市議会だより 令和7年6月定例会号(テキスト版)

更新日:2025年10月06日

高砂市議会だより 第233号 令和7年6月定例会号

2025年(令和7年)8月

発行

高砂市議会 高砂市荒井町千鳥1-1-1 電話番号079-443-9061

編集 市議会だより編集委員会

トピックス

野球場改修工事等の工事請負契約締結について可決!

若者応援クーポン給付事業含む補正予算を可決!

日程

6月定例会

6月12日~6月25日(14日間)

6月12日 開会、市長の提案理由の説明、質疑、委員会審査、委員長報告、討論採決、諸報告

13・16日 質疑

18・19日 一般質問

20日 特別委員会、委員会審査

23・24日 委員会審査

25日 委員長報告、討論採決、質疑、委員会審査、 委員長報告、討論採決(追加提案)、閉会

(6月定例会)議案概要

可決した事件議案

  • 工事請負契約を締結することについて(伊保地域交流センター改修工事)
  • 工事請負契約を締結することについて(野球場改修工事)
  • 工事請負契約を締結することについて(旧入江家住宅主屋等保存修理工事)
  • 工事請負契約を締結することについて(鹿島排水機場等解体工事)
  • 市有土地の売却について
  • 動産の買入れについて

可決した補正予算

  • 第1回令和7年度高砂市一般会計 
  • 第2回令和7年度高砂市一般会計 
  • 第1回令和7年度高砂市国民健康保険事業特別会計 
  • 第1回令和7年度高砂市介護保険事業特別会計
  • 第3回令和7年度高砂市一般会計

可決した条例議案

  • 高砂市市税条例の一部を改正する条例を定めることについて
  • 高砂市医療費助成条例の一部を改正する条例を定めることについて

陳 情

【採択】

  • 少人数学級・教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度2分の1復元に関する件

議案の表決結果

紙面の都合上、一部の議案等を掲載しています。

注:議長は表決に加わりません。

事件議案

工事請負契約を締結することについて(伊保地域交流センター改修工事)

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成
工事請負契約を締結することについて(野球場改修工事)

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成
工事請負契約を締結することについて(旧入江家住宅主屋等保存修理工事)

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成
工事請負契約を締結することについて(鹿島排水機場等解体工事)

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成
市有土地の売却について

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成

条例議案

高砂市市税条例の一部を改正する条例を定めることについて

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成
高砂市医療費助成条例の一部を改正する条例を定めることについて

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成

予算議案

第1回令和7年度高砂市一般会計補正予算

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成
第2回令和7年度高砂市一般会計補正予算

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成
第1回令和7年度高砂市国民健康保険事業特別会計補正予算

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成
第1回令和7年度高砂市介護保険事業特別会計補正予算

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成

陳情

少人数学級・教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度2分の1復元に関する件

採択

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成

追加提案

動産の買入れについて

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成
第3回令和7年度高砂市一般会計補正予算

可決

新政会

  • 入江 啓太 賛成
  • 岩見 明 賛成
  • 藤森 誠 賛成
  • 川端 宏明 賛成
  • 島津 明香 賛成
  • 今竹 大祐 賛成

公明党

  • 迫川 高行 (注)
  • 春増 勝利 賛成
  • 森 秀樹 賛成

明風会

  • 石崎 徹 賛成
  • 鷹尾 治久 賛成
  • 芝本 鎮彰 賛成

未来ネット

  • 鈴木 利信 賛成
  • 北野 誠一郎 賛成

民主クラブ

  • 松野 優也 賛成
  • 山田 光昭 賛成

日本維新の会

  • 横田 英樹 賛成

日本共産党

  • 大西 由紀 賛成

まつかぜ

  • 坂本 まり 賛成

委員会審査の概要報告

総務常任委員会

【事件議案】
  • 市有土地の売却については、高砂工業公園の土地売却予定位置図や現在の貸付状況、今後の見通しなどを確認し、了としました。
【条例議案】
  • 高砂市市税条例の一部を改正する条例を定めることについて、個人市民税の特定親族特別控除の適用について、市たばこ税の加熱式たばこの課税方式の見直しについて確認し、了としました。
【予算議案】主な審査
  • 高砂工業公園土地売払収入については、減災基金に積み立てるのではなく、財政調整基金に戻すことにより、借入額そのものを抑制することで公債費を発生させない効果を求める方が適当であるとの考え方を確認し、了としました。
  • 消防庁舎整備事業については、将来の消防機能の向上に効果を求めた改修工事についての見通しなどを確認し、了としました。
  • 若者応援クーポン給付事業については、物価高騰対策の市としての考え方、対象となる高校生世代、本人確認の方法やまちづくりアンケートの内容の選考などを確認しました。また、今後、子育て世代を含む若者世代への支援のあり方について、データ等により根拠に基づく世代の特性を捉えた効果的な支援につながる施策を展開していくことを確認し、了としました。

