聴器活用調査や今後の補助事業の動向について注視していくこと、また、市民ニーズや補助内容等しっかりと研究をする必要があるとの意見が多く、賛成多数で継続としました。
  • 高すぎる国民健康保険料の引き下げへ抜本的改善を求める陳情については、コロナ化による生活困窮者への減免措置も行われている事などから、賛成少数で不採択としました。
  • 「子どものために配置基準引き上げによる保育士増員を求める意見書」の提出を求める陳情書、少人数学級・教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度2分の1復元に関する件については、全会一致で採択としました。

建設環境経済常任委員会

【予算議案】
  • 道路新設改良費として、米田15号線の交差点北側に歩行者溜まりを設けるものです。ここは通学路であり、子どもたちが登校する際、青信号で一斉に横断した場合に北側部分にスペース的な余裕がなく、危険であったこと。今回示された歩行者溜まりが、通学路の安全対策として必要なものであることを確認し了としました。
  • このほか、斎場の空調改修に関すること、リサイクル基金の積立金、し尿処理場の電気使用料増額など、それぞれ内容の審査と確認を行いました。
【水道事業会計補正予算】 
  • コロナ禍における原油価格や物価高騰などの影響を受けている市民や事業者の負担軽減を図るものとして、水道料金の基本料金を4期(8か月)分減免することが示され、その内容について審査し了としました。
【その他】
  • JR曽根駅周辺整備について5月23日に地元関係20自治会を対象にJR曽根駅周辺整備推進委員意見交換会が開催され、現状の報告と今後の進め方及び意見交換が行われたこと。また西日本旅客鉄道株式会社と5月31日にWEB会議が行われ、南口整備は自由通路として3案を検討し、令和5年に基本設計ののちJRと基本協定を締結する予定で進めることを確認したとの報告を当局から受けています。
【委員会意見】
  • 電気自動車普及促進に向けた委員会意見(要旨)
      2021年7月に「高砂市ゼロカーボンシティ宣言」がなされました。
      いま、国・県において、脱炭素社会に向けた種々の制度が実施され、そして地方自治体の取り組みを促進する財源も用意されています。近隣市では既に国・県の制度に随伴した事業を実施し、電気自動車等の普及促進が進められていることから、本市における取り組みが待たれています。
    本市においても、今できることから遅滞なく電気自動車等(EV、PHV)の購入補助や、急速充電スタンド等の設置補助事業を実施し、脱炭素化に向けての普及啓発と意識の醸成を図り、事業者による設備投資や市民の参画を促すよう市へ要請し、委員会としての意見を付けています。 

広域ごみ処理施設対策特別委員会

【事件議案】
  • 工事請負契約を締結すること((仮称)伊保スポーツ広場整備工事)について審査を行いました。
      エコクリーンピアはりまの東側に位置する場所に、平成26年3月に競売で取得した土地を活用し、広域ごみ処理施設建設にともなう周辺整備事業の一環として、スポーツ広場の設置検討が行われてきました。今回、スポーツ広場の建設工事を発注するにあたり、落札者との請負契約を締結することについてを審査しました。
      当初、公募型指名競争入札において、参加業者全者の応札額が、最低制限価格を下回ったことにより入札不調となったことから、後日改めて、指名競争入札に切り替えて実施され、落札者が決まったものです。
      今回のことを受け、現行の入札制度が適切かどうか、メリット・デメリット、他市事例も参考にしながら、より良い改善に向け検討すべきと、議会から当局側へ投げかけております。
      このほか、スポーツ広場の管理と運用のあり方について、有料フィールドの内容や地元の方から要望の多いものとして、散歩ができる周回コースの無料解放などの項目を確認しました。
      また、有料フィールドは人工芝を敷設することから、日差しによって表面温度が高温となることへの対応策として、使用する人工芝の素材に温度上昇抑制チップを採用し、熱さ対策を考慮していること。人工芝から発生するマイクロプラスチックについても、排水から外部への流出対策や、風による飛散防止も行うことを確認しました。このような対策については地元関係団体への丁寧な説明を行い、理解を得ていることもあわせて確認しました。
      この(仮称)伊保スポーツ広場はこれから令和5年3月15日の竣工予定で工事が進められます。
      なお、今回のスポーツ広場整備工事に関連し、既存建物の解体と管理棟の新築工事については別に入札が行われており、既に落札業者が決定し工事着手の報告を受けています。

