ゼロカーボンアクション30 をやってみよう
~日常生活における脱炭素行動と暮らしにおけるメリット~
2020年10月の2050年カーボンニュートラル宣言を受けて設置された「国・地方脱炭素実現会議」において、2021年6月に、「地域脱炭素ロードマップ」が取りまとめられました。これは、地域における「暮らし」「社会」分野を中心に、生活者目線での脱炭素社会実現に向けた工程と具体策を示すものです。
「地域脱炭素ロードマップ」では、衣食住・移動・買い物など日常生活における脱炭素行動と暮らしにおけるメリットを「ゼロカーボンアクション」として紹介しています。
2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする目標の達成に向けて、「ゼロカーボンアクション」に取り組んでみましょう。
このページは ゼロカーボンアクション30のリストとセットになっておりますので、下記のアクションリストもご覧ください。
ゼロカーボンアクション30 (PDFファイル: 541.5KB)
ゼロカーボンアクション30 リスト
1. 電気等のエネルギーの節約や転換
アクション |
暮らしのメリット |
1 再エネ電気への切り替え |
・WEBやスマートフォン等で簡単に切り替えができます。 再エネ電気を使える場合があります。
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2 クールビズ・ ウォームビズ |
・気候に合わせた服装で、仕事の効率がアップします。 (体温調節機能の維持) にもつながります。
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3 節電 |
・こまめなスイッチオフは、光熱費を節約できます。 事故防止にも。 |
4 節水 |
・節水をすると、上下水道費の節約につながります。 |
5 省エネ家電の導入 |
・電気代が節約できます。 詳しくはこちら |
6 宅配サービスをできるだけ1回で受け取る |
・置き配や宅配ボックス等を活用すると、都合のよい時間に、非接触で安心して受け取れます。 ・荷物の問い合わせや配達状況の確認ができるアプリを活用すると、再配達が減り、自分の時間も有効に使えます。
詳しくはこちら |
7 消費エネルギーの見える化 |
・30分ごと(スマートメーターの場合)の電力使用量がわかるので、省エネの実感や光熱費の節約にもつながります。 ・HEMSとつなぐことで、遠隔地からの機器のオンオフ制御や、温度や時間などの自動制御、使用状況に応じた省エネアドバイスを受けることなどが可能になります。どの家電を、どのように使うと、どのくらい電力を使うのかなどがよくわかります。 |
2. 住宅関係
アクション | 暮らしのメリット |
8 太陽光パネルの設置 |
・年間の電気代の削減ができます。 ・自家発電することで、余剰分を売電することも可能です。
詳しくはこちら |
9 ZEH(ゼッチ) |
・健康で快適な室内環境を保ちながら遮音・防音効果の向上も期待できます。 ・災害時に停電を避けられ、電気自動車へ充電もできます。
詳しくはこちら https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/kaiteki/topics/2022-01.html |
10 省エネリフォーム |
・断熱性・機密性の向上で、冷暖房費を抑えられます。 ・廊下や脱衣所など部屋間の室温差をなくすことで、体への負担を減らすことができます。
詳しくはこちら https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/kaiteki/index.html https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/kaiteki/jyutaku/index.html |
11 蓄電池・蓄エネ給湯器の導入・設置 |
・貯めた電気やエネルギーを有効活用することで、光熱費の節約や災害対応力の向上に繋がります。 ・自然災害などに、非常用電源として備えておくと安心です。 |
12 暮らしに木を取り入れる |
・木のもつ調湿作用などは、快適な室内環境につながります。 ・木をつかうことで、植林や間伐等の森林の手入れにも貢献できます。 ・暮らしに木材を取り入れることで、木の持つ素材感ならではの温かみを感じられます。 |
13 分譲も賃貸も省エネ物件を選択 |
・省エネ性能の高い住宅に住むことで、健康で快適に過ごすことができ、家賃以外の毎月のガス代・電気代がお得になります。
詳しくはこちら https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/kaiteki/index.html https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/jutaku/report/details/report1_01.html |
14 働き方の工夫 (職住近接、テレワーク、オンライン会議など) |
・通勤や出張による移動時間・費用の削減ができます。 ・移動時間の節約で、時間の有効活用ができます。 ・人との接触や密の状態を避けられます。 ・職住近接や二拠点居住、ワーケーションなどが選択肢に加わり、働き方や住まい方が多様化します。 |
3.移動関係
アクション | 暮らしのメリット |
15 スマートムーブ (徒歩や公共交通機関で移動、エコドライブ、カーシェアなど) |
・近い距離はできるだけ歩いたり自転車に乗るようにすると、健康的な生活にもつながります。