文教厚生常任委員会

【事件議案】主な審査
  • 伊保地域交流センター改修工事について、今後控えている大規模改修の時期や内容、今回の改修は機能回復を優先した事を確認し、了としました。
  • 野球場改修工事について、工期の確認、関係団体への説明や球場との調整、さらに改修後のオープニングイベント開催について確認し、了としました。
  • 情報教育推進事業(児童・生徒用タブレット更新)について、リース契約から購入に至った経緯・内容を確認し、了としました。
【条例議案】
  • 高砂市医療費助成条例の一部を改正する条例を定めることについて、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律施行令等の一部改正、高齢期移行者等に係る医療費の助成の所得要件を確認し、了としました。
【予算議案】主な審査
  • 小中学校体育館における空調設備の買い取りについて、リース契約を購入に切り替えることで、交付税措置があること、また学校以外での利用方法を確認し、了としました。
  • 障害福祉システムの改修について、10月より新たに開始される就労選択支援サービスの概要、今後の就労支援体制を確認し、了としました。
【陳情】
  • 少人数学級・教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度2分の1復元に関する件については、全会一致で採択し、意見書を提出しました。

建設環境経済常任委員会

【事件議案】
  • 鹿島排水機場等解体工事の請負契約について、解体方法や撤去対象構造物をどの範囲で撤去解体するかなど計画内容を確認し、了としました。
【予算議案】
  • 森林環境譲与税を活用した「たかさごの森整備事業」について現地視察を行い、今後の活用や周辺施設について説明を受けました。本事業は、都市部自治体が山間部の自治体と連携し森林整備に取り組む県内初の試みであり、その意義を確認するとともに、市内における当該税のさらなる活用推進の必要性を指摘しました。また、庁内連携体制や基金活用の方向性についても確認し、了としました。
  • 松波住宅においてアスベスト(石綿)のスクリーニング調査結果に基づいた分析調査を行うことについて、進行スケジュール等の概要説明を受け、内容を確認のうえ、了としました。

表彰

全国市議会議長会10年永年勤続議員表彰

石埼 徹(いしざきとおる)

津 明香(しまづはるか)

人事

人権擁護委員の候補者の推薦について適任としました。

高砂市高砂町  榊原 一磨(さかきばらかずま)

高砂市今市  清水 賢二(しみずけんじ)

高砂市米田町  蜂野 知子(はちのともこ)

一般質問

詳しい内容については図書館に備え付けられている「兵庫県高砂市議会定例会会議録」をご覧ください。(6月定例会の会議録は9月に完成する予定です。)

AIスマートコーチの活用について ほか 松野 優也

質問

 ICTを活用した学校体育は、児童の体力・運動能力の向上、教員の負担軽減やサポートにもなる。新たな市の教育DXの推進にもなると考えられるが、見解を伺う。

回答

高砂市教育大綱において、基本方針として定めた「こどもが主役の学び」や「ニーズに合った教育環境」を実現するため、ICTの活用は有効な手段の一つであると考えている。 AIスマートコーチは、個々のこどもの運動能力のデータや運動への改善アドバイスを提供するツールとして、他市では試行的に導入され、体力アップに効果があったという報告がされている。 今後、ICT機器の支援アプリなどの効果的な活用について、調査研究して参りたい。

部活動の地域展開について

質問

部活動の地域展開についてのスケジュールは示されたが、部活動から地域展開になる学年に説明が出来ていない。市としての取り組みが遅いのではないか。各種団体や協会との調整や指導者確保に向けた方策、今後の展望について伺う。

回答

小学生に対し「スポーツ文化活動等への興味や希望のアンケート調査」については5月中旬に実施し、現在集計を進めている。 活動団体の確保については、現在、各種団体の会議や練習場に出向き、実証研究への協力を依頼している。