高砂市民病院経営改善対策特別委員会報告書(抜粋)

令和4年6月13日

高砂市議会

議長 川端 宏明 様

高砂市民病院経営改善

対策特別委員会

委員長 池本 晃

委員会の報告

  委員会は前回報告後、10箇月間にわたって高砂市民病院の経営改善に向けて委員会としての調査、研究を積み重ねてきた。
  委員会では毎回、経営改善に向けた営業努力の確認やPDCAサイクルの検証を行い、また、2021年9月に策定された高砂市民病院経営改善計画についての実施状況の確認や改善項目などの課題を取り上げて充実した議論を実施してきた。
  今後、高砂市民病院は2022年3月に総務省から示された公立病院経営強化ガイドラインを受けて2023年度中には高砂市民病院経営改善計画を改定し、「公立病院経営強化プラン」が策定されることを確認した。
  また、2022年度中に経営コンサルティング業務委託者より提言を受け、その成果を「公立病院経営強化プラン」に反映させることを予定していることも委員会にて確認した。

まとめ

  委員会は平成30年10月設置以来、3年9箇月間にわたって調査、提言を続けてきたが、一定の役割を果たしたことからこのたび解散することとした。
  高砂市民病院におかれては今後も経営改善計画を着実に実行するべく、進捗管理が行われることを求める。また、高砂市民病院が持続可能な経営を実現し、公立病院の使命と役割を積極的に担っていただくことを期待する。
  また、議会においても高砂市民病院の状況を注視し、必要に応じて再度の高砂市民病院に焦点を当てた特別委員会設置も検討いただきたい。

一般質問

くわしい内容については図書館や各公民館に備え付けられている「兵庫県高砂市議会定例会会議録」をご覧ください。(6月定例会の会議録は9月に完成する予定です。)

ヤングケアラー支援に向けて ほか 迫川 高行

質問

  ヤングケアラーの実態を早急に把握し、こどものみならず、小中学校の教員や福祉の専門職などへの実態調査を行っていくべきである。また、ヤングケアラーの市民のみなさんへの周知の推進について伺う。

回答

  今年度の10月には、市内の全小学5年生と全中学2年生を対象に、生活に関するアンケート調査を実施し、その家庭の状況や子どもの生活状況を把握することで、子どもの貧困等に対し、適切な支援が行えるよう取り組む予定で準備を進めている。この調査については、関係部局が連携し、協議を進めており、ヤングケアラーに関しても調査内容に含めていく。
  また、この調査に併せて、小中学校の教職員に対し、ヤングケアラーも含めたヒアリング調査を行いたいと考えている。
  そのほかにも、市民の方々への社会的認知度の向上を図るため、市のホームページ等においてヤングケアラーの説明と、県が実施する相談窓口等の周知を行っている。今後も市の広報やチラシ等において積極的な周知に努めていく。

質問

  ヤングケアラーの早期発見・支援に向け、関係機関への研修や適切な福祉サービスへつながる助言を行うヤングケアラー・コーディネーターの配置を提案する。

回答

  ヤングケアラーの早期把握、支援の充実に向けては、様々な機関・職種の連携が大きな課題となることから、教育、福祉、医療、介護、子育てといった庁内関係機関及び支援機関が連携協力し、他市町の状況も参考にしながら、ヤングケアラーの支援体制強化事業として、ヤングケアラーコーディネーターの配置等ができるように検討していく。

その他質問項目

  • 地域共生社会構築への体制整備について

保育に関する課題について 島津 明香

質問

  保育所等でのおむつの持ち帰りについては、近隣の他市町でも持ち帰りを廃止し、保育所内で処理をするところが増えている。衛生面でも持ち帰りには課題があると考えるが、高砂市での現状と今後の考え方を伺う。

