市議会だより 令和6年12月定例会号(テキスト版)

更新日:2025年06月09日

高砂市議会だより 第231号 令和6年12月定例会号

発行

高砂市議会 高砂市荒井町千鳥1-1-1 電話番号 079-443-9061

編集 市議会だより編集委員会

トピックス

決算特別委員会が最終報告を行いました

小・中学校の体育館に空調設備を整備する補正予算が可決されました!

日程

12月定例会

12月3日~ 12月16日(14日間)
12月3日開会、市長の提案理由の説明
4・5日質疑
9・10日一般質問
11・12日委員会審査
13日委員長報告、討論採決
16日質疑、委員会審査、委員長報告、討論採決(追加提案)、閉会
 

 (12月定例会)議案概要

可決した事件議案

  • 指定管理者の指定について(高砂市工楽松右衛門旧宅)
  • 指定管理者の指定について(高砂市立図書館)
  • 姫路市及び高砂市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部を変更する連携協約の締結について

可決した条例議案

  • 高砂市建築手数料条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 高砂市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 高砂市会計年度任用職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて

可決した補正予算

  • 第6回令和6年度高砂市一般会計
  • 第2回令和6年度高砂市介護保険事業特別会計
  • 第3回令和6年度高砂市水道事業会計
  • 第2回令和6年度高砂市下水道事業会計
  • 第1回令和6年度高砂市病院事業会計
  • 第7回令和6年度高砂市一般会計
  • 第2回令和6年度高砂市国民健康保険事業特別会計
  • 第2回令和6年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計
  • 第3回令和6年度高砂市介護保険事業特別会計
  • 第4回令和6年度高砂市水道事業会計
  • 第1回令和6年度高砂市工業用水道事業会計
  • 第3回令和6年度高砂市下水道事業会計
  • 第2回令和6年度高砂市病院事業会計

陳情

継続審議
  • 臓器移植に関わる不正取引、非人道性が疑われる国への渡航移植等を防止するための法整備等を求める意見書提出の陳情

令和5年度決算認定について

  • 【議案名】令和5年度高砂市一般会計歳入歳出決算認定について【審議結果】認定
  • 【議案名】令和5年度高砂市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について【審議結果】認定
  • 【議案名】令和5年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について【審議結果】認定
  • 【議案名】令和5年度高砂市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について【審議結果】認定
  • 【議案名】令和5年度高砂市水道事業会計決算認定について【審議結果】認定
  • 【議案名】令和5年度高砂市工業用水道事業会計決算認定について【審議結果】認定
  • 【議案名】令和5年度高砂市下水道事業会計決算認定について【審議結果】認定
  • 【議案名】令和5年度高砂市病院事業会計決算認定について【審議結果】認定

(12月定例会)議案等の表決結果

紙面の都合上、賛否の分かれた議案等を掲載しています。

注:議長は採決に加わりません。

事件議案

指定管理者の指定について(高砂市工楽松右衛門旧宅)

 可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成
指定管理者の指定について(高砂市立図書館)

 可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成
姫路市及び高砂市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部を変更する連携協約の締結について

 可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成

条例議案

特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 反対
  • 北野 誠一郎 反対
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成
議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 反対
  • 北野 誠一郎 反対
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成

予算議案

第6回令和6年度高砂市一般会計補正予算

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成
第7回令和6年度高砂市一般会計補正予算

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成
第4回令和6年度高砂市水道事業会計補正予算

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成
第2回令和6年度高砂市病院事業会計補正予算

可決

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成

陳情 ※継続審議とすることについて諮りました。

臓器移植に関わる不正取引、非人道性が疑われる国への渡航移植等を防止するための法整備等を求める意見書提出の陳情

 継続審議

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成

決算認定

令和5年度高砂市一般会計歳入歳出決算認定について

認定

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成
令和5年度高砂市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について

認定

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成
令和5年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について

認定

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成
令和5年度高砂市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について

認定

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成
令和5年度高砂市水道事業会計決算認定について

認定

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成
令和5年度高砂市病院事業会計決算認定について

認定

新政会
  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成
公明党
  • 迫川 高行 注
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成
明風会
  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成
日本維新の会
  • 横田 英樹 (欠席)
日本共産党
  • 大西 由紀 反対
まつかぜ
  • 坂本 まり 賛成

決算特別委員会報告(概要)

経過

  • 付託 令和6年9月26日
  • 審査 11日間(令和6年10月2日、18日、25日、28日、30日、11月7日、11日、13日、14日、21日、22日)
  • 結果 各会計認定すべきものと決定する。
  • 意見 全16項目の指摘事項のうち、8項目を抜粋し要旨記載