今後、地域クラブの募集に向けての説明会を開催し、各種団体の参画をお願いする予定である。教育委員会のホームページを通じ情報を発信するとともに、多様な人材募集に向けて、地域クラブ指導者を希望する方が問い合わせしやすいようなシステムを作っていきたい。

人と生成AIが共に働く高砂市へ 入江 啓太

質問

生成AIを活かした業務効率化の可能性及び、他自治体の先行事例を踏まえた、生成AI導入の検討の必要性について。

回答

生成AIの導入によって効率化が期待される業務としては、議事録やアンケート回答のような多くの文章を整理し、まとめる作業や、インターネット上のひな形や文例を参考に提案を受け、定型的な文章作成の作業における時間短縮が見込める。また、その業務に経験が少ない場合の心理的負担軽減など、職員の業務支援にも役立つ。

他市の事例を参考にすると、内部事務での展開は、職員向けの事務手続きのルールやマニュアル、方針、計画、条例や規則の複合的な連携による事務処理のナビゲーションが考えられる。市民向けの展開は、手続き案内や問い合わせ回答をホームページから案内する「AIぼっくりん」が考えられる。

今後ますますAIの利用拡大が予想されるが、リスク管理や扱う職員の育成が重要と考えており、段階的に新しい技術やルールの導入を検討していきたい。

質問

生成AIのルール整備と職員研修や人材確保について。

回答

生成AIのルール整備において、国の動向を注視しつつ、現行ガイドラインは常に見直しが必要だと考えている。 職員研修については、デジタル活用推進員にデジタルスキルやICTリテラシーの向上を目的とした研修を受講してもらい、各職場におけるデジタルツールの活用や意識改革に取り組んでいる。

今後、任期付専門職としてICT専門職の募集や、民間のDX人材を会計年度任用職員として登用する複業制度等、外部人材の活用についても検討していく。

物価高騰の中における子育て世帯の負担軽減となる支援策について ほか 坂本 まり

質問

名目賃金の上昇をはるかに上回る物価上昇により、大きく実質賃金が低下している。物価高騰の影響を大きく受けている子育て世帯に、集中的に支援を強化していく必要性があると考える。

実態を把握し、市民ニーズを捉える事が、効果的な支援への近道だと考えるが見解を伺う。

回答

「第2期高砂市子ども・子育て・若者支援プラン」策定に基づく、子育て支援のニーズ把握をするためのアンケートを令和5年度に実施し、世帯の年間総収入が500万円から700万円未満の世帯においても「やや苦しい」と回答した割合が38%であったことから、一定の所得があっても長引く物価高騰等の影響を受けていることが伺える。

物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯に必要な支援が行えるよう、ニーズの把握が必要であると考え、手法については、関係部局や関係機関と連携し必要な支援につなげるよう研究していく。

質問

安心して産み、育てられるまち高砂を目指し、成長期における子どもたちの「食」「教育」「生活全般」のいずれの項目でも質の低下がないよう具体的な支援を求めるが見解を伺う。

回答

給与が物価高騰に追いついていないのは事実と考える。そのような中で子育て世帯への追加的な事業は必要と考えている。給食費もコロナ禍以前より上がらないよう努めている。子育て世帯、高齢者世帯、現役世代などの物価高騰影響を比べる材料は今のところ持ち合わせていないが、全世帯の中でどこがお困りかということを踏まえ、事業を考えていきたい。

中学校部活動の地域展開について 川端 宏明

放課後の対応について

質問

中学生たちの居場所を、行政としてもその過ごし方の選択肢を用意する必要があるのではないか。また放課後の体育館やグランド、音楽室など学校施設の開放についてはどう考えるのか。

回答

部活動の地域展開は、中学生の居場所を作る取り組みであると考えている。そのために、地域クラブの在り方として、活動内容、実施形態は多様な形があると考えている。

学校施設の開放については、部活動の地域展開における制度化に向けた検討の中でも大きな課題であると認識している。

今後、様々な観点から施設開放の在り方について、課題を整理しながらよりよい形を模索したい。

指導力向上に向けての方策

質問

教師の皆さんは、教室だけではなく、部活動という場を通して、生徒と多様に関わり、教育力・指導力を高めてきた。それに代わる教育力向上の機会をどう確保していくのか。これからの高砂の教育力をどう担保していくのか。