回答

  本市においても、おむつの持ち帰りなしの実施を検討しており、現在、6月だけではあるが、試行的に公立園でのおむつの処分を実施している。
  この試行により、園におけるごみの排出量を測定するとともに、保護者や保育従事者に対してアンケート調査を実施し、おむつなどに関するご意見を収集する予定としている。
  また、おむつ処分と併せて、毎月定額でおむつが使い放題となり、メーカーから直送されたおむつを直接園で管理するおむつの定額利用サービス(おむつのサブスク)についても研究を進めているところである。
  このサービスは、保護者がメーカーと直接契約を結ぶもので、市の負担が発生するものではない。サービスを利用すると、保護者がおむつを持参する必要がなく、手荷物の軽減を図ることができ、また、保育従事者においてもおむつの管理を行う時間の軽減を図られることが考えられる。
  今後、保護者からのアンケートの結果や保育現場の職員の意見を踏まえて、おむつの園での処分などスムーズな園運営ができるよう検討していく。

その他質問項目

  • 子育て支援センターにおける一時預かりの実施について
  • 不妊治療助成について

高砂市DX推進の取り組みについて ほか 砂川 辰義

回答

  職員の意識改革として、DXのとらえ方や認識を共有することが必要と考え、高砂市DX推進ビジョンを策定した。
  ビジョンでは、目指す姿を「デジタルでかえる、かなえる、誰一人取り残さない、笑顔と思いやり育むまち、高砂」とし、それを達成するため「行政手続をかえる」として行政サービスのデジタル化を進め、「仕事と業務プロセスをかえる」でバックオフィスのデジタル化を行い、「やさしさで幸せにかえる」で地域、社会などの新しい価値をデジタル化で作っていくという、3つの「かえる」を重点取組とした。
  このビジョンを全職員に周知することで、変革に向けて行動する職員を増やしていきたいと考えている。

太陽光発電パネルの処分について

質問

  大量破棄時代が迫っている、不法投棄が横行する恐れがある。分かりやすい処分の仕組みづくりが必要だ。

回答

  太陽光発電は、地球温暖化問題の対策として、2012年に再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)の開始により急速に設置・導入が拡大した。
  太陽光発電設備の耐久性は約20年から30年と言われており、あと10年もすれば、使用済み太陽光パネルの大量廃棄が見込まれ、放置や不法投棄も懸念されており、適正な処理が行われるよう対応を検討する必要があると考えている。
  使用済みパネルの処分については、市が単独で取り組めるものではない。国では処分の仕組みや方策などを定めた法整備も含めた検討がされており、市としても、処分の仕組みや処分方法を市民に周知するとともに、国や県の動向を踏まえ、適切な処理・処分を行っていきたいと考えている。

要介護・要支援認定に係る資料提供の取扱について ほか 坂本 まり

質問

  要介護認定は時として当事者や介護人にとって予想とは異なる判定が出てしまい困惑する事態に。審査判定資料の入手にあたっては個人情報保護条例により、本人または法廷代理人しか請求ができない。一定の条件のもと介護人等への資料提供を認めるよう求める。

回答

  令和5年4月からは、高砂市被保険者本人または後見人等の法定代理人に限らず、委任を受けた任意代理人による保有個人情報の開示請求ができるようになる。
  法改正に合わせ、代理人への介護保険要介護認定に係る資料等の提供について適正に実施できるよう、これらの懸念等を整理し、調査研究を行い、要綱等の整備を進めていく。

質問

   持続可能な社会のつくり手を育む教育ESDの取組について。

回答

  社会情勢が急速に変化をする中、複雑化、予想困難化する社会を生きる子どもたちが自分で考え、他者と協力して生き抜く力を育成することが求められている。
  高砂型学校運営協議会については、ESDの理念や視点を踏まえながら、学校や地域の実情に合わせた取組を進めていくことが大切であると考えている。
  これからも、ESDの理念や視点を踏まえ、学校、保護者、地域が連携・協働しながら、持続可能な社会の創り手を育む教育を推進し、子どもたちが困難な状況にもしなやかに対応していくことのできる力を育成していく。

小・中学校のGIGAスクール構想に於ける体制整備と内容充実について ほか
今竹 大祐

質問

  GIGAスクール構想の趣旨から言って高速・大容量の通信環境を早期に提供する責任がある。ICT支援員の人員増や内容の充実。スクールサポートスタッフの配置は教師が子ども達に直接向かい合える時間が増え大変有効である。コロナ後も人員配置は必要である。

