O-157等による感染症・食中毒の予防
腸管出血性大腸菌食中毒
腸管出血性大腸菌の食中毒を予防するためには、生肉を使った肉料理を避けることや肉の中心部まで十分に加熱することが重要です。
牛や豚などの精肉や内臓肉(レバーなど)は、腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラなどの食中毒菌が付着していることがあります。
食肉に食中毒菌が付着していても味やにおいは変わりありません。
鮮度がいいからといって、肉を生もしくは半生で食べると、食中毒のリスクが高まります。
腸管出血性大腸菌(0157など)の特徴
- 感染力がつよい
- 大腸で増殖するときに毒素を作る
- 潜伏期間は2日から14日と長い
主な症状
- 激しい腹痛と水様性下痢
- 血便(鮮血便)
- 子どもや高齢者の場合、重症化しやすく、後遺症が出たり、溶血性尿毒症症候群(HUS)と呼ばれる腎機能障害・意識障害などを起こし、死にいたる場合もあります。
症状がある場合、最寄りの医療機関に診てもらうようにしましょう!!
予防方法
- 十分に加熱してください(目安は中心温度を75度以上で1分間以上)。
- 肉を焼く箸と、食べる箸を使い分けましょう。
- 生肉に添えてある野菜は火を通してから食べましょう。
- 子どもや高齢者など抵抗力の弱い人は、たとえ法律の基準に合った生食用食肉(ユッケ、タタキ等)であっても、食べないようにしましょう。また、生食用の牛レバーは、法律で販売・提供が禁止されていますので、レバーはしっかり過熱して食べましょう。
- まな板・包丁などは必ず中性洗剤でよく洗い、熱湯や漂白剤で消毒しましょう。
- 生肉を触った後、調理前後、食事前、トイレ後、ペットなどを触った後は、必ず石けんで手をよく洗いましょう。
- 赤ちゃんに下痢が見られる時は、オムツを替えた後、沐浴した後など、こまめに石けんで手をよく洗いましょう。
リステリア・モノサイトゲネスによる食中毒
欧米では、ナチュラルチーズ、生ハム、スモークサーモン等を原因としたリステリア・モノサイトゲネスによる集団食中毒が発生しています。
国内の乳製品や食肉加工品等からも、菌数は少ないながら検出されています。
妊娠している方、高齢の方、免疫機能が低下している方は、重症化しやすいので注意が必要です。
関連情報
リーフレット お肉の食中毒を避けるにはどうしたらよいの? (PDFファイル: 823.9KB)
リーフレット できていますか?衛生的な手洗い (PDFファイル: 474.7KB)
この記事に関するお問い合わせ先
健康こども部 健康文化室 健康増進課
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更新日:2024年10月11日