市議会だより 令和4年12月定例会号(テキスト版)

更新日:2023年01月31日

高砂市議会だより 第221号 12月定例会号

2023年(令和5年)2月

発行

高砂市議会 高砂市荒井町千鳥1-1-1 電話番号 079-443-9061

編集 市議会だより編集委員会

トピックス

出産・子育て応援事業を含む補正予算を可決!

決算特別委員会が最終報告を行いました

日程

12月定例会

12月5日から12月16日(12日間)

12月5日 開会、市長の提案理由の説明

6日・7日 質疑                           

9日・12日 一般質問

13日から15日 委員会審査

16日 委員長報告、討論採決、質疑、委員会審査、委員長報告、討論採決(追加提案)、閉会

議案概要

可決した事件議案

  • 財産の無償譲渡について
  • 指定管理者の指定について
  • 姫路市及び高砂市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部を変更する連携協約の締結について

可決した条例議案

  • 高砂市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 高砂市会計年度任用職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 高砂市個人情報の保護に関する条例を定めることについて
  • 高砂市文化会館条例の一部を改正する条例を定めることについて

可決した補正予算

  • 第6回令和4年度高砂市一般会計
  • 第2回令和4年度高砂市国民健康保険事業特別会計
  • 第2回令和4年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計
  • 第2回令和4年度高砂市介護保険事業特別会計
  • 第3回令和4年度高砂市広域ごみ処理事業特別会計
  • 第3回令和4年度高砂市水道事業会計
  • 第2回令和4年度高砂市工業用水道事業会計
  • 第2回令和4年度高砂市下水道事業会計
  • 第2回令和4年度高砂市病院事業会計
  • 第7回令和4年度高砂市一般会計

陳情

不採択
  • 高砂市議会から厚生労働省に潜在看護師を活用する意見書を提出することに関する陳情書
  • 小・中学校の全児童・生徒の給食費を無償化することを求める陳情書
継続審議
  • 「高砂市野球場スコアボードの電光掲示板への改修」に関する陳情書
  • 高砂市民病院を公立の総合病院として、存続と充実を求める陳情書
  • はりきゅうマッサージ指定施術所利用券の縮小廃止方針の撤廃を求める陳情
  • 沖縄を「捨て石」にしない安全保障政策を求める意見書の提出を求める陳情
  • 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助を求める陳情
実施される主な事業
  • マイナンバーカード申請補助端末導入事業(マイナンバーカードをオンラインで申請できるタブレットを導入し、申請補助の効率化と普及促進を図るもの)
  • マイナンバーカード交付予約・管理システム導入事業(マイナンバーカードの申請・予約・交付の工程等を一元管理できるシステムを導入し、円滑な交付と業務の効率化を図るもの)
  • 出産・子育て応援事業(全ての妊婦、子育て家庭が安心して出産・子育てができるよう、 伴走型の相談支援と経済的支援を一体化して実施するもの)
令和3年度決算認定について

 

【議案名】令和3年度高砂市一般会計歳入歳出決算認定について【審議結果】認定

【議案名】令和3年度高砂市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について【審議結果】認定

【議案名】令和3年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について【審議結果】認定

【議案名】令和3年度高砂市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について【審議結果】認定

【議案名】令和3年度高砂市広域ごみ処理事業特別会計歳入歳出決算認定について【審議結果】認定

【議案名】令和3年度高砂市水道事業会計決算認定について【審議結果】認定

【議案名】令和3年度高砂市工業用水道事業会計決算認定について【審議結果】認定

【議案名】令和3年度高砂市下水道事業会計決算認定について【審議結果】認定

【議案名】令和3年度高砂市病院事業会計決算認定について【審議結果】認定

議案の表決結果

紙面の都合上、賛否の分かれた議案を掲載しています。

  • (注釈1)決算認定とは、市のお金の使い方(適正かつ妥当かどうか)を審査しています。
  • (注釈2)議長は採決に加わりません。
  • (注釈3)継続審議とすることについて諮りました。

議案

指定管理者の指定について

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 賛成
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 反対
  • 北野 誠一郎 反対
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 反対
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 反対
  • 北野 誠一郎 反対
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 反対
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
高砂市個人情報の保護に関する条例を定めることについて

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 賛成
日本共産党
  • 大西 由紀 反対

予算議案

第6回令和4年度高砂市一般会計補正予算

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 反対
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
第3回令和4年度高砂市水道事業会計補正予算

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 反対
日本共産党
  • 大西 由紀 反対

陳情

「高砂市野球場スコアボードの電光掲示板への改修」に関する陳情書(注釈3)