全般的事項

  • 外国人居住者の増加をうけ「やさしい日本語」等、多文化共生社会に向けた様々な施策に取り組み、様々な生活シーンで安心して生活できるよう全庁的に取り組むこと。
  • 高砂市の2030年の姿を念頭に、道路や植栽の除草頻度を上げ、まちの美観・美化を維持すること。あるいは特色ある小中一貫教育の推進による教育力の向上など、高砂市の魅力を全面に出した施策に取り組み、転出超過の克服にむけて全庁的に取り組むこと。

一般会計

  • 人材育成方針が改定され、求める組織像・目指すべき職員像にむけてマネジメントされているが、自ら設定した目標を達成できるよう適切にコミュニケーションを図ること。
  • 移住定住若者推進事業は近隣他市と比較して優れている施策をアピールする必要がある。ビジョンを明確にして全庁をあげて魅力の発信を行うこと。
  • 医師確保に向け鋭意取り組まれているが、高砂市全体の現状や将来予測などのデータを示し、行政唯一の政治家である市長自らが医師の偏在を訴える必要がある。
  • 児童学園について、老朽化に伴い早急に大規模改修・建て替えの検討を進める必要がある。発達支援としての機能的にも必要な施設である。
  • 市の公共施設の見学など、児童・生徒全員が等しく体験活動ができるよう取り組むこと。また、学校施設の老朽化対策を迅速に実施して安全安心な環境整備に努めること。

水道事業会計

  • 持続可能な水道事業を行えるように耐震化を進め、水道インフラの強靱化に努めること。また、水道BCPの見直しも早急に実施すること。

委員会審査の概要報告 (主な審査)

総務常任委員会

【事件議案】 
  • 工楽松右衛門旧宅の指定管理者指定については、検証リストの内容、公募が一者のみである課題、スタッフの「市の歴史、文化、観光資源」に関する知識とスキルの向上について確認し、了としました。
【条例議案】 
  • 一般職の職員における給与改定については、人事院勧告に基づいた4月遡及適用の考え方を確認し、了としました。
  • 特別職の職員で常勤のものの期末手当の改定については、市長に出席を求め、一般職の職員の期末勤勉手当に準じて改定するに至った経緯や、市民病院の経営責任の捉え方を確認し、賛成多数で了としました。
【予算議案】 
  • (公財)高砂市施設利用振興財団に対する補助金支出については、市の勤労者福祉事業の体制整備にかかる事務補助であるものの、支出の妥当性に関する観点から、公益性、公平性および法的側面について確認し、了としました。

文教厚生常任委員会

【事件議案】 
  • 指定管理者の指定のうち高砂市立図書館については、2Fテラスの活用、2F多目的スペース(自習スペース)の今後の運用方法についての考え方を確認し、了としました。
【予算議案】 
  • 小中学校空調設備借上料については、機器の選定に至った経緯、買い上げて設置した場合の予算や工期日数等、また今後の交付金措置について確認し、了としました。
  • 戸籍住民基本台帳事務事業について、令和7年度以降にマイナンバーカードの更新ピークを迎えることから、業務の効率化と来庁者の負担軽減が図れる事を確認し、了としました。
  • 病院事業費用について、整形外科・眼科で特定の治療を受診する患者数が増えており、薬剤も多く使用されている事を確認し、了としました。
【陳情】
  • 「臓器移植に関わる不正取引、非人道性が疑われる国への渡航移植等を防止するための法整備等を求める意見書提出の陳情」について、引き続き調査・研究するため、賛成多数で継続審査としました。
     

建設環境経済常任委員会

【条例議案】 
  • 高砂市建築手数料条例の一部を改正する条例を定めることについては、平時の対応や建築主事資格者養成の必要性及び手当の運用や人材育成の課題も確認し、職員の任用や研修及び計画的な育成を進めることを意見し、了としました。
【予算議案】 
  • 企業連携型奨学金返還サポート事業については、申請状況や企業支援の透明性及び奨学金支援の方法や正社員の定義について確認し、了としました。
  • 農業振興事業については、農地保全や担い手育成を目指す取り組みや農業地域計画の推進について確認し、了としました。
  • 有害鳥獣駆除委託事業については、防護柵設置や地域連携の強化の必要性及び市街地を含めた効果的な対応を確認し、了としました。
  • 市道補修工事については、既設と新設の継ぎ目や施工品質及び住民への騒音・振動など懸念事項の確認を行い、市民目線での補修工事を行うよう求めました。
  • 鉛製給水管の敷設替えについては、計画や地震対策、漏水対策の重要性について確認し、安全で安心な水道環境を目指し、予算バランスと人員体制を含めた検討を行うよう意見し、了としました。

