特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」について
クビアカツヤカミキリとは
クビアカツヤカミキリは、幼虫がサクラやモモ、ウメなど主にバラ科の樹木の中に入り込み、木の内部を食い荒らしてしまう外来昆虫です。食い荒らされた樹木は衰弱し、やがて枯れてしまいます。人体に害はありません。
高砂市内では発見されていませんが、令和4年6月に兵庫県内で初めて確認されています。
クビアカツヤカミキリは平成30年1月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に基づき、特定外来生物に指定されています。
クビアカツヤカミキリの特徴
原産国
中国、朝鮮半島、ベトナムなど
成虫
体長2センチメートルから4センチメートル。
からだ全体がツヤのある黒で胸部(首のような部分)が赤色で突起がある。
6月から8月頃にかけて樹木の外に出てきて、幹や樹皮に産卵します。1度に1000個以上産卵した例があるなど、繁殖力がとても強いです。
寿命は2週間から1か月で越冬はしません。
クビアカツヤカミキリ(成虫)
その他のカミキリムシとの比較(※ゴマダラカミキリは在来種です)
幼虫
樹木の中で2年から3年かけて成長します。
4月から10月にかけて樹の内部を食べ、樹に開けた穴から木くずのようなフン(フラス)を大量に排出します。
フラスと呼ばれる幼虫のフン(提供:兵庫県)
排糞孔(提供:兵庫県)
(参考)クビアカツヤカミキリパンフレット(フラスの見分け方)
クビアカツヤカミキリを見つけたときは
・兵庫県自然・鳥獣共生課(078-362-3389)または高砂市環境政策課までご連絡ください。
・成虫、フラスの発見日時・発見場所・発見時の状況をお知らせください。
・可能であれば写真を撮影してください。
・成虫を捕まえた場合は、その場で殺処分してください。
※クビアカツヤカミキリを生きたまま持ち運ぶことは違法となります。
・死んでいる個体であっても発見した場合は連絡してください。
参考
この記事に関するお問い合わせ先
生活環境部 環境経済室 環境政策課
〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号
電話番号:079-443-9029
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更新日:2024年02月08日