継続審議

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 賛成
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
小・中学校の全児童・生徒の給食費を無償化することを求める陳情書

不採択

新政会
  • 入江 啓太 反対
  • 坂本 まり 反対
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 反対
  • 島津 明香 反対
  • 岩見 明 反対
  • 藤森 誠 反対
公明党
  • 迫川 高行 反対
  • 春増 勝利 反対
  • 森 秀樹 反対
明風会
  • 石崎  徹 反対
  • 鷹尾 治久 反対
  • 芝本 鎮彰 反対
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 反対
  • 山田 光昭 反対
日本維新の会
  • 横田 英樹 賛成
日本共産党
  • 大西 由紀 賛成
はりきゅうマッサージ指定施術所利用券の縮小廃止方針の撤廃を求める陳情(注釈3)

継続審議

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 反対
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
沖縄を「捨て石」にしない安全保障政策を求める意見書の提出を求める陳情(注釈3)

継続審議

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 反対
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助を求める陳情(注釈3)

継続審議

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 賛成
日本共産党
  • 大西 由紀 反対

決算認定

令和3年度高砂市一般会計歳入歳出決算認定について

認定

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 賛成
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
令和3年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について

認定

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 賛成
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
令和3年度高砂市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について

認定

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 賛成
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
令和3年度高砂市広域ごみ処理事業特別会計歳入歳出決算認定について

認定

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 賛成
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
令和3年度高砂市水道事業会計決算認定について

認定

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 坂本 まり 賛成
  • 今竹 大祐(注釈2)
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
公明党
  • 迫川 高行 賛成
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎  徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 反対
日本共産党
  • 大西 由紀 反対

高砂市議会決算認定特別委員会報告(概要)

経過

付託:令和4年10月5日
審査:12日間(令和4年10月11日、26日、31日、11月2日、9日、10日、11日、15日、17日、18日、21日、24日)
各会計認定すべきものと決定する。

全般的事項

  • 社会の変化に対応するため、専門的スキルを持った人材育成が急務であり、専門職の採用も含め進めること、業務の改善についての提案を活発に行い「自己実現」をすることで資質の向上を図るべきである。
  • 市民活動は担い手不足が大きな課題となっており、市民活動を活性化するためには具体的な仕掛けが必要である。
  • 市民に必要な医療サービスを議論する場を庁内に設置すること。

一般会計

  • 総合教育会議は市長と教育委員会が教育施策について協議・調整する場であり、市長の教育についての考えを十分に協議すべきである。
  • 生活支援体制整備事業について、7地区で支え合いづくり協議会が設置され活動が始まったが、住民による支える側の組織化も含め検討すること。
  • 児童の見守り活動について、地域によって運営主体や方法が様々であり、担い手不足も深刻である。持続可能な制度設定を求める。
  • 特別支援教育推進事業について、不登校の増加、発達障害など様々な支援が必要な児童生徒が増えている現状がある。介助員やスクールアシスタントの配置については学校現場の事情に合わせて増員するなど、適正に配置するべきである。
  • 日常業務である窓口対応について、接遇の向上を図るため、意識改革と職場風土の醸成を目指し、市全体で考える機会を持つこと、および継続的な意識づけと振り返りを行うべきである。
  • 高齢者等の移動支援について、今後の必要性が大幅に増加することが見込まれる。店舗のない地区では特に、スーパーの誘致、移動販売、店舗までの移動支援など様々な支援策を検討する必要がある。

特別会計

介護保険事業特別会計
  • 地域包括支援センターの機能強化について、相談しやすい環境を作るために、地域包括支援センターの分割の検討や3職種(主任ケアマネ、保健師、社会福祉士)の本来業務の充実を進めるべきである。介護予防ケアマネジメント業務については、プランナーの業務であり、3職種が兼務することは必要最小限にすべきである。

企業会計

病院事業会計
  • 令和2年度、令和3年度は感染症の対策として、感染症病床の空床確保補助金が5億円余り入り、実質収支は黒字化した。しかし、アフターコロナを見据えて、「高砂市民病院経営改善計画」の進捗について確認したところ全体としては未達であった。職員の意識改革、営業努力など、改善に向けて取り組まれたい。