一般質問

くわしい内容については図書館に備え付けられている「兵庫県高砂市議会定例会会議録」をご覧ください。(12月定例会の会議録は3月に完成する予定です。)

播磨臨海地域道路完成後の高砂の未来について〜変化を機会に何を創るか〜 鷹尾 治久

質問

播磨臨海地域道路は市の新たな動脈になる大事業。この変化をチャンスと捉え如何に有効に地域や市民の為に使うかが重要。これをいつ何処で誰が考えていくのか。

回答

道路の波及効果を最大限にするためには、長期的なまちづくりを考えていく必要があるが、行政だけで行うことはできない。そのため市民の皆様、また企業と行政が知恵を出し合い、対話し、高砂市の未来をともに考えていきたい。
山陽電鉄本線連続立体交差事業やJR曽根駅周辺整備などの相乗効果も見据え、様々な機会を通じ、市民の皆様から長期的なまちづくりに関する意見を聞くとともに、第5次高砂市総合計画や、高砂市都市計画マスタープランの見直しの際には、市民の皆様の意見を踏まえながら、播磨臨海地域道路の計画を十分に反映していく。
 

質問

民間企業と官公庁の両者の舵取り経験のある市長が考えている市役所における人材育成の要諦と、今年度からスタートした人材育成基本方針と従来の違い、そしてその効果を発揮する新しい運用の仕組みは。

回答

各部各課のリーダーが、現状維持にとどまらず、自ら目標を立て取り組んでいく組織を目指している。その目標を実現するために、自分たちの組織や機能、役割を肝に銘じ、その責任を果たそうとする使命感を持つことが重要である。
本方針では、求める組織像を新たに定義し、「市民に寄り添い、自律し、共感する組織」を掲げ、魅力ある職場が組織力の向上に繋がることから、組織間連携を重要取組事項として、人事評価の設定目標にも加え運用している。
そのため、面談による上司や先輩とのコミュニケーションの活性化や、人材育成支援システムの運用を開始し、必要な情報の一元化を図る等、仕組みを整えている。

播磨臨海地域道路について 坂本 まり

質問

播磨臨海地域道路のアクセス道路として位置付けられてきた大塩曽根線については、北浜隧道(トンネル)を通学する子どもたちの安全確保策としても有効な道路である。海岸線への接続イメージも公開された今、膠着状態を打破し前に進める契機と考えるが事業化への見解を伺う。

回答

大塩曽根線の整備にあたっては、播磨臨海地域道路と大塩曽根線、それぞれが個別の事業として実施される予定であり、いずれも事業主体が決まっていない状況である。
大塩曽根線については大変重要な道路であると考えており、高砂市としては姫路市と事業化に向けて取り組んでいきたいと考えている。
北浜隧道については、学校関係者等と合同点検を行い、トンネル照明のLED化に取り組んでおり、引き続き必要な対策を講じる。

質問

高砂小学校・中学校の上を通るルート案が公開され、高砂校区の住民には不安や混乱、また行政に対する不信感が募っている。丁寧な説明に加え、子どもたちの安心・安全な教育環境を守ること、教育内容の更なる充実を図ることを求める。

回答

現在、策定を進めている新たな学校づくり推進計画について、今年度末までに各中学校区において説明会を開催し、具体的なデータを示し、理解しやすいような形で報告するとともに、今後のスケジュールも説明したいと考えている。
説明会の開催以降も、スケジュールや検討過程を丁寧に説明するとともに、すべてのこどもたちに安全安心はもとより、よりよい教育環境を確保できるよう検討したい。

高砂市の障害者福祉について ほか 大西 由紀

質問

高齢の親が、障害を持つ子どもの将来を案じる声がある。自立した日常生活や社会生活を営むための支援を求める。国に報酬引き上げを、県へ支援強化を求めること。

回答

長年介護をしてきたこどもへの愛情により、地域や支援者との繋がりが形成できず、緊急時に頼る先がないといった事態に陥ることが懸念される。本人の障害特性を理解した支援者を増やしていくことが重要と考える。本人、家族の気持ちに寄り添いながら、今後も丁寧な対応に努めていく。
また障害のある方が希望する暮らしを実現するためには、支援する事業所の充実が不可欠である。今後も引き続き、適切な報酬改定、及び介護職員の処遇改善について、国へ要望していく。

播磨臨海地域道路について

質問

兵庫県の計画段階評価時の資料で、内陸加古川ルートのコストは5900億円。第二神明道路から姫路市広畑までの32キロの計画路線である。
人口減少時代に入っている今、費用対効果を考えると高規格道路は必要ないと考える。