回答

  学校でのネットワークを増強するために各教室にWi-Fiを設定することを検討している。
  また、ICT支援員による各学校の実態に応じた定期的な講習会も継続していく。
  本年度よりICT支援員はじめ指導主事やサポートダイヤルなどの関連する事業者で構成する、GIGAスクール運営支援協議会を設置。協議会を定期的に開催することにより、情報共有とトラブル解決の一元化を進めるとともに、教職員のICT活用能力の向上にもつながっている。
  スクールサポートスタッフの継続配置については、今後検討を進めていく。

質問

  電気自動車の普及を図ると言う市長の考えから、早期に補助制度を創設し対応すべき。

回答

  施策の実施時期については、実行計画の改定より前に実施することが、市民や事業者のゼロカーボンの取組への意欲や行動の推進に効果的であるかどうか、また、近隣市の取組状況も併せて検討し、年度内の実施について、委員会の意見も踏まえ、どのような施策の組み合わせが有効なのか、早期に検討を進め、9月定例会で何らかの方向性を示したいと考えている。

長寿社会における健康保持と外出・移動支援について ほか 芝本 鎮彰

質問

  75歳以上のコミュニティバス(じょうとんバス)乗車を無償化することについて。

回答

  他の公共交通事業者の運賃単価と差が開くため、高砂市地域公共交通会議においての協議が必要となる。
  これまでのバス、タクシーの利用実績、地域福祉計画策定の基礎資料とするために各地区に頂いたご意見及び他市の移動支援施策の状況を踏まえながら、今後、高齢者福祉タクシー料金助成事業の拡充の検討と併せて考えていく。
  また、高齢者バス等サポート制度の構築については、今後、外出促進、健康、安全対策など様々な視点から議員提案の制度も含め、新たな制度の創設について調査研究を進めていく。

持続可能な「運動部活動」について

質問

  休日部活の地域移行が示されたことを踏まえ、どのようなご認識であるのか伺う。

回答

  これからの休日の部活動に対して教職員がどのような思いを持っているか、意向調査を行いたいと考えている。
  持続可能な部活動の推進のために、関係する部局が連携・協力の下、市全体で取り組んでいく必要があると考えている。

その他質問項目

  • 人口動態を踏まえた施策の方向性や重厚性、数値の見直しについて
  • コミュニティバス事業にかかる収支と再編後の乗車状況について
  • 高齢者バス等サポート制度の構築について

 

地球温暖化防止対策について 岩見 明

質問

  2050年ゼロカーボンシティの目標を達成するためには、社会にどのような影響があるか。

回答

  国は、地域脱炭素ロードマップを令和3年6月に示し、自家消費型太陽光発電の設置、公共施設など業務ビル等のZEB化、建築物の省エネ性能等の向上、再エネ電気でEV等を走らせるゼロカーボンドライブなど、全国での取組に加え、電力部門の再エネ導入・原子力活用と、電力部門以外での製造プロセス革新や炭素除去技術等のイノベーションが不可欠であると示している。
  本市の取組については、今年度に策定する「高砂市地球温暖化対策実行計画」の中で示していきたい。

質問

  地球温暖化対策の具体的な進め方(企業の取り組みと連携、行政でできること、家庭での取り組みの進め方)。

回答

  市全体のCO2排出量の約8割を産業・エネルギー転換部門が占めており、これらの事業者との連絡調整を図るために、今年4月に「高砂市ゼロカーボン推進協議会」を設置した。協議会で事業者の取組を伺ったところ、高効率機器の導入やエネルギー転換、太陽光発電設備の設置など、着実にCO2排出量削減に向けた取組を進められている。
  本市としても、事業者との連携を図っていきたいと考えている。
  行政としては、CO2削減効果が高い施策や、行政が率先して取組むことで、ロールモデルとなる事業などを、今後優先順位をつけながら実施していく。
  民生家庭部門では、CO2削減効果が高い事業や災害対策に資する設備などについて、具体的な支援策を進めていきたいと考えている。

その他質問項目

  • ロシアのウクライナ侵攻による石油、天然ガスの高騰の影響は。
  • 必要な技術革新は。

じょうとんバス路線は需要データに基づいているか〜目的限定の福祉バスの選択肢は〜 井奥 雅樹

質問

  ある路線は平日8便も走っているにもかかわらず、1日あたり3人程度の乗客。他にも同様の路線がある。こうしたガラガラのバス路線は選定の前に需要予測はしたのか。

回答

  じょうとんバスの需要予測については、令和3年10月からの路線再編の際には、時間帯需要や移動状況の把握方法としてアンケート調査を行った。
  これらの調査データを用いて、時間帯別利用者数や行き先調査、利用頻度の調査分析を行うとともに、5年後や10年後の需要についても予測した上で、再編している。
  指摘のルートについては、目標値を大幅に下回っている状況である。市内の主要な施設や病院、商業施設へのモデルルートと時刻表の配布などを行い、利用促進策に取り組んでいく。