委員会審査の概要報告

総務常任委員会

【条例議案】
  • 特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについては、市長出席の上、報酬等審議会の答申の付帯意見に基づくものであることを確認しました。また、報酬等審議会の今後のあり方については、通年設置や運用面の見直し等、他市事例の研究及び審議会委員の意見も参考に検討する旨、確認しました。
  • 議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を定めることについては、人事院勧告に基づく議会議員の期末手当の改定についての議会へのつなぎ方や議論の場の設け方についても、継続協議となっている報酬の考え方にあわせて、議会運営委員会で継続的に検討していただくことを意見として付しました。
  • 高砂市個人情報の保護に関する条例を定めることについては、個人情報保護法と条例の関係性について確認しました。また国のガイドラインなど注視し、本市の条例化へ向けた取り組みとなるよう、先行団体の研究も進めるよう意見しました。
【陳情】
  • 沖縄を「捨て石」にしない安全保障政策を求める意見書の提出を求める陳情については、沖縄県民の安全・安心な生活及び県民の考えなど継続して研究したいとのことから、賛成多数で継続審議と決しました。

文教厚生常任委員会

【事件議案】
  • 伊保スポーツ広場の指定管理者の指定については、利用料減免の対象者の選定や人工芝による熱中症対策、休業日の最適化について協議しました。
【予算議案】主な議案
  • マイナンバーカード交付予約・管理システム使用料については、マイナポイント付与対象となるマイナンバーカードの申請期限が迫っており申請増加に対応できる体制とすることと、カード発行やポイント付与の期限を周知するよう意見しました。
  • 伊保スポーツ広場を継続して運営すべく人工芝の更新時期及び費用について確認し、施設の更新に係る資金計画の作成を意見しました。
【陳情】
  • 「高砂市野球場スコアボードの電光掲示板への改修」に関する陳情書については、公共施設等総合管理計画において野球場は30%減築の上更新。また令和8年度までに個別最適化計画の作成となっています。電光掲示板とすべきは全会一致の見解であるが、トイレ、シャワールーム、ベンチへの浸水、外野両翼の拡張など改修が必要な箇所が多くあり、今後の方針を協議すべきと、賛成多数で継続審議としました。
  • 小・中学校の全児童・生徒の給食費を無償化することを求める陳情書については、年間費用が3~4億円必要なことであり、給食費に限定せず子育て支援や教育政策として最適な支援策を模索すべきと、賛成少数で不採択となりました。

建設環境経済常任委員会

【予算議案】
  • 市内消費活性化事業のキャッシュレスポイント(PayPay)還元事業の増額補正について、消費者支援としての効果は大きかったこと、また事業者にとっても売上高につながったことを確認しました。一方、業種ごとの利用状況において利用業者に偏在があるなど課題が見られました。今後、特にコロナ禍や物価高騰の影響を受けやすい事業者支援にもつながる仕組みの構築について検討することを求めています。
  • 空家等対策推進事業の相続財産管理人制度の活用について、相続人不存在のため管理不全となった空家等の解決策として、家庭裁判所への申立てにより管理人を選任し、財産調査、管理及び処分等を行うことにより問題解決を図る制度であることを確認しました。また現地視察を行い当該物件を確認するとともに、申立てに必要な予算について、予納金として管理人の報酬や諸経費などの内容や解決までの全体フローを確認し、その妥当性について議論するなど慎重に審査しました。

高砂市民病院経営改善対策特別委員会

【陳情】

 高砂市民病院を公立の総合病院として、存続と充実を求める陳情書については、審査の結果、全会一致で継続審議となりました。
 現在、市民病院の経営については、コンサルティング業務委託を行っており、その結果報告が令和5年2月末に提出される予定です。またその結果を受けて、高砂市としての方針も決定されます。
 高砂市民病院経営改善対策特別委員会としては、12 月定例会の段階では、まだ途中経過としての報告しか議論できていません。そのため、コンサルティング業務委託の結果報告や高砂市の方針を確認したのちに委員会としてしっかりと議論する必要があるといった意見が出され、全会一致で継続審議となりました。

人事

教育長を任命するにつき同意しました。 高砂市阿弥陀町 玉野 有彦 (たまの くにひこ)

人権擁護委員の候補者の推薦について適任としました。 高砂市伊保崎 竹廣 陽子(たけひろ ようこ)

一般質問

くわしい内容については図書館や各公民館に備え付けられている「兵庫県高砂市議会定例会会議録」をご覧ください。(12月定例会の会議録は3月に完成する予定です。)

高砂市野球場スコアボードの電光掲示板化について 横田 英樹

質問

 今年は野球場開設50周年です。50年間パネル式スコアボードに見守られて来ましたが、世代交代の時期が来ています。
 県下主要球場で唯一高砂市野球場だけが電光掲示板ではありません。50年間スコアボード内での厳しい作業環境が営々と続いています。生徒たちの安全性や野球場自体の継続性に支障をきたしています。このままでは2市2町で高校野球の公式試合ができなくなってしまいます。2万人を超える署名が集まっています。電光掲示板に変えるお気持ちはないのでしょうか。

