地震に備える

更新日:2024年10月02日

いつ起こるのか分からない地震への備えは重要です。このページでは、地震が起きたその時にどう対応するのかについてまとめた『そのとき防災』と、地震が起きる前の準備についてまとめた『そなえる防災』、の2つの項目に分けて記載しています。

そのとき防災

 「そのとき防災」は、地震が起きた「そのとき」に、どのように行動をするのかについて記載しています。

シェイクアウト

 シェイクアウト訓練としても有名なシェイクアウト。もとは、米国カリフォルニア州で生まれた一斉防災訓練です。

 地震が起きたとき、『まず低く』『頭を守り』『動かない』を安全確保行動として行うものです。揺れはじめたときに、慌てて行動すると危険です。まずは頭や背中(脊髄)を守り、揺れがおさまってから火元の確認をするなどの行動をとりましょう。

シェイクアウトの行動

【提供 効果的な防災訓練と防災啓発提唱会議】

色々な場所で地震に遭遇した場合

 地震はいつ起きるのか分かりません。シェイクアウトとは言うものの、いつも室内にいる状態とは限りません。高砂市の冊子版ハザードマップでも、「外出中」「運転中」などの色々な場所で地震が発生した場合の対応について掲載しています。

 また、買い物中などの場合は、『買い物カゴをヘルメットの代わりに頭にかぶり頭を守る』という手段も有効です。

 地震が起きた場所別の対応について確認しておきましょう。

色々な場所での対応

家を出るときの注意点

 地震後に家を出るときにも注意点があります。

 1つめは、地震直後は、家の外にも危険が潜んでいるということを忘れてはいけません。割れたガラスが飛散していたり、看板や屋根瓦等の落下物がある可能性もあります。外に出て移動する際は、周囲の確認を怠らないようにしましょう。

 2つめは、家の「電気のブレーカー切る」「ガスの元栓を閉める」ということです。これらは、地震により一時的に停止していたものが復旧した場合、火災や通電火災を引き起こしたりする可能性があるためです。家を出る際は、「電気のブレーカー切る」「ガスの元栓を閉める」を忘れないようにしましょう。

いきなり避難所には行かない

 「家を出て避難所へ」と言いたいところですが、地震後に避難所を開設するためには、避難所となる建物自体が、地震によって危険な状態になっていないかどうか、『応急危険度判定』を行ったうえで、避難所の開設を行います。

 『応急危険度判定』の結果、危険であると判断された建物は、避難所として開設されませんので、一旦、避難場所(公園や学校の運動場などのオープンスペース)で待機し、避難所の開設に関する情報を確認し、開設された避難所へ向かうようにしましょう。

津波からの避難

 地震の発生場所によっては津波が発生することがあります。

 南海トラフ地震による津波が懸念されますが、国の想定によると、南海トラフ地震の際に、高砂市へ津波が到達するのは116分後とされています。

 地震直後に津波が到達するわけではないので、慌てず、まずは揺れから身を守り、河川や海から離れ、高さのある頑丈な建物などに避難するようにしましょう。

そなえる防災

 そのとき防災と違い、『そなえる防災』は、地震が起きる前に「備え」として準備しておくことを掲載しています。

備蓄

 避難所に避難する、しないに関わらず備蓄は必要です。

 食料や飲料、簡易トイレなどが備蓄品として有名ですが、他にも、着替えや服用している薬、服薬内容が分かるお薬手帳など、「自分にとって大事なもの」も日ごろから忘れず準備しておくようにしましょう。

耐震化と家具固定について

 昭和56年以前に建築された建物は、建築基準法に定める耐震基準が強化される前の、いわゆる「旧耐震基準」によって建築され、耐震性が不十分なものが多く存在します。

 耐震性が不十分な建物の場合、大きな地震では倒壊するおそれがあります。築年数が古い建物については、耐震診断を受け、耐震化を図りましょう。

 また、建物が耐震化されていても、建物の中はしっかり揺れます。

 耐震化されている建物に住んでいたとしても、家具の固定は必須です。

 ただ、家具の固定も、すべての家具に行うとなるとかなり費用もかかります。必要な物と不要な物を日ごろから整理し、不要な物を処分することで、固定する対象となる家具が減る場合もあります。また、物が少ないことで、地震後に足の踏み場もない状態を減らすことにもなります。

 また、就寝する場所の周りには、大型家具を配置しない、スリッパを準備しておくといったことも対策としては、重要です。

災害伝言ダイヤル171

 災害が起きた際にNTTによって開設される「災害伝言ダイヤル」。実際使用するとなると、自宅の電話番号などが、メッセージの登録および再生に必要となります。

 スマートフォンや携帯電話が普及し、機械が電話番号を覚えているので、端末がないと電話番号が分からないという事態もありえます。

 平常時に家族間で、災害伝言ダイヤルを利用する場合は、どの電話番号を使用するのかを相互に確認しておきましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 危機管理室

〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号

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