質問

  運転教習所のバスのように、「買い物」「医療機関(市民病院など)」に特化した無料の「福祉バス」を市内くまなく走らせることを提案する。

回答

  提案のあった無料福祉バスについては、高齢者の移動支援施策の検討課題の一つとして加え、目的地をスーパーマーケットや病院に限定すること、対象者を高齢者以外に拡充すること、またコミュニティバスの在り方も含め、他市の状況も勘案しながら、本市の公共交通施策に福祉施策をどう絡ませていくのかを今後検討していきたいと考えている。

その他質問項目

  • コロナ禍、格差拡大の今こそ積極財政で下支えを
  • 個人情報保護法改正による情報公開条例の改正

安全で安心な歩道のあり方について ほか 山田 光昭

質問

  歩道路面の老朽化や植樹桝による歩道部の圧迫、点字ブロックの劣化等、安全で安心な歩道の整備について。

回答

  歩道の路面調査については、市道のパトロールとして職員が自動車で走行しながら道路点検を実施する際、目視により行っている。また、職員や市民にも異常等の情報を求め把握に努めている。路面の損傷、段差、街路樹、標識、防護柵の状況を確認し、異常があった場合には直ちに対応している。
  植樹については、樹木ごとに適した時期に剪定を行うことによって最良の状態に維持しながら、通行の安全と併せて景観の確保にも努めている。樹木保護蓋の有効性やデザイン性など他市の事例なども参考に調査研究していく。
  点字ブロックの劣化については、パトロールによる歩道の路面調査と併せて定期的に点検を行い、状況を確認しながら適切な時期に交換・補修を行っている。

質問

  ハザードマップと地理情報システムの連携によるIT化の推進について。

回答

  デジタル技術を活用した防災情報の発信については、公開型地理情報システム「たかさごマップ」において、災害種別ごとのハザードマップや避難場所等を確認いただくことが可能になっている。また、職員が災害対応を行う際には、統合型GISの災害対応フォームへの入力を行うことにより、災害対策本部で迅速に状況の把握を行えるように備えている。
  防災災害情報の発信方法については、アプリを独自に開発するのではなく、GISやSNS等のデジタルツールを活用し、市民に的確な情報を伝えていけるよう、職員のデジタル活用能力の向上を図っていきたいと考えている。

その他質問項目

  • 高砂市総合治水の取り組みについて

若者の市政参画推進について ほか 横田 英樹

質問

  高砂の将来を担う多くの若者が政策形成やまちづくりに積極的に参加し、意見を述べ、活き活きとした活動を後押しするためには。

回答

  本市では、平成30年2月に子どもの健やかな成長と若者の自立を支え、安心して暮らせるまちを基本理念として掲げた高砂市子ども・子育て若者支援プランを策定し、計画に沿って若者の育成や地域活動の推進に努めている。
  若者のまちづくりへの参画の機会としては、現役の大学生等の方を対象に公募にて行っている高砂市子ども・子育て若者会議の委員への参画がある。毎年、当該会議の全体会や若者部会において、市の様々な施策に対する進捗管理やご意見を伺い、頂いたご意見などを参考に、市の施策や事業へ反映させている。
  市では、現在実施している施策や事業に参画できるような取組を継続していくとともに、他市の事例を参考にしながら、新たな取組についても調査研究していきたいと考えている。

アフターコロナで高砂市内GDP成長率を県内トップクラスに導く施策について

質問

  (仮称)高砂スタートアップアカデミーなどの新時代の産業活性化策はどうか。

回答

  新時代の産業活性化策について、本市は、企業からの積極的な設備投資や企業立地の促進を図るため、以前から企業立地促進法に基づく基本計画や企業立地促進条例を制定し取り組んできた。
  今後も、市内での創業支援や企業の投資を促進することで、市内で産業が発展し、新たな雇用が創出され、若者や市内で働く方が市内に住む定住人口増の流れを生み出すような産業活性化施策について調査研究していきたいと考えている。