回答

 スコアボードについては、エアコンや扇風機の取付けなど一定の配慮はしているが、作業場の安全や熱中症予防など、さらなる安心安全な対策の必要性は深く認識している。
 高砂市野球場は、公共施設全体最適化計画において、「機能面は維持し、施設面において、令和18年度までに30%減を目標に建て替えを行う」こととしている。今後、野球場における将来ビジョン、市域を超えた広域的な施設としての在り方、費用対効果などを検証し、施設の規模や電光掲示板化の検討も行い、併せてスポーツ振興くじ助成金や社会資本整備総合交付金、企業版ふるさと納税などの利用可能な助成等の活用、PPP手法や建て替え手法も含め検討をしていきたいと考えている。

介護保険受領委任払い制度の導入について ほか 迫川 高行

質問

 高齢者の方々が、住み慣れた我が家で安全な生活が続けられるため、また、住宅改修における経済的負担の軽減に向けて、介護保険給付費の住宅改修での受領委任払い制度を早急に行うべきです。

回答

 本市では、利用者が一旦費用の全額を負担し、申請後に介護保険給付費分を受け取る償還払いを原則としている。兵庫県下29市のうち、償還払いのみを採用しているのは、本市を含め3市であることは承知しており、今後、利用者の一時的な経済的負担を軽減し、高齢者の方々が住み慣れた自宅で安全な生活を続けていけるよう、受領委任払い制度について、事業者等へ周知する期間も含め、令和5年度中の実施に向けて進めていく。

福祉と教育の連携強化に向けて

質問

 福祉と教育が一体となった切れ目のない総合支援体制の整備とともに、支援に関わる情報や相談窓口が、一目でわかるような保護者向けハンドブックを作成し、保護者の方への伴走型支援を展開する必要がある。

回答

 仮称ではあるが、「たかさご子どもの発達が気になる保護者応援ハンドブック」の作成を進めている。現在、校正段階に入っており、今年度中に完成する見込みである。
 今後は、このハンドブックを活用し、それぞれのライフステージに合わせたサービスや相談先にスムーズにつながっていくよう支援を進めたいと考えている。

その他の質問事項

  • 猫の適正管理に向けての支援について

オーガニック給食導入について 島津 明香

質問

 高砂市の学校給食や認定こども園等の給食におけるオーガニック給食導入への考え方を伺う。

回答

 オーガニック食材の安定供給と価格が高いことから、学校給食に取り入れるための課題は多く、担当課においては、他市の先進導入の情報収集や食材調達業者にも調査、検討を行ってきた。今年度は食材の生育が悪く納品に至らなかったが、引き続き、生産者や取扱い業者を探し、安定した供給と価格面等で可能であれば、導入していきたいと考えている。
 また、認定こども園等については、安定した食材の確保が難しく、価格も高価となるため、導入については難しいと考えている。今後は、年に数回程度、価格の差が小さいもので仕入れが可能なものについては導入の検討をしていきたいと考えている。

質問

 他市事例として、牛乳をなくすことによって食材にかけられる予算を増やし、オーガニック等の給食に対応している事例もあるが、高砂市の考え方は。

回答

 学校給食は昼食として必要な栄養量を摂ることを目指しており、栄養が偏らないようにしている。子どもたちの成長には欠かせないカルシウムを多く含んだ牛乳は、毎日摂取することで骨を丈夫にし、成長も促進すると考えられている。
 今後も、行事食や地域の食材の使用なども行い、バランスよく食べることにより、基本的な栄養の摂取を促進することで、児童生徒の健康の保持増進を行っていきたいと考えている。

その他質問項目

  • 黙食について
  • 高砂市のPRポイントについて
  • 産前産後支援について

高砂市都市計画マスタープランについて ほか 坂本 まり

質問

 計画の進捗及び社会情勢の変化、上位計画、関連計画との整合性を踏まえた計画の見直しの方向性について見解を伺う。

回答

 本市の都市計画マスタープランは、平成23年の策定から10年以上が経過しており、その間の社会・経済情勢は大きく変化している。
 また、上位計画である総合計画の策定や立地適正化計画、駅周辺整備プログラム、連続立体交差事業や今後の公園の在り方等、様々な市の計画を策定及び見直ししている。
 それらの進捗状況をしっかりと評価し、見極めた上で、整合を取りながら、できるだけ早い時期に見直していきたい。