回答

交通量に対し容量が不足しており、国道2号バイパス等の東西の主要幹線と、臨海部から国道2号バイパスにアクセスする南北道路で、慢性的な渋滞が発生している。
自動車専用道路は国道2号バイパスのみであり、物流の効率化や、防災対策、通行止め等のリスク低減のためにも、新たな高規格道路が必要であると考える。
地域の課題である、「慢性的な渋滞とそれに伴う経済への影響」、「多発する交通事故」、「災害リスク」等を踏まえると、早期に整備する必要があると考える。
 

阪神淡路大震災30年をふまえて、大規模災害への備えについて ほか 春増 勝利

質問

阪神淡路大震災30年を踏まえて、その経験や教訓を未来へつなぐ防災教育と、フェーズフリーの考えによる地域防災力の向上について伺う。

回答

兵庫県教育委員会が作成した防災教育副読本「明日に生きる」を活用し、震災の経験や教訓を児童に伝えている。
さらに、地域との連携を重視した防災教育にも力を入れており、取り組みを通じ震災の記憶と教訓を次世代へ伝えることに努めている。
震災から学んだ教訓を地域全体で共有し、次世代に伝える防災学習を進めることで、災害に強い地域社会を目指していく。
フェーズフリーについて、本市ではローリングストックを推奨している。また、カセットコンロなど、普段使いしている日用品を備えておくことも重要な取り組みであるとし、啓発している。
日常生活の中で、災害時にも役立つのでは、といった視点を取り入れることで、特別な意識を持たなくても災害に備えることができるフェーズフリーの考え方については、引き続き周知・啓発を図っていきたい。

質問

インクルーシブ教育を推進する上で、小学校から中学校に一貫した支援が必要である。人数が多い学級・学年や、通常学級で支援が必要な生徒が増えている中学校への特別支援教育推進員の配置について伺う。

回答

令和6年度は、介助員を小学校14人、中学校に6人、スクールアシスタントを小学校10人、中学校に1人、学校看護師を小学校に2人配置している。これらの特別支援教育推進員を配置することで、特別な支援が必要な児童生徒の教育活動に効果を上げている。
教育委員会としては、適切な配置に向け市長部局と調整を行い、こどもたちが持てる力を最大限に発揮できるよう指導の充実に努めていく。

その他質問項目

・感震ブレーカーの推進について

指定管理者制度の振り返りと今後の運用について ほか 芝本 鎮彰

質問

指定管理者制度の振り返りと今後の運用について

回答

本制度を導入後、約20年近くが経過し、現在は総合運動公園など11のグループで採用している。
導入効果は、直営や業務委託にはない、民間のノウハウを生かした自主事業の取り組みや提案事業の実施により、施設利活用の促進、市民サービスの向上に寄与している。
課題点は、昨今、応募者の数が少なく、本市だけではないが、新たな施設は複数の応募者があり、既存施設は応募者が減少傾向にあることである。
指定管理者制度は、本市の施設運営に有効であり、今後、募集要項や仕様書などを工夫し、事業者に本市の施設管理業務が魅力的なものであると捉えていただけるよう進めていく。

質問

スクールロイヤーの活用について―弁護士が学校の相談相手として継続的に助言する制度―

回答

スクールロイヤー制度は、本市でも必要であると考えている。
今後は、教育委員会においても、スクールロイヤーの雇用や、効果的な活用方法について、他市町の活用状況を調査研究するとともに、スクールロイヤー制度の導入の検討を進め、学校で起こる問題の未然防止や早期収束に取り組むことで、より一層、安全安心な教育環境の構築を目指していく。

その他質問項目

・行政処分代行者の意識醸成と行政手続法制の理解と運用について
・導入施設を包括管理業務委託の範囲に含めることについて
・学校でのラーケーションの導入について

「まちの魅力向上」について 岩見 明

質問

若い人が住みたいと思えるまちは、まちの美観の維持やまちづくり(狭あい道路の解消、まちづくり協議会)の推進が必要です。また、他市町に比べ、より充実した子育て支援(住民参加型支援等)や教育(発達段階に応じた個別学習、イエナプラン教育など)を行うことで魅力向上を図ることが大切だと思いますが見解をお伺いします。

回答

狭あい道路の解消については、狭あい道路整備要綱を定め、拡幅を推進している。まちづくり推進条例を活用して、まちづくり協議会を設立し、それぞれの地域に応じた課題に取り組んでいただいている。
本市において実施している住民参加型の子育て支援として、ファミリーサポートセンター事業や、子育て支援センターで実施する地域子育て支援拠点事業を行っている。
地域におけるこどもの居場所づくりとして、先進的な取り組みを参考に、関係機関と協議し、市の課題に合わせて地域と共に実施できるよう調査研究に取り組んでいきたい。
教育について、個別化はとても大切であると思っている。自由進度学習が先進的な地域で行われており、そのように進めていきたいが、加配の導入については市長部局と協議を進めながら、必要な配置を考えていきたい。
イエナプランについては、市内でも交流学年というような形で進めているところもあり、年齢差の中での学び合いも大切であるということを実感している。