すべての人にやさしいまちづくりについて ほか 藤森 誠

質問

  市の施設や道路について、全ての人が楽に、かつ安全に、町歩きや施設利用ができるように、ユニバーサルデザインの考えに基づくまちづくりを進めるべき。

回答

  高砂市の2030年の姿の一つに、イキイキワクワクすることは人それぞれの価値観、違いがあることを認め合うことであり、相手を思いやり寄り添ってくれる人がいることとしている。全ての人が参加、活動、利用しやすいを目指し、ユニバーサルデザインはその相手を思いやり寄り添うことであると認識をしている。
  公共施設が目指す方向性として、ハードとソフトの両面のユニバーサルデザインにより、市民目線での使いたくなる施設が気持ちよく利用できるまちをつくり、住みたいまち高砂を目指していきたいと考えている。

質問

  新庁舎周辺整備が完成するまでの誘導案内等について、高齢者や障害者を中心とした全ての来庁者に配慮したものか検証すべき。

回答

  新本庁舎の供用開始以降、道路から庁舎玄関までの通路に大きな高低差が生じていることや駐車場整備による駐車台数の制限、敷地外駐車場の利用など、来庁者の方々にご不便をおかけしていることは十分認識している。庁舎への案内についても、お身体の不自由な方だけでなく、来庁者全般においても誘導案内表示が分かりにくいなどのご意見も頂いている。頂いたご意見に対しては可能な範囲ではあるが、迅速に対応している。
  全面竣工までまだ6箇月の期間があり、さらなる課題も発生することと思われるが、今後も迅速な対応を心がけ、頂いたご意見に対して、事後対応ではなく、自主的な事前対応にも取り組んでいきたいと考えている。

交通安全対策・防災対策について ほか 森 秀樹

質問

  通学路のGISマップ化について、潜在的な危険箇所や、各種団体や見守りグループの意見も反映し、見える化された形での情報提供について伺う。

回答

  GISを活用し、情報を見える化することは非常に重要であると認識している。通学路に関する情報は、既に庁内で使用しているGISに搭載しているので、その情報に警察が持つ事故及び犯罪発生箇所情報や関係部署が把握している情報を重ねることで、より見える化されて、多面的な分析が可能になると考えている。これらの情報を一般に公開することについては、関係機関や関係部署と今後、調整し協議していきたいと考えている。

防災について

質問

  防災意識の醸成について現在コロナ禍により開催が見送られているが、小学校区単位での避難訓練が行えるよう環境整備や仕組みづくりについて伺う。

回答

  新型コロナウイルス感染症の影響により、自主防災組織の活動は近年、大きな制約を受けており、各地域の自主防災組織が連携をして取り組む訓練の実施は困難になっている。
  そのような中でも、初期消火や情報伝達訓練などのほか、防災出前講座の実施により防災意識の高揚に努めている自主防災組織もある。引き続き感染状況も見極めながら、地域の実情に応じた形、寄り添った形で支援できるよう努めていきたいと考えている。
  また、今年度は自主防災組織を対象にした防災研修会を予定していることから、先進的な事例の共有や感染症に配慮した訓練の周知を図ることにより、減災意識の高揚を図っていきたいと考えている。

人口減少社会における市民サービスの向上と、安心して住み続けられる高砂市の構築に向けて 石崎 徹

質問

  高砂市の最大の課題は人口減少である。高砂市は、非常にバランスよく事業を行っているが、人口減少に歯止めをかけるには、若い世代を呼び込む大胆な事業が必要であり、駅前整備と併せて人口の受け皿となる近隣の住宅地整備、そして防犯・防災が最重要だと考えるがいかがか。

回答

   駅周辺のにぎわいをつくることによって利便性を高めて、若い世代だけではなく、たくさんの方々にその環境の中で生活をしていただけるようなことも考えていく必要があると考えている。
  そういった中では、JR曽根駅、またJR宝殿駅周辺にも県営住宅がある。大変古くなってきているので、県にも協議をさせていただきながら、地域の活性化に向けて取り組んでいきたいと考えている。