詳しくはこちら https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/smartmove/ https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/ecodriver/ |
16 ゼロカーボン・ドライブ (再エネ燃料、 EV/FCV/PHEV) |
・燃料代のコスト削減が望めます。 ・キャンプや災害時などに電源としての活用も可能です。
詳しくはこちら |
4.食関係
アクション | 暮らしのメリット |
17 食事を食べ残さない |
・食べ残しの持ち帰り(mottECO)が可能であれば、廃棄も減らせる上に、次の食事として食べることで食費の面でもおトクです。 ・適量の注文により、食事代を節約できます。
詳しくはこちら http://www.env.go.jp/recycle/foodloss/index.html |
18 食材の買い物や保存等での食品ロス削減の工夫 |
・食べられる分だけを買うことによって、食べ過ぎを回避し、食費の節約にもつながります。冷蔵庫への食品詰め過ぎないことで、冷えやすく節電にもつながります。 ・生ごみ処理の手間が減らせます。
詳しくはこちら |
19 旬の食材、地元の食材でつくった菜食を取り入れた健康な食生活 |
・旬の食材はおいしく、栄養価が高く、新鮮な状態で食べることが できます。 ・食を通じて、季節感や地域の気候風土を感じることもできます。
詳しくはこちら https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/topics/20210913-topic-10.html |
20 自宅でコンポスト |
・作成したたい肥は家庭菜園やガーデニングに活用できます。 ・生ごみを捨てる手間が省けます。 |
5.衣類、ファッション関係
アクション | 暮らしのメリット |
21 今持っている服を長く大切に着る |
・衣類をすぐ買い替えないことで無駄遣いの防止にもつながります。 ・ものを大切にする意識を持つきっかけをつくります。
詳しくはこちら |
22 長く着られる服をじっくり選ぶ |
・衣類をすぐ買い替えないことで無駄遣いの防止にもつながり ます。 ・ ものを大切にする意識を持つきっかけをつくります。
詳しくはこちら |
23 環境に配慮した服を選ぶ |
・洋服が作成されるまでのストーリーを楽しむことができます。 ・リサイクル・リユース素材を使った衣類を選ぶことで、 地球温暖化対策抑制に取り組む企業への応援にもなります。
詳しくはこちら |
6.ごみを減らす
アクション | 暮らしのメリット |
24 マイバッグ、マイボトル、マイ箸、マイストロー等を使う |
・自分の好きなおしゃれなバッグや容器を楽しめます。 ・海洋汚染などの環境負荷を軽減し、生態系を守ることで自分たちの生活をプラスチック汚染から守ることができます。
詳しくはこちら |
25 修理や補修をする |
・親から子へ世代を超えて同じものを共有することも可能です。 ・キズや汚れからすぐものを捨てる習慣を、リメイクして大切に使う習慣に変えることで、新しいものを購入するコストを削減できます。 詳しくはこちら |
26 フリマ・シェアリング |
・購入・維持費用の節約にもなります。 ・廃棄コストがかからず、逆に収入になることもあります。
詳しくはこちら |
27 ごみの分別処理 |
・自治体によっては資源回収への協力による協力金やポイント還元等を受け取ることもできます。 ・回収された資源ごみから梱包資材など日常生活に欠かせないリサイクル製品を作り出すことができます。
詳しくはこちら |
7.買い物・投資
アクション | 暮らしのメリット |
28 脱炭素型の製品・サービス |
・廃棄時に分別が楽な商品もあります。 ・環境に配慮する製品やサービスの供給量が増え、商品の多様化・価格低減化につながります。 ・環境に配慮する企業を応援できます。
詳しくはこちら https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/ecolabel/index.html |
29 個人のESG投資 |
・環境に配慮する企業が増加し、脱炭素社会につながります。 ・ESG投資増加で環境に配慮する企業の業績が良くなり、より環境問題に取り組みやすくなる可能性が高まります。
詳しくはこちら http://www.env.go.jp/policy/esg/kinyukaisetsu/index.html |
8.環境活動
アクション | 暮らしのメリット |
30 植林やごみ拾い等の活動 |
・環境を大事にする気持ちを行動で表せます。 詳しくはこちら
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出展
環境省 COOL CHOICE編集部「ゼロカーボンアクション30―日常生活における脱炭素行動と暮らしにおけるメリット」, 2021年
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/topics/20210826-01.html
「ゼロカーボンアクション30」の詳細はこちら 環境省ウェブサイト(外部リンク)
この記事に関するお問い合わせ先
生活環境部 環境経済室 環境政策課 ゼロカーボン担当
〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号
電話番号:079-443-9065
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更新日:2024年04月01日