質問

市民の理解と協力に基づく、住民参加型活動(地域活動)がまちの魅力向上になります。市長は市民に「つながっていくこと」を発信するべきと考えるが見解をお聞きします。

回答

地域交流センターを通じて、世代間交流ができるよう環境整備をしていく必要があると考えており、行政側も一緒になって地域の方と取り組んでいきたい。

人口減少、少子高齢化の下でのまちづくり・地域づくり実現を目指す取り組みについて 横田 英樹

質問

「小規模多機能自治」への取り組みについて、そしてその実現を支援するための根拠法令となる自治基本法の制定について

回答

住民自治は、地域社会の発展に非常に有効な手法であると認識をしている。
本市では、自治会を中心に各種団体が連携して、まちづくり活動に取り組んでいるが、担い手不足が進行しており、住民相互の繋がりの希薄化も懸念されている。
現在、市内8地区の地域交流センターを拠点に、運営協議会の設置を進めており、地域の課題等を共有し、住民と行政が連携して、その解決を目指すものであり、地域交流センター運営協議会が、小規模多機能自治の役割を果たす仕組みになり得ると考えている。
また、本市では自治基本条例を制定していないが、参画と協働や市民活動等に関わる事項を、総合計画に定めており、必要に応じて各種規程や方針を策定し、それらに基づいて市民主体のまちづくりを推進している。

質問

地域公共交通の「リ・デサイン(再構築)」への取り組みについて

回答

現在、令和6年度から令和7年度の2ヵ年で、地域公共交通計画の策定を進めており、市民へのアンケート調査等をもとに策定を行っていく。
策定した地域公共交通計画を実現するためには、財源の確保が必要であり、「地域公共交通確保維持改善事業」における「共創・MaaS実証プロジェクト」「交通DX・交通GX」など、多様な財源の確保を検討しつつ、本市に適した効率的かつ効果的で、持続可能な移動手段について検討していく。

移動支援サービス拡充と兵庫県知事選挙について 入江 啓太

質問

高齢者の事故増加を受け、移動手段の確保が重要です。高砂市の交通課題に対する民間協力、新たなサービス構想、他市の先進事例の活用や現在の取り組みについてお伺いします。

回答

新たな収益モデルの導入や、市民や企業の協力が不可欠と考えているが、人口減少に伴い、公共交通サービスの需要の縮小や、経営悪化、運転者不足の深刻化などにより、地域公共交通の維持、確保が厳しくなっている。
今後、地域公共交通計画を策定する上で、地域公共交通活性化協議会で、市民、企業、交通事業者などの関係者と協議しながら、本市に即した持続可能な移動サービスを検討していく。

質問

都倉市長が兵庫県知事選挙において選挙期間中に一方の候補者を支持表明された経緯や判断基準、リスク評価、さらにその支持表明が市や県の連携に与える影響と対応策についてお伺いします。

回答

兵庫県政が混乱をし、大きく停滞をしているという認識のもと、市長会として県政の混乱収束に向けた要望を知事に提出をした。
しかし、その後も混乱が続き、リスクよりも混乱を早急に収束する必要があり、数々の課題を県とともに対応していかなければならないという思いから、これまで実績がある前尼崎市長への支持を行うに至っている。
ただ、市民の皆様にご不安、ご心配をおかけしたことは、大変申し訳なく思っている。
県知事選挙後の懇話会では、私から知事への再選のご挨拶と、市としての今後の県への要望を述べ、知事から「市町とは今後も変わらぬ関係性で進めていく」旨の発言があり、私としても引き続き、県との連携を密に進めながら、市民のため、よりよいまちづくりを進めていきたいと考えている。

自転車専用通行帯と矢羽根型路面表示について ほか 山田 光昭

質問

神鋼前踏切以北120m区間に設置してある矢羽根型路面表示は「自転車の安全な通行を促す」ものであるのか、本市の考えを問う。

回答

神鋼前踏切から北へ約120mまでの直線区間においては、自転車専用通行帯の最低幅員が確保できないことから、矢羽根型路面表示とし、自転車空間を確保することで狭い中でも、一列で通行するような誘導に努めている。
自転車専用通行帯の今後の整備については、将来の経年劣化による道路表示の維持修繕も踏まえて、神鋼前踏切については、渋滞解消の観点からも、今後の課題と考えている。