小中学校における特別支援教育について

質問

 特別支援教育の現状と、介助員、スクールアシスタントの増員の必要性について見解を伺う。

回答

 小中学校における何らかの特別な支援が必要な児童生徒数は増加しており、児童生徒一人一人に求められる支援は多岐にわたっている。
 介助員及びスクールアシスタントの数は増えておらず、まだまだ適切な配置であると言えるような現状ではない。
 今後も特別な支援を必要とする児童生徒はさらに増えることも考えられ、教育委員会としては、適切な配置に向けてエビデンスベースで市長部局と調整を行っていきたい。
 市長部局としては、現状を把握し学校現場が困っている状況に対しての対応をしていきたい。また、安心して保護者の方々、生徒の方々が学校生活を送れるよう、対応を考えていきたい。

市民参加型まちづくりについて 岩見 明

質問

 地域の支えあいづくり(支える側の組織づくり)について。

回答

 現在、全てボランティアとして無償で活動いただいているが、地域コミュニティの衰退や希薄化が問題となされている現下の社会情勢においては、本事業を継続することが地域の支え手にとって大きな負担となってくる場合も懸念される。
 今後、本事業が持続可能となるよう、先進事例等を踏まえつつ、本市の社会資源、人材資源や財政状況等を総合的に鑑みながら、事業の推進に係る施策に取り組んでいく。

質問

 第5次総合計画の「共に」を作る仕掛けづくりについて。

回答

 地域活動は社会貢献として善意に頼る部分も多く、何らかの手だてが必要であると認識している。地域の方による協働、パートナーシップは、持続可能な行政運営を行っていくために必要不可欠なものであり、自ら地域の課題を解決していこうというまちづくり活動の取組が重要である。
 既に事業として設けている補助金やアダプトプログラムを将来的にどのように展開していくか検討するとともに、実装を目指しているデジタル地域ポイント事業などの検討を進め、地域活動の促進と継続のための施策について、引き続き調査研究を進めていく。

その他質問項目

  • 市民ボランティア活動の課題について
  • 市民ボランティア以外の市民活動・地域活動について
  • 弘前市市民参加型まちづくり1%システムについて

小中学校の学習環境充実について ほか 春増 勝利

質問

 子どもたちが主体的・対話的で深い学びを効果的に進める基盤として、学校図書館における学校司書配置・図書整備・新聞配備・ Wi-Fiなど、環境を充実すべきと考える。

回答

 本年度より各小中学校に学校司書を配置し、環境整備が進み、魅力ある学校図書館になってきている。さらなる充実について、第6次学校図書館図書整備等5か年計画の中で市長部局と今後協議をしていく。
 新聞は、現在小学校4年生から中学校3年生までの全学級に3紙を配備し、いつでも児童生徒が新聞を読める環境を整えている。また、小中学校向け電子版新聞を全児童生徒のタブレットに導入している。児童生徒向けの新聞配備については、今後の検討課題としていく。
 Wi-Fiの設置についても、市長部局と調整していく。

誰一人取り残されない学校づくりについて

質問

 不登校傾向や支援が必要な児童生徒が、安心して学校生活を送ることができる環境づくり、支援・相談体制を充実すべきと考える。

回答

 本市では、市費による不登校指導補助員を全中学校に配置し、登校はできても教室に足が向きにくい生徒の支援を別室で行っている。また、学級担任等の教員と情報交換を密にし、効果的な支援の実施に努めている。現在、小学校にはなく、教職員が不登校傾向にある児童の支援を行っている。
 今後も、不登校傾向にある児童生徒に寄り添い、児童生徒や保護者が苦しまない状況をつくっていく。

地域とともに子供を育むコミュニティ・スクール事業 石崎 徹

質問

  地域が学校運営に参加し、子供達が望む未来を創り、生きる力を育む「特色ある学校づくり」を進めるには、

  1. 求められる方針や方向性に基づく研修の充実
  2. 実効性のある人材バンク制度の拡充
  3. その活動に必要な経費の支援

 この3点を市がしっかりサポートすることが重要だが、計画されているか。

回答

 学校運営協議会導入にあたり、昨年度から具体的な事例を示して説明・研修を行ってきた。
 本年度はPTAの理事会、協議会の会合、青少年健全育成会の会合に出向き、チラシを活用したその取組の狙い、活動の事例などの説明に努め、高砂型の学校運営協議会の取組状況も広報した。
 各校や各協議会等への説明、また支援を行い、持続可能な取組となるように努めたい。
 人材バンクについては、様々な知識や技能を持つ方々に登録いただき、学校教育の支援をはじめ、生涯学習の指導者を探すツールとしてきた。今後はその人材を発掘する方法を見直すとともに、発掘した人材を育成し、活躍する場を設けることも重要であると考えている。
 経費について、補助金等、活用できるものについては研究していくとともに、学校運営協議会、または協働活動を推進していく上で必要となる経費についても、検討課題と認識している。