回答

現在、学校及び中学校区において、学習指導や生徒指導の面から、児童生徒の実態、地域の課題に応じた研修会、ワークショップの実施や、教科や道徳などの授業研究を実施しており、教員が研修する機会を自主的に作っている。

教育委員会においては、児童生徒が互いの考えを発信し、新たな理解を築く知識構成ジグソー法など、新たな学びの研修を実施している。また、企業や官公庁、地域の皆さんと連携・協働し探究的な学びの研究も進め、地域を理解し、地域に貢献する活動へと発展させるようにしていきたいと考えている。

こどもたちの最善の利益の実現について 芝本 鎮彰

質問

「スクールロイヤー制度」導入への検討状況について

ー学校における法務相談体制(弁護士)の構築についてー

回答

スクールロイヤー制度の導入は教職員が教育に関する判断や対応を適切に進められる環境の整備に有効であると考えている。

教育委員会では、県内で先行し導入している市町に視察訪問や電話等での聞き取りを行うなど調査を実施している。その結果、非常勤職員としての任用や法律事務所等と委託契約などの形が考えられることや業務内容が分かった。

本市の教育現場に即した制度設計を目指し検討を続け、スクールロイヤー制度の導入に向けて調査・研究を進めていく。

質問

緊急時におけるこどもたちの安全確保について

ー緊急事態への初動対応を迅速にできる環境整備についてー

回答

令和7年5月に起きた立川市の学校侵入事件を受け、児童生徒の命を守ることの重要性が、改めて浮き彫りになった。本市においても同様のリスクが存在することを踏まえ、不審者侵入防止策を検討する必要がある。

議員ご提案の、学校施設へのサイレントブザーの導入は、児童生徒の安全を守るために極めて重要であり有効な方法ではあるものの、全教室に設置することは困難であるため、不審者対策として、訓練の実施や、危機管理マニュアルの徹底など、ソフトの対策はもちろんのこと、緊急事態への初動体制、対応を迅速にできる環境整備について、調査・研究していく。

その他質問項目

  • 児童生徒の問題行動への対応について
  • 性行不良による「出席停止」措置の判断基準について
高砂市における「平和の取り組み」、聴覚機能の衰え予防について 春増 勝利

質問

高砂市でも、「戦後80年」「被曝80年」の節目にあたり、被爆者や戦争体験者の「平和を願う心」を継承し、市民の平和意識向上に取り組む必要があり、次代を担う子どもたちの心に「平和の砦」を築くには、小・中学校における平和学習の充実が大切であると考える。

回答

本市の将来を担う世代だけでなく、全ての方の平和意識を高めるため、平和への思いを込めたメッセージを発信することを検討している。市ホームページや広報たかさごをはじめ、公式SNS等も活用し、全ての方が平和を自分事として捉え、平和を願う意識の醸成に取り組んでいく。

小中学校における平和学習の取組状況について、各教科や総合的な学習の時間、学校行事など、様々な教育活動の中で実施している。

質問

聴覚機能の低下による体の衰えについて、正しい理解が広まるように市民への周知啓発が必要であり、高齢者が聴力低下に気づき、適切な支援につながることができる支援に取り組んではどうかと考える。

回答

高齢者の難聴に対する周知としては、健康大学にて市内の耳鼻科医師による講義を実施している。今後は、出前講座、広報たかさご、市ホームページなど、様々な発信の機会を捉え、難聴高齢者の特徴や実態など、関係部署との連携の上、市民の皆様への周知に取り組んでいきたい。

高齢者の総合相談窓口となる地域包括支援センターにおいて相談を受ける中で、聴覚機能の低下の可能性がある高齢者及びそのご家族に対し、必要に応じた受診勧奨に取り組んでいる。今後、高齢者とご家族に正しい理解を深めていただけるよう、普及啓発の推進と難聴高齢者の早期発見及び適切な支援に向けた具体的な取り組みを検討したい。

令和6年度「重点評価指標(7項目)」への評価・C(チェック)とA(アクション)について ほか 鷹尾 治久

質問

「重点評価指標」は7項目が設定されているがその設定の意図と意義を「2030年の高砂市のあるべき姿」からのバックキャストの視点で説明を

回答

高砂市の2030年の姿に向けて取り組めば、改善すると考えられる指標を事業の評価や分析のために設定した。将来像に資する行政の政策について方向性を定め、主な取り組みを決めていく、バックキャスティングの方法で策定した。行政評価の手がかりとして活用することを目的として設定したものである。