質問

市内各所にて「消えかけている路面表示」について、補修や再塗装の判定基準は明確化・明文化されているのか、本市に問う。

回答

本市では通常業務に加えて、道路状況に特化した道路パトロールを年2回行っている。路面表示の状況を目視で確認していることから、職員が主観的に再塗装の判断をしている。
今後、再塗装の可否の判断が難しい現場では、写真で記録しておき、計画的な道路の維持管理に努める。
また、あわせて道路表示の維持管理や更新については、関係機関と一緒に調査研究を進めていく。

新たな農業施策・対策について ほか 松野 優也

質問

今後も高砂の農業が持続していくよう、既存農業者への施策として【小規模農家営農継続支援事業】の検討と、農福連携の更なる体制づくりに向けて。

回答

本市としては、既存の農業者への支援も必要であると考え、他市町の先進事例も含めて調査研究を行っている。
新たな支援策については、策定中の地域計画との整合性を図りながら、今後の農業の担い手育成や既存の農業者の支援にも資する制度になるよう検討していく。
農福連携については、制度について知らない農業者もいると思われるため、農業委員、集落農会長、新規就農者などに対し、情報発信を行う。
また、就労支援事業所と農業経営者を結びつけることが重要であると認識しており、今後も両者を結びつける橋渡しの役割を担っていきたいと考えている。

質問

未来への希望・地域の宝である子どもたちが、高砂の未来に夢や希望を抱けるよう、子ども版広聴事業【子どもの声】の導入についての見解を伺う。

回答

市長への手紙は年齢等に関わらず、すべてに目を通し、必要に応じて対応を指示している。こどもや若者の声を聴くことは、彼らの状況やニーズを的確に把握することができ、また、自己肯定感や自己有用感、そして社会参画への意識向上が期待され、非常に重要なものである。
市長に直接伝えたい意見やアイディアなどが思い浮かんだ時には、常時受け付けているため、市長への手紙をご利用いただきたい。
また、こどもが自分の意見を伝えて良いと思えるように、まず、「市長への手紙」のホームページの表現などについて、今後検討していく。

高砂市の最大の一番売り出したい魅力とは何か 川端 宏明

質問

魅力は時代の流れによっても変化する。定期的に魅力の棚卸し、洗い出し、戦略の見直しなどはされているか。市民が共感し、誇りに思える「高砂ブランド」をどのように構築していくのか。
機会を逃さず挑戦することが街の活気につながる、過去の取り組みの現状評価と今後の展開についてはどうか。

回答

市の魅力については、迅速かつ手軽に対応できるSNSであれば随時、パンフレットなどの印刷物については、改定等の機会に合わせて柔軟に見直していく。
過去の取り組みは、万灯祭や、ぼっくりん、ナイトファンタジーイリュージョン、日本遺産などがある。地域の皆様が本市の魅力を生かし、活性化のため挑戦された取り組みは数多く、頭が下がる思いである。
今後の展開については、価値感が多様化する中、常に移り変わる分野においても、活性化の一つになると考えている。地域に愛着と誇りを感じる皆様が、市を盛り上げようとする挑戦に、できる限りの支援を行いたい。

質問

市の各部署が連携し、総合的な魅力創出に取り組む体制はどうか。市民や企業との協働による魅力創出の具体的な計画や、若い世代を惹きつけ、定住を促進するための魅力づくりについてのお考えはどうか。

回答

職員対象の説明会を開催し、情報発信の大切さを周知している。
市民、企業と協働することの重要性は、総合計画を含め、各個別計画においても重要視している。魅力を伝える人が次々と現れることが、市の活力になると感じている。地域の皆様との良好な関係性があるからできるものである。一方、この関係性が閉鎖的と見られてしまうことがないよう、新しい人を受け入れながら、公平公正に取り組んでいく。
若い世代に選ばれるためには、日々の生活が便利である住環境が特に重要である。
令和7年度には、市民満足度調査、地域幸福度調査の追加実施を予定しており、これらを活用し、各世代の暮らしやすさ、幸福度の向上に繋がる取り組みを、より一層検討していく。

高齢者の移動支援について 鈴木 利信

質問

自力で車や公共交通機関を使用することが難しい地域住民に対し、阿弥陀地区ささえあいづくり協議会が主体となり、生活支援サービスの一部として、「あみだつなGO」が12月より開始される。
会員制・会費制となっており、月1回往復又は片道であれば2回、移送サービスを利用できる。通院や買い物等に利用出来るが、行先は高砂市内に限定される。この活動は主に、運転ボランティアの方に支えられている。
このような高齢者移動支援について、高砂市の支援は。