その他質問項目

  • 細街路地域の安全対策と地区計画について
  • 市民との共働で行う防犯活動について
  • 危険な水路の対策について

 

気候変動で自然災害から命を守ることについて ほか 坂辺 勝彦

質問

  巨大地震、津波、大災害発生時に備えて、山ノ端自治会は独自の災害マップで学習会を重ね避難所を確認している。行政も地域の意見を聞き再考が必要ではないか。

回答

   災害発生時においては、市民の自助・共助を引き出す自主防災活動が大きな力を発揮することから、防災機能の普及や防災意識の高揚を図り、地域コミュニティの防災力を強化する必要があると考えている。そのため、地域における特色のある取組については、今年度予定している防災研修会の中で、共有していきたいと考えている。
  昨年は自治会と子ども会が合同で参加する出前講座を実施し、参加者全員で地域の災害リスクを共有する取組も行っている。このような取組を行いながら、減災意識の高揚を図っていきたいと考えている。

幼稚園、小・中学校の給食費無償化について

質問

  日本共産党市議団が実施した市政アンケートで、コロナ禍、物価高騰により子どもの貧困対策、給食費無償化の願いが悲痛な声で寄せられている。市の見解を求める。

回答

  学校給食は、1食分の栄養量の指標として高砂市学校給食摂取基準を定め実施をしている。
  献立には地域の食材をできる限り使用したり、国産の商品を使用したりするなどの安全・安心な食材調達を行っている。
  学校給食費に約3億円かかるということで、市としても、完全無償化というのは厳しいと考えている。今後の社会状況を考慮しながら、学校給食費の考え方については、引き続き検討していきたいと考えている。

その他質問項目

  • 高砂市民病院経営コンサルティング業務委託についていて

コロナ危機と物価高騰からくらしと営業を守る ほか 大西 由紀

質問

  物価高騰により生活が困難な市民に市の財政調整基金など利用して給付金支給と中小事業者への支援を求める。

回答

  現時点においては、本市の独自財源を活用した給付支給制度の実施は予定していないが、引き続き調査研究を行っていきたいと考えている。
  中小事業者への支援については、切れ目なく事業を実施してきている。令和3年度末には、原油・資源高騰の影響も加味した中小事業者事業復活支援給付補助金を実施している。6月定例会においても、キャッシュレスポイント還元事業を予算提案している。

質問

  バス停に屋根とベンチの設置とデマンドタクシーの実施を。高砂町に商業施設を求める。

回答

    バス停留所については、ベンチ及び屋根を設けることが望ましいとは考えている。コミュニティバスの利用促進につながる利便性の向上と併せて、環境整備にも取り組んでいきたい。
  デマンドタクシーについては、検討を行った結果、導入を見送っている。引き続き公共交通での支援がよいのか、福祉施策が適しているのかを検討していきたいと考えている。
  サンモール跡地については、跡地の中央に南北の人の道を設けること及び商業施設等の設置を開発者に要望することとして整備をしてきている。
  今後も引き続き事業計画の早期公表と事業開始を要望し、事業進捗並びに現状に進展があれば、速やかに市民の皆様に報告させていただきたいと考えている。

その他質問項目

  • 小学校のトイレに生理用品を設置することを求める。

子育て支援の向上を目指して ほか 鈴木 利信

質問

  県内の医療費18歳以下の完全無料化の流れと、高砂市の考え方は。

回答

  高砂市において、医療費の無料化を実施した場合、約7,000万円を超える扶助費と審査支払手数料の増が見込まれ、その他システム改修費なども含めて、全てを一般財源で措置する必要が生じる。これらを考慮すると、限られた予算の中で、全体的な事業の整理などを含めて検討し、併せて県内市町の動向も注視しながら調査研究を行っていきたいと考えている。
  市としては、全国市長会を通じて、若い世代が安心して子育てができる環境を整備するため、地域独自の取組に対する財政支援の充実を図るとともに、子育て世帯の経済的負担の軽減等、国自らが長期を展望した少子化対策を強力に推進することを提言している。