質問

市長は令和6年度の「重点評価指標(7項目)」の結果をどう評価をしているのか。また令和6年度の評価とPDCAのCがどの様に令和7年度のAにつながっていったのか。市長はどの様な分析結果に基づいて俯瞰的にどの様な手を打ったのか、具体的に分かる様にご説明を願いたい。

回答

第5次総合計画において、重点評価指標の人口に関する指標を中心に振り返りを行っているが、望ましい方向に向かっていない状況である。20歳代の転出超過が続いており、長年の課題となっている。若い世代が本市を選んでいない、この状況を改めて認識をし、明るい未来を感じることができる施策展開が必要であると判断をした。

令和7年度は、快適で住みよい住環境の整備による「移住の促進」、健康で元気に暮らせるまちづくりや、安心して子育てができるまちづくりを推進することによる「居住の定着」を重点施策として進めている。

市民の命と暮らしを守る支援策について 大西 由紀

質問

猛暑から命を守るため、エアコンの助成制度を求める。また、物価高騰の影響で親が「おかわり禁止」と言わざるを得ないと報道がある。小中学校の給食費無償化を求める。

回答

住居にエアコンがない、もしくは、故障している一定の収入要件を満たす世帯等に対し、費用の助成を行う取り組みが一部の自治体で実施されていることは認識している。他市制度の調査研究を行うとともに支援ニーズの状況、また、費用対効果などを総合的に勘案する中で、今後の事業実施の必要性について検討したい。 現時点で給食費を無償化すると、約3億8000万円の財源が毎年度必要となる。先の国会答弁において、石破首相が「令和8年度より小学校から学校給食費の無償化を開始し、中学校でもできる限り速やかに始める」とし、現在、国の動向を注視している。

市長の「市民病院の将来予測前倒し」の姿勢は

質問

市民病院の赤字が4億円程度にこだわる理由は。 初めから経営形態変更ありきではないのか。

回答

経営形態見直しの基準となる基準外繰出金4億円程度という金額は、将来構想においては、市全体の収支推移を30年という超長期で見通しを行い、市全体への影響を考慮して設定した額である。中期財政計画・長期財政見通しにおいて、市全体も非常に厳しい状況が続くと見込んでおり、現時点で4億円程度を変える考えはない。

その他質問項目

  • 都市計画公聴会規則の制定を求める
  • 老健施設の人員不足と虐待リスクについて
地域づくりについて 岩見 明

質問

少子高齢化する地域社会の課題について 自治会活動において、役員に過度な負担があり、役員や民生児童委員、福祉委員などの成り手不足が課題となっています。市長は地域社会の課題をどのように捉え、解決をしようと考えているか見解をお伺いします。

回答

自治会活動を継続し、より効果的に推進していくためには、自治会活動の意義や重要性を市民の皆様に改めて理解していただくことが最も大切であると考えている。

多くの市民が「自分の暮らしと密接な関係のある活動」であると感じられるような広報・啓発にも取り組んでいく。

市民の皆様の暮らしに最も近い場所で活動されている自治会の努力が報われ、その活動が将来にわたって継続されていくよう、引き続き自治会の皆様とともに課題解決に取り組んでいく。

質問

現状社会情勢について地域住民の理解を促進し、自分ごととして取り組むことが重要ですが、住民の理解の促進と住民主体の活動への支援をどのように検討していますか?

回答

住民の皆様に対し、現在の社会状況、今後の地域の姿、またその中で「つながり」の重要性についてわかりやすく継続的に発信していくことが重要であると考えている。

地域で起きている実例や、住民主体で取り組まれている事例などを紹介することで、具体的なイメージを持っていただき、行動のきっかけを作りたい。とりわけ「住民同士のつながり」は、これからの時代において、今まで以上に大切になると認識している。

地域における絆づくりを促進する事業や、住民主体の活動に対する支援事業のさらなる充実に市民の皆様とともに取り組んでいく。

こどもの貧困と自殺対策について 鈴木 利信

質問

令和6年の小中高校生の自殺者数は、529人で、昭和55年からの統計では、最多となっています。高校生351人、中学生163人、小学生15人です。 警察庁のまとめでは、19歳以下の自殺の原因は、学校、健康、家庭の順とされています。全国的には、小中高校生の自殺が増えている状況があります。 高砂市の小中学生の自殺の現状や対策についてお聞かせください。