回答

本市では、支え合いづくり協議会の活動及び設置を推進している。生活支援体制整備事業は、地域包括ケアシステムの構築において重要な事業であると認識しており、社会福祉協議会へ委託するとともに、生活支援コーディネーターの支援を行っている。
今後、地域公共交通計画の策定を進めるにあたり、これら生活支援に付随した移送サービスを含めた地域全体の公共交通資源の把握と、全庁的な対応が重要となる。
これらを踏まえ、公共交通施策と福祉施策の連携を含めた公共交通のあり方や、具体的な施策を検討していく。

質問

高齢者のタクシー券や買いもん行こカーの利用状況は。

回答

高齢者福祉タクシー利用助成事業は令和3年10月から非課税世帯かつ、要介護認定者を対象に開始をした。
令和5年度からは、要支援認定者及び免許返納者を対象に追加し、大幅に交付者数及び利用者数が伸びている状況である。
また、コープこうべが実施する「買いもん行こカー」の対象地区については、現在市内7地区となっており、令和5年度の登録者数は126人、実施回数は、907回、延べ利用者人数が4802人と聞いている。

給与制度のアップデートにおける高砂市の課題(地域手当を中心に)など 北野誠一郎

質問

令和6年度人事院勧告は約10年ぶりの大きな制度改正となる。特に、地域手当では、どのような影響が考えられるか?また、その対策として講ずべき方策は?

回答

地域手当の大くくり化として、区分を現行の7区分から5区分に再編することや、兵庫県下の市町は4%、本市は8%の支給地となることが示された。現状、本市は、近隣との均衡を図るため、職員への支給割合を5%としている。
国が示す給与制度のアップデートをどのように取り扱っていくかについては、地域手当だけでなく、給与制度全体の適正化として、複合的にとらえ、職員団体とも調整協議を行いながら、慎重に検討していく必要がある。

高砂市の条例・規則・要綱等の制定指針と公表について

質問

(1)本市の法令体系をバランスの取れたものとし、行政の透明性・説明責任を向上させるために、高砂市の条例・規則・要綱等の制定指針が必要ではないか?
(2)要綱について、原則公表すべきではないか?

回答

指針については、現在制定していない。検討し整理することは、行政の透明性及び説明責任の向上に資することにもなり、また職員がスムーズに事務を遂行することができる環境整備にも繋がるものと考えている。条例等を制定する際の指針や考え方の策定に向けて、整理をしていく。
また、公表に努めてはいるが、明確な基準を設けた公表はしていない。
要綱等を全庁的かつ積極的に公表していくことは意義があるものと考えている。どういう内容や方法で公表するかの基準について検討をしていく。

人事

  • 人権擁護委員の候補者の推薦について適任としました。

    高砂市曽根町  松田 敦子 まつだ あつこ

総務常任委員会 視察報告

日程 /令和6年11月18日(月曜日)、19日(火曜日)

●生成AIについて(埼玉県戸田市)

庁内業務だけでなく市民向けサービスにおいても、先進的に生成AIを活用している戸田市を視察。
具体的な取り組みとして、AIによる総合案内チャットボットや多言語対応の市民向け応答サービス、航空写真のAI分析を活用した固定資産税調査など。また、生成AIを活用するアイデアを行うハッカソンを、職員・市民・企業で開催しているところも参考となった。
生成AIは一つの意見を提供するものであり、職員が生成AIだけに頼るのではなく責任を持って業務に当たる姿勢を学んだ。

●契約電子化について(東京都東久留米市)

令和6年3月より電子請求システムを導入し、見積もりから契約、請求書発行まで会計事務をまとめてDX化している。
市のメリットは、年間3万件の紙資料が85%削減され、照合閲覧、紛失トラブル、保管場所確保など、業務負荷の軽減。事業者のメリットは、書類作成印刷、押印、発送作業、郵送代、印紙代のコスト削減と無料でシステム利用が可能。
システムを導入したことで、電話やメールでの行き違い、書類の記載ミスによる業務遅延が減少。庁内でのやり取りが減り、テレワークも可能になるなど、職員の働き方にも改善が期待される。一方、工事図面など紙面が必要な契約、参加事業者の拡大、管財課から庁内各課へのシステム拡大などが課題となっている。

文教厚生常任委員会 視察報告

日程 /令和6年11月18日(月曜日)、19日(火曜日)

●子どもの声(子ども版広聴事業)について(東京都豊島区)

豊島区は、小中学生などの子どもの声を積極的に区政に反映するため、令和5年6月16日から、「子ども版広聴事業」を開始し、区内施設約120ヶ所に様式の設置やインターネット上での意見の聴取を行っています。これまでも子どもから寄せられた声には優しい言葉遣い・表現方法の見直しや、子ども向けの便箋や封筒を用いるようにしていましたが、そもそも広聴はがきが大人向けのデザインであることや、設置場所が子どもの利用しない施設に多いことも課題として捉え、子どもにも気軽に意見を届けてもらうために事業を開始しました。
子どもたちが親しみやすく気軽に意見を伝えてもらうために、折紙封筒式のかわいい様式を作成し、番号順に折るだけでそのまま封筒として利用できるようにしていました。
将来を担う子どもの声を聴くための取り組みとして参考になると感じました。