その他の質問事項

  • 要配慮者個別避難計画の推進について

子育てしやすいまちづくりについて 芝本 鎮彰

こども家庭庁設置法及びこども基本法施行にかかる影響や対応について

質問

 こども家庭センター設置について

回答

 本市では、「子ども・子育て・若者支援プラン」に基づき、子ども・若者の健やかな成長、並びに、子育ての安心を支える環境整備に向けた取組を進めており、来年度は、第3期計画の策定に向け準備を行う予定としている。この計画については、こども基本法に規定される「市町村こども計画」として位置づけできると考えており、今後、子どもに関する取組、政策を真ん中に据えた「こどもまんなか社会」を実現できるよう、「高砂市こども計画」の策定に取り組んでいく。
 こども家庭センターの設置については、児童福祉の拠点と母子保健の包括の機能を維持した上で一体的に相談支援を行う機関として、設置に努めることとされており、今後、検討していく。

質問

 子ども目線で見る学校施設の再点検について

回答

 学校施設については、教師が学校内及び運動場の遊具や校庭を見回り、安全点検を行っている。学校施設の老朽化が進む中、大人が気づかず、子どもが先に気づいた危険箇所があった場合、丁寧に子どもたちの言葉に耳を傾け、話を聞くということが大切であると考える。児童生徒の安全を確保した上で、包括管理業務の委託業者へ速やかに相談するよう、再度、周知していく。市長部局と連携し、児童生徒が安心して学校で学ぶことができるよう、安全管理に努めていく。

その他質問項目

  • 子どもの意見聴取と政策への反映
  • 親子の孤立や虐待リスクが指摘される未就園児の把握と対応
  • 子ども・子育て・若者支援プランの進捗
  • 成年年齢引き下げに伴う課題と対応

交通手段の整備に向けて ほか 川端 宏明

質問

 自動車運転免許の返納にあたり安心して行えるような施策が必要ではないか。
 移動支援やサービスの提供を拡充すべきである。また、タクシー業界などへの支援も必要と思うがどうか。

回答

 運転免許を自主的に返納して運転経歴証明書の交付を受けた65歳以上の方に高齢者運転免許自主返納サポート協議会の特典として、路線バス料金の半額、タクシー乗車運賃の1割引などがある。
 啓発や周知については、高齢者の自転車安全教室や高齢者ドライバー講習会において、警察や関係機関とも協力しながら、自動車運転時の事故防止の留意点等について説明をし、交通安全意識の高揚を図るとともに、運転免許自主返納の呼びかけを行い、併せてコミュニティバスの特典などについてもお知らせをしている。
 市としても、各事業者と情報交換しながら、持続可能な公共交通を確保するため連携していく。

誇れる地域づくりに向けて

質問

 市内の美化を推進すべきだ。適正な除草により美観や安全を守るべきだ。また、公園墓地の老朽化したトイレなどの改修も急ぐべきだと思うがどうか。

回答

 まちの美観を保つための道路の維持管理として、主に幹線・準幹線道路において、路面清掃車により年5回実施し、道路の路肩等の除草は、業者とシルバー人材センターに委託し、年2回実施している。
 水路の除草については、今年度からは管理者である高砂市が基準を設けて実施している。
 公園墓地については、施設、設備とも老朽化しているため、トイレだけではなく施設の大規模な改修が必要な状況であり、公園墓地のあり方、利用実態、予算状況等々、全体的な観点から考慮し、検討していきたい。

行き届いた教育を求めることについて ほか 大西 由紀

質問

 高砂市の二〇二〇年の小学校の不登校児童は前年の約1.9倍である、充実した相談の体制について。フリースクールや「親の会」など情報発信を求める。

回答

 学校に登校できない児童生徒については、担任が中心となって家庭訪問や電話連絡を行っており、必要に応じてスクールカウンセラーによる心理面での支援、またスクールソーシャルワーカーによる生活環境面への支援を行うとともに、学校での別室登校、適応指導教室のびのび教室などでの学びにつなげていく体制をとっている。
 保護者への情報提供については、年度当初に高砂市適応指導教室のびのび教室のリーフレットを各校へ配布している。
 フリースクール等の資料については、配布はしていないが、相談があった際には、情報提供をできるように対応している。

