野生鳥獣への餌付けはやめましょう
生態系への悪影響
野鳥を含む野性鳥獣への安易な餌付けは以下のような問題が生じます。
・人が餌付けすることで、楽に餌を獲ることを覚えてしまい、自ら餌を獲ることができなくなり、自力で生きられません。
・人の食べ物は、様々な調味料や添加物が含まれており、野生鳥獣に与えると、思いがけない病気にかかったり、過剰繁殖を生じさせる可能性があります。
・餌付けされた種類のみが増加することにより、生態系のバランスを崩すことも予想されます。
野生鳥獣への餌付けによる生活被害
人との距離が近くなった野生鳥獣によって生じる生活被害には、以下のようなものがあります。
・餌付け場所付近に集中して集まることによる、鳴き声や糞などの被害。
・人の食べ残し等を求め、ゴミ集積所のゴミが荒らされるなどの被害。
・食べ物を狙われ、人に襲い掛かるなどの被害。
これらの被害は、住民同士のトラブルに発展する恐れがあります。
こういった理由から野生鳥獣への餌付け防止を呼び掛けてはいますが、餌やり自体は法的に規制されるものではないため、餌付け行為を強制的にやめさせることは難しいのが現状です。
動物の愛護及び管理に関する法律
動物の愛護及び管理に関する法律 第25条 第1項では「都道府県知事は、動物の飼養、保管又は給餌若しくは給水に起因した騒音又は悪臭の発生、動物の毛の飛散、多数の昆虫の発生等によって周辺の生活環境が損なわれている事態として環境省令で定める事態が生じていると認めるときは、当該事態を生じさせている者に対し、必要な指導又は助言をすることができる。」と規定されていることから、市職員などが餌付け者に対して注意、勧告をすることがあります。
野生鳥獣はペットではありません
野生鳥獣とのふれあいは、一見好ましい光景のように思えますが、不用意な接触は人的被害等の原因となります。近づきすぎたり、捕まえたりせず、自然のままそっと見守っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。
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更新日:2025年02月14日