●スリーボンドベースボールパークについて(東京都八王子市)

平成12年に上柚木公園野球場として開設され、当時は磁気反転式スコアボードが採用されており、約20年の使用で不具合が多くなってきたことから、令和3年に主流である視認性の高いフルカラーLED方式のスコアボードへと改修された。改修費用は約1億4千万円で、スコアボード以外にもスピードガンの設置や高圧化対応のキュービクルが整備されています。
施設の運営は指定管理者制度で行なっており、平成24年からはネーミングライツを導入されていました。自治体の負担を減らし、企業側にとっても宣伝効果を高めイメージアップを図れることから、両者にとって大きなメリットとなっていました。
今後の球場の改修工事設計・ネーミングライツの考え方など参考になりました。

建設環境経済常任委員会 視察報告

日程 /令和6年11月18日(月曜日)、19日(火曜日)

●人工衛星とAIによる水道管の健康診断(愛知県豊田市)

豊田市では、人工衛星とAIを活用した水道管の劣化予測診断や漏水調査が進められています。この技術により、漏水エリアの特定や劣化予測を効率的に行い、従来よりも調査期間が短縮され、費用削減にも寄与しています。平地では的中率が高い成果を上げていますが、山間部や地下水の多い地域では精度が低下する課題があることが分かりました。一方で、ウォーターPPP(官民連携)など人材不足を見据えたインフラ維持の取り組みが検討されているのは注目すべき点でした。

●先導的モビリティサービスの取り組み(愛知県春日井市)

春日井市の高蔵寺ニュータウンでは、高齢化率が市内平均25%に対し、ニュータウンでは35%、石尾台では50%と特に高齢化が進んでおり、また、坂道が多い地形や公共交通の減便により、交通面での課題が顕在化していた状況を受け、2016年から「高蔵寺ニューモビリティタウン構想」が推進されています。
この構想では、既存交通と新たなモビリティを組み合わせた「モビリティブレンド」や、ニュータウン版MaaSの構築を目指しています。具体的な取り組みとして、「ゆっくり自動運転送迎サービス」の有償運行や「move!かすがい」の提供などが行われており、一定の成果を上げています。しかし、他市町で運用するにはシステムの汎用化や住民の理解促進といった課題がある事が理解できました。

「高砂市議会だより」の表紙写真を募集します

ぜひ、ご応募ください!

市民のみなさまに親しまれ、身近に感じていただけるよう、年5回(1月、5月、7月、10月、12月)発行する高砂市議会だよりの表紙写真を募集します。

応募方法など詳しくは、高砂市議会のホームページをご覧ください。

問い合わせ先:議会事務局 443-9061

本会議・委員会はどなたでも傍聴できます。

3月定例会は2月25日(火曜日)開会予定です。
詳しい日程は後日、高砂市議会ホームページにてお知らせいたします。

日程その他詳しいことは議会事務局(Tel 079-443-9061)までお問合せください。

本会議・委員会をインターネットで放映中!

高砂市議会は「市民に開かれた議会」を目指すために、本会議(ライブ・録画)と委員会(ライブ)を配信しておりますので、ぜひご覧ください。

ライブ中継はこちらからご覧になれます。

行政視察の受け入れ状況(令和6年10月~12月末現在)

10月2日 愛知県一宮市議会 エコライフアプリSPOBYについて

10月22日 須恵町外二ヶ町清掃施設組合(福岡県) エコクリーンピアはりまの施設運営状況について

10月23日 福岡県小郡市議会 総合治水の推進について

10月24日 埼玉県八潮市議会 総合治水の推進について

11月6日 香川県高松市議会 ICTを効果的に活用した教育の在り方について

11月8日 兵庫県加西市議会 エコクリーンピアはりまの施設運営状況について

11月15日 三重県伊勢市議会 総合治水の推進について

編集後記

今回の市議会だよりでは、12月定例会での議論を中心に各常任委員会の視察の内容などをお届けしました。特に、一般質問では、市民の皆さまにより身近に感じていただけるよう、質問者の顔写真を新たに掲載しました。議会活動の透明性をさらに高め、市民の皆さまと共に歩む議会を目指して取り組んでまいります。また、紙面の親しみやすさ向上のため、表紙写真のご応募を心よりお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局

〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

電話番号:(総務課)079-443-9051

     (議事課)079-443-9061

お問い合わせはこちら