生活困窮者住居確保給付金について

質問

 コロナ禍や物価高騰により住居確保給付金は必要とされている。利用者の件数と体制について。

回答

 制度利用に係る対応については、生活支援相談窓口において、生活状況や就職状況の聞き取りを行い、制度の利用が可能と思われる方には、住居確保給付金のしおりを活用し、利用要件や支給期間、申請に必要な書類等の説明に努めている。
 住居確保給付金の制度利用者数についは、令和元年度が4名であったのに対し、コロナ禍による影響が大きくなった令和2年度は35名と大幅に増加している。その後、令和3年度は16名、本年11月末現在では5名と、利用者数は減少傾向にあるが、生活が困難な方々の家賃補助へのニーズは、依然、一定定程度、存在するものと認識している。

公立中学校の部活動地域移行について ほか 入江 啓太

質問

 公立中学校の部活動地域移行に向けてのスケジュール、課題について

回答

 部活動は学校の業務ではあるが、必ずしも教師が担う必要のない業務であるという文科省の見解を踏まえ、現在、国レベルで令和5年度から3年間を改革集中期間として、休日の部活動の段階的な地域移行に関する実践研究が進められている。
 地域移行に向けた課題は、専門性や資質・能力を有する指導者の確保、費用負担、活動する施設の確保、大会のあり方、活動中のトラブルや事故等の対応を含む管理主体を明確にすること、関連する諸制度の整備などである。これらの課題については、現在、配置を検討している部活動コーディネーターを中心に、各スポーツ協会、団体等へ依頼し、受け皿となるスポーツ、また文化団体の調査を進めていきたい。

質問

 高砂市民病院のこれまでの経営改善計画の結果と検証と市民の皆様への情報発信について

回答

 高砂市民病院改革プラン、また、その第2弾である新改革プランを策定し、経営改善に向けた取組を行ってきたが、整形外科医師が不在となったこと、また加古川中央市民病院が開院したことなどにより、計画目標の達成には至らなかった。
 市民の皆様への情報発信として、令和2年11月に、全8行政区において高砂市民病院の現状と今後の運営についてをテーマに市民説明会を開催し、約250名と多数のご参加をいただき、貴重なご意見をいただいた。このような市民の皆様への直接の説明会は、市民病院の現状、課題、将来の方向性を知っていただくために非常に重要な場であると考えている。

高砂市民病院の経営改善について ほか 松野 優也

質問

 経営改善にむけて、現状の確認と今後の運営について

回答

 単年度資金不足については繰り出しを行っている。過去には財政措置のある公立病院特例債を活用し、一般会計の財政負担軽減に努めてきた。ここ2年間はコロナ関連の補助金もあり、単年度資金不足は発生していないが、改善を進めていかなければならない。
 現在、実施している経営コンサルティングの成果物を精査する中で、市民の皆様や市議会の皆様からご意見をいただき、これらを踏まえた市の方向性を定めていきたい。

地域福祉計画の取組みについて

質問

 後期高齢化社会をむかえるにあたり、現状の課題や取組み状況について

回答

 高砂市地域福祉計画は、今年度末をもって第3期計画の計画期間が満了することから、地域福祉に関するアンケート調査や地区意見交換会、相談支援専門職とのヒアリングなどを実施し、第4期計画の策定を進めている。
 地域課題を協議する場や地域活動に当たっては、運営方法の見直しや工夫を施すことで、若者や子育て世代の幅広い分野の方々に参画を募り取り組むことで、まずは地域課題についての理解を深めていただく。
 支え合いづくり協議会をはじめ、地域の支え手となり得る各種団体との対話を重ねることで、支え手としての役割などの周知、啓発に取り組み、主体的に活動しやすい環境づくりを目指していきたい。
 買い物弱者への支援については、コープこうべが実施している買い物支援事業、買いもん行こカーを活用するほか高齢者福祉タクシー料金助成事業を実施している。本助成事業については、来年度からの拡充を予定している。

介護ボランティアポイントと未来資産を貯めようプロジェクト ほか 鈴木 利信

質問

 介護ボランティアポイント制度は、介護保険で実現可能。未来資産を貯めようプロジェクトとも相通じている。この制度を先行し取り組むことが必要では。

回答

 たかさご未来資産を貯めようプロジェクトは、デジタル地域ポイント事業、コミュニティをよくする活動の促進事業を段階的に取り組んでいこうとするプロジェクトである。
 まずは、生活全般にまたがる様々なデータを分野横断的に収集できるデータ連携基盤と、デジタル地域ポイントプラットフォームの構築の検討を進める。介護支援ボランティア制度についても、提供することは可能であると考えているが、必要な手法かどうか、また効果的であるかなどを検討しながら、よりよいプロジェクトとなるように進めていく。