回答

過去3年間、本市に居住する20歳未満の自殺者はいない。 自殺予防教育について、道徳科を中心に命の大切さを学ぶ学習を行っている。また、小学4年生以上に対して生活アンケートを実施し、その結果、気になる児童生徒については、注意深く観察し、スクールカウンセラーなどと連携した教育相談を個別で行っている。 具体的な実践として、生徒がタブレットへ体の調子や心の天気などを入力し、集計結果を全教職員へ共有している中学校などもあり、自殺予防へつなげている。

質問

高砂市のヤングケアラーの現状やその支援についてお聞かせください。

回答

関係機関からの情報提供や訪問等を通じて、ヤングケアラーの疑いのある者を数名把握しており、家事、子育て等の支援を行うヘルパーを派遣している例もある。 また、アンケートの結果において、潜在的なヤングケアラーが存在する可能性が見えてきたことから、その理解について、学校等の関係者を対象に研修会などを行っている。 関係部局で構成するヤングケアラー検討部会を通じ、課題の把握や情報共有を図り、こども自身が相談しやすい方法を案内できる環境を整え、早期発見につなげる。

乗合型AIオンデマンド交通の導入について ほか 横田英樹

質問

現在のじょうとんバスの利便性を飛躍的に向上させ、誰もが好きな時間に好きなところへ行ける重要な移動インフラになります。最大市内に300ヶ所以上の停留所を設置することも可能になります。早期の実証実験を要望致します。

回答

AIオンデマンド交通については、利便性はあるものの、利用者1人当たりの行政負担額が高額になる。既存公共交通とのすみ分け、利用対象者数などを総合的に判断し、導入については一旦見送った。 今後、地域公共交通計画を策定する中で、地域の移動ニーズに合ったものになるよう、AIオンデマンド交通も含め、様々な移動手段について情報収集や研究を行っていく。

質問

兵庫県下公立病院の経営比較分析表(令和5年度)から類似区分ごとの経営指標を見れば高砂市民病院は継続的な経営が最も厳しいカテゴリーに分類され実績がそれを物語っています。市民にとって全体最適の選択を願います。

回答

病床数の多い大規模病院と比べると、経営的には厳しい規模であると理解している。しかし、市民のいのちと健康を守るため、市民病院が公立病院として存続することが大事であると考えている。 新病院については、ダウンサイジングをしたうえで、効率的な運営をしていく必要があると考えており、将来予測の結果を踏まえて経営形態の判断を行う。将来的に持続可能な経営基盤の確立に向け、取り組みを続けていく。

その他質問項目

・野球場改修後のイベントについて

職員の副業・兼業について ほか 北野誠一郎

質問

部活動の地域展開に伴う、指導者の人材確保にあわせた「高砂市職員の兼業」の推進に取り組み、教育委員会・学校と連携し、部活動指導者の人材の掘り起し・確保をしてはどうか。

回答

部活動の地域展開に伴い、指導者の確保が課題となっている。市職員の中には、スポーツ経験者や文化活動に造詣の深い職員が多く在籍していると考えられる。 部活動の地域展開での指導は、地域貢献活動に資する兼業・副業の推奨をしている高砂市人材育成基本方針にも整合すると考えられるため、地方公務員法第38条の規定の趣旨に反しない限り、推奨していきたい。

高砂の読書文化について(なぜ、高砂市には書店が1軒しかないのか)

質問

全国的に書店が減少し、国やマスコミでも、活字文化や読書活動の衰退に警鐘を鳴らしている。高砂の現状はどうか。 「教育のまち高砂」を標榜するにしては、新しい「高砂市の読書環境・文化」の創造にむけた市長の、そして教育委員会の情熱が感じられない。 「高砂市には書店が1軒しかない」ことこそ、「文化」「教育」に対する市長の姿勢の表れではないか。