高齢者の移動支援について

質問

  高砂市も、支え合い協議会が各地区にできてきている。高砂市も加古川市のような移動支援の送迎車やその支援体制が必要かと思われるが、高砂市の考え方は。

回答

  現在、市内8行政地区のうち7地区に地区支え合いづくり協議会、いわゆる第2層協議体が設置され、各地区協議会やアンケート調査の中でも、高齢者が通院や買い物をする際の移動が困難であるという意見を頂いている。
  各地区協議会の主体的な取組で、送迎用車両が必要となる場合、高砂市社会福祉協議会が所有するリース車両の活用ができないか協議しているところであり、また、支援を必要とする方とその支援を行える方をマッチングする等、将来的に地域課題がその地域の住民を主体とした取組で解決していけるよう、第2層コーディネーターを中心とした支援に取り組んでいきたいと考えている。

向島公園のあり方について 池本 晃

質問

  向島公園の水辺環境の整備について。

回答

  砂浜での水辺環境については、土壌調査等を行うなど長期的な視点で快適な水辺づくりを目指していく。
  高砂海浜公園の遊泳については、兵庫県において禁止されており、指定管理者においても、サップやカヌー体験などのイベントを実施している。ライフジャケットを着用するなど安全管理を徹底し、障がいのある方にも利用いただいている。また、地域とも連携し、清掃活動等も継続しながら、ここにしかない美しい松と水辺の景観を維持することにより、海浜公園の魅力を向上させ、向島周辺のポテンシャルを最大限に発揮できるような新しい事業を実施していただけるものと考えている。
  今年度から兵庫県と高砂市が向島公園エリア一体活用連絡会を設置して、指定管理者も含めた会議を行うこととなり、向島公園及び高砂海浜公園が一体的により使いやすくなっていくものと考えている。

質問

  海水循環型の人工プールの設置について。

回答

  市民プールの代替として、高砂海浜公園に海水循環型の人工プールを建設することについては、今後の議論とさせていただきたいと考えている。
  向島公園周辺の美しい松と水辺の環境がつくりだす、ここにしかない公園の景観への配慮や整備費用面からの可能性、維持管理の安全性を含めて、建設の必要性について、向島公園エリア一体活用連絡会の中で、兵庫県、市、指定管理者で議論をしていきたいと考えている。

表彰

全国市議会議長会35年永年勤続議員表彰 今竹 大祐

全国市議会議長会15年永年勤続議員表彰 藤森 誠

兵庫県自治功労表彰 藤森 誠

人事

  • 監査委員を選任するにつき同意しました。
    高砂市荒井町 山口 司郎

  • 人権擁護委員の候補者の推薦について適任としました。
    高砂市高砂町 榊原 一磨
    高砂市今市 清水 賢二
    高砂市米田町 蜂野 知子

意見書を提出しました

令和4年6月16日に議決された下記の意見書を内閣総理大臣、各担当大臣、衆議院議長、参議院議長に対し提出しました。

  • こどもの安全・安心で質の高い保育に向けて、保育士の適切な配置基準における保育士の増員を求める意見書
  • 少人数学級・教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2023年度政府予算に係る意見書

内容については高砂市議会のホームページをご覧ください。

請願・陳情について

請願や陳情は、市民の皆さんが市議会に対して意見や要望を提出することができる制度です。
(注釈)請願及び陳情は随時受付します。

「高砂市議会だより」の表紙写真を募集します

ぜひ、ご応募ください!

市民のみなさまに親しまれ、身近に感じていただけるよう、年5回(1月、5月、7月、11月、12月)発行する高砂市議会だよりの表紙写真を募集します。

応募方法など詳しくは、高砂市議会のホームページをご覧ください。

本会議・委員会をインターネットで放映中!

高砂市議会は「市民に開かれた議会」を目指すために、定例会中の本会議(ライブ・録画配信)と委員会(ライブ)を配信しておりますので、ぜひご覧ください。

ライブ中継はこちらからご覧になれます。

 

本会議・委員会はどなたでも傍聴できます。

9月定例会は9月20日(火曜日)開会予定です

詳しい日程は後日、高砂市議会ホームページにてお知らせいたします。

日程その他詳しいことは議会事務局 (Tel 443-9061)までお問合せください。

編集後記

6月定例議会も終了し、議員の任期の残すところわずかになりました。それぞれの議員活動について、「市民のお声をお聞きできたか、その声を行政に反映できたか、市民に報告できていたか」を市民の皆様にしっかり評価していただきたいと考えております。

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局

〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

電話番号:(総務課)079-443-9051

     (議事課)079-443-9061

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