奨学金返還支援事業について

質問

 加古川市は、ぐうっと加古川奨学金返還支援を行っている。国の特別交付税措置もある。高砂市の対応は。

回答

 今年度から高砂市中小企業奨学金返済支援事業を創設し、兵庫県と連携して、奨学金返済を支援する制度を設けている市内の中小事業者に対する支援を行っている。
 個人対象の制度については、調査研究したが、県補助に上乗せする形で、中小事業者の負担軽減を図る現在の補助金制度を採用した。
 できるだけ多くの事業者に本制度を利用していただけるように推進していきたい。
 特別交付税措置については、市町村が大学等を卒業後に自団体の区域内に就職・居住することを要件として、奨学金返還支援の制度を創設した場合、その費用の一部が措置されるというものであり、若者の市内企業への就職、居住の促進につながることも見据え、調査研究を行っていく。

特別職報酬等審議会のあり方について ほか 北野 誠一郎

質問

 今回、議員・市長・副市長等の期末手当増額の改定が報酬審議会の開催を経ず「自動的に」提案された。コロナ禍が収まらず、市民にとってはまだまだ厳しい情勢が続く中での給与等の増額に際し、審議会へ諮問すべきではなかったか。また、審議会条例の改正を手始めに議員・市長等の報酬・給与の決定のプロセスを根本から見直すべきではないか。

回答

 昨年度の答申の附帯意見からも、一般職の給与改定に準じた期末手当の改正に当たっては、今年度、特別職報酬等審議会を開催しないこととした。
 今後、特別職報酬等審議会においては、2年に1回というような形をとっているが、内容的な公開も含めて検討する余地はあると思っている。

意見

 市民に対し「水道料金の値上げ」「市民プールの閉鎖」への理解を求めるなら、市長・副市長・議員の給与・報酬については「値上げをせず、据え置きする」とのメッセージを発信すべきである。

地域運営組織について

質問

 総務省の財政措置対象となる「地域運営組織」の掘り起こし、整理を行い地域コミュニティ支援組織の形成を展開する。合わせて、現在、計画されている公民館の地域交流センター化に合わせ、運営主体としての団体の形成・育成に繋げては。

回答

 自治会をはじめとする地域団体の支援に取り組むとともに、地域運営組織としての登録に向けた各団体との協議や掘り起こし、支援を通じた施策について研究をしていきたい。
 地域交流センターの運用については、試行錯誤しながら進めていくことになるが、地域活動の拠点となり、地域活動が活性化するように検討していく。

高砂市議会からのお知らせ

高砂市議会本会議記録の公開

高砂市議会の会議記録は冊子の形で図書館や各公民館に配置して、市民の皆様に閲覧いただけます。また、高砂市のホームページ上では、本会議記録の検索システムを導入しています。これは平成12年3月定例会以降の本会議記録について、様々なキーワードから検索できるというもので、簡単に審議の状況を確認いただけます。

高砂市議会本会議映像の提供

映像記録の交付を希望される方は、複写のためのDVD-Rのディスクと申請書を添えて議会事務局まで申し出てください。申請後10日程度でお渡しできます。
ただし、本会議等の会期中は複写などの作業ができないため、会期中の申請は、閉会日の翌日に申請されたものとして処理いたします。
なお、正式な記録が必要な方は会議録をご覧ください。(12月定例会の会議録は3月に完成する予定です。)

本会議・委員会をインターネットで放映中!

高砂市議会は「市民に開かれた議会」を目指すために、定例会中の本会議(ライブ・録画配信)と委員会(ライブ)を配信しておりますので、ぜひご覧ください。

「高砂市議会だより」の表紙写真を募集します

ぜひ、ご応募ください!

市民のみなさまに親しまれ、身近に感じていただけるよう、年5回(1月、5月、7月、11月、12月)発行する高砂市議会だよりの表紙写真を募集します。

応募方法など詳しくは、高砂市議会のホームページをご覧ください。

本会議・委員会はどなたでも傍聴できます。

3月定例会は2月22日(水曜日)開会予定です。

詳しい日程は後日、高砂市議会ホームページにてお知らせいたします。

日程その他詳しいことは議会事務局 (Tel 443-9061)までお問合せください。

編集後記

 昨年12月24日に高砂市役所新庁舎竣工記念式典が開催され、翌々日の12月26日にグランドオープンいたしました。
 本号の表紙は、グランドオープンを記念し、新庁舎の写真です。市民の皆様に親しんでいただける庁舎となることを願っています。
 本紙におきましても、今後も、身近に感じていただける紙面となるよう取組んでまいります。
 皆様からの表紙写真のご応募をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局

〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

電話番号:(総務課)079-443-9051

     (議事課)079-443-9061

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