回答

読書は非認知能力の育成に資するものであるとともに、主体的に学ぶ力や意欲、文化を楽しむ心を育てる、学習・文化活動の一つであると認識している。 近年、書店数は全国的に減少傾向にあり、市内についても1店舗のみである。県内において、自治体規模で見た本市の書店数は少ない部類である。 こどもの読書活動の推進については、第4期教育基本計画に取り組み充実を図ることを明記し、環境整備に努めている。市立図書館では貸出者数や貸出冊数が年々増加し、昨年度、貸出者数は過去一番多くなった。 学習・文化活動の基礎として、すべての世代の読書環境の充実を図り、学びを深めていけるよう読書文化の構築に取り組んでいく。

議会報告会を行いました

4月27日(日曜日)13時30分より高砂市議会において第19回議会報告会を開催し約40名の方々にお集まりいただきました。

前半では各常任委員会と行政課題等調査検討特別委員会からそれぞれの委員会の役割と3月定例議会で担当した審査項目の主なものを説明し、後半では3班に分かれ意見交換会を行いました。そこでは参加者からの活発な質問をもとにより詳しい説明をさせていただきましが、特に市民病院の厳しい経営状況については踏み込んだ意見交換となりました。また地域交通や地域交流センターの運営、上下水管路更新などについても多くのご意見を頂戴しました。

今後も皆様方のご意見を参考に、より議論を重ね、より良い高砂を目指し取り組んでまいります。

高砂市議会では開かれた議会を目指し、本会議並びに各委員会のインターネット中継をはじめ、録画もご覧いただけるようになっております。また、高校生を対象とした議会報告会も開催し、より身近な議会となるよう取り組んでおります。詳しくはホームページをご覧ください。

意見・感想(一部抜粋)
  • 初めて議会報告会に参加、また来たいと思う。来れない場合もネット配信を見たい。
  • 早急にサンモール跡地にスーパーの誘致を考えてほしい。
  • 病院も駅整備も市民目線で再定義しプランニングしてほしい、コンサルに丸投げせずに、市民や医師のニーズを把握し比較優先性を高めてほしい。
  • 鳥獣被害がひどくなってきているので力を入れてほしい。
  • 意見交換会の時間が少ない。
  • 意見交換会での内容要旨を市民にアナウンスすべき。
  • 「教育のまち高砂」が感じられない。
  • デジタル商品券はなぜコンビニが対象外なのか。
  • 出前講座を細かく地区へ出向いて話してもらえると人の集まり良く、意見も多いのではと思う。
  • 上下水については安心感を持っている。 など

※アンケートの詳細は高砂市議会ホームページに掲載しています。

議会ハラスメント防止条例制定に関する研修会を行いました

高砂市議会では、ハラスメントの防止と根絶に取り組み、良好な議員の活動環境及び職員等の勤務環境を確保し、市民から信頼される議会運営を目的に、議会ハラスメント防止条例の制定を目指しています。そこで、実際に他の自治体で法務監として勤め、条例制定にも携わられた、弁護士法人東町法律事務所の弁護士である中村健人(たけひと)氏を講師に迎え、議会ハラスメント防止条例制定に関する研修会を開催しました。

 

【講演要旨】

○ハラスメントの解説

直接的な法規制が存在するハラスメント3類型(パワハラ・マタハラ・セクハラ)については、条例中に必ず言及する必要があること。

○市長部局との調整

議会としてのハラスメントに対する方針を明確にして、周知啓発に努めること。また相談体制の整備については市長部局と協力が不可欠である。ハラスメント定義の共通認識と、ハラスメント行為が発生した場合の調査・措置の方法、相談者の保護などを決めておくことが必要であること。

○パワーハラスメントについて

パワハラは、ハラスメントか指導かの区分が難しい。労働施策総合推進法(パワハラ防止法)では、パワハラ認定の要素は

1.優越的な関係を背景とした言動であって

2.業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより

3.就業環境が害されること

と定められている。留意事項として、人事院規則では、「職員に精神的若しくは身体的な苦痛を与え、職員の人格若しくは尊厳を害し、又は職員の勤務環境を害することとなるようなもの」と、法律より広義に定義されている。議会における条例制定も、それに準ずる定義づけであること。

しかし、議員には市民の福祉の増進を図るため、必要性、相当性がある場合、不正に対しては厳しく追求する使命があることも留意すべきであるとの助言を得ました。

○妊娠、出産、育児又は介護に関するハラスメント(マタハラ等)の類型や具体的な判例の解説について

○セクシャルハラスメントにおける法的観点から見た特徴や認定基準、他の者を不快にさせる職場内外の性的な言動の具体例の解説について

○条例制定上の他の留意点について

最後に質疑応答を行い、主にハラスメント審査会の設置方法や専門家を含めた委員構成、調査と措置についての質問がありました。中村弁護士から、これまでのご経験も踏まえ知見に富んだご回答をいただき、議会ハラスメント防止条例の制定に向けて大変有意義な勉強会となりました。

行政課題等調査検討特別委員会の活動状況について

令和7年4月から7月にかけて、市内の公共施設18か所を対象に視察を実施しました。対象施設は、市内全16校の小中学校をはじめ、し尿処理場、公園墓地など多岐にわたります。

この視察では、現地での施設状況を直接確認するとともに、対応いただいた職員や学校関係者の皆様から貴重なお話を伺う機会を得ました。ご多忙の中、丁寧にご対応いただいたことに、心より感謝申し上げます。

とりわけ印象的だったのは、老朽化が進んでいる設備やインフラの現状、改善された箇所を委員会として確認し、肌で感じることができた点であり、各小中学校の体育館に設置された空調設備においては、教育環境の改善だけでなく避難所としての役割を満たすことができることを確認しました。

現在、本市では公共施設の最適化、学校のあり方や部活動の地域展開といった大きなテーマに取り組んでおり、限られた財源をどのように将来に活かしていくかという視点は、極めて重要です。しかしながら、そうした中にあっても、目の前にある課題を先送りにしてよい理由にはなりません。必要な支援は何かを見極め、優先順位を正しく判断していくことが求められています。

私たち議会としても、今後も現場の実態にしっかりと目を向け、声を受け止めながら、的確かつ柔軟に対応できるよう努めてまいります。そして、住民福祉の向上と持続可能なまちづくりの両立をめざし、引き続き積極的に議論を重ねてまいりたいと考えております。

意見書を提出しました

令和7年6月25日に議決された下記の意見書を 内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣、総務大臣に対し提出しました。

少人数学級・教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度 2分の1復元をはかるための、2026年度政府予算に係る意見書

内容については高砂市議会ホームページをご覧ください。 

「高砂市議会だより」の表紙写真を募集します

ぜひ、ご応募ください!

市民の皆様に親しまれ、身近に感じていただけるよう、 年5回(1月、5月、7月、10月、12月)発行する高砂市議会だ よりの表紙写真を募集します。

応募方法など詳しくは、高砂市議会の ホームページをご覧ください。

本会議・委員会をインターネットで放映中!

高砂市議会は「市民に開かれた議会」を 目指すために、定例会中の本会議 (ライブ・録画配信)と委員会(ライブ)を 配信しておりますので、 ぜひご覧ください。 

本会議・委員会はどなたでも傍聴できます

9月定例会は 9月9日(火曜日) 開会予定です。 詳しい日程は後日、高砂市議会ホームページにてお知らせいたします。 日程その他詳しいことは 議会事務局(Tel 443-9061) までお問合せください。

市議会だよりをスマホで読める

「高砂市議会だより」をスマートフォンやタブレット端末などに対応したアプリケーション「マチイロ」でご覧いただけます。

※利用時にはアプリのダウンロードが必要です

※アプリの利用は無料ですが、通信料は自己負担となります

行政視察の受け入れ状況(令和7年5月~6月末現在)

5月14日 鹿児島県出水市議会 不登校児童生徒支援員の配置について

5月21日 京都府南丹市議会 議選の監査委員の廃止について

編集後記

今号の表紙には、改修工事を控えた高砂市野球場の写真を大きく掲載しました。多くの思い出が詰まったこの球場が、今後どのように生まれ変わるのか、完成を楽しみにお待ちください。

そして、6月定例会では、野球場改修工事などの工事請負契約の締結をはじめ、「若者応援クーポン給付事業」など、梅雨の合間に見える青空のように、市政にも希望の光が差し込むよう、さまざまな政策課題について活発な議論が行われました。

議会だよりを通じて、議会の取り組みや市政の動きが、少しでも身近に感じていただければ幸いです。今後ともご意見・ご感想をお寄せいただきますよう、よろしくお願いいたします。

また、議会だよりでは、表紙写真を市民の皆様から募集しています。季節の風景や日常のひとコマなど、「高砂らしさ」を感じる一枚をぜひご応募ください。

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局

〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

電話番号:(総務課)079-443-9051

     (議事課)079-443-9061

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