水害に備える

更新日:2024年10月10日

 水害への備えを考える場合、ゲリラ豪雨などの急な場合を除くと、風水害に関する情報が、比較的早期に気象庁から発表されます。

 水害について、例えば大雨の場合、大雨が降り始めれば警報が発表され、雨が降り続いたことで河川の水位が上昇した場合、市から避難情報が発令されるという流れとなります。

 そのため、時間の経過とともに、その対策を考えておく必要があります。

 水害の対策を考える際には、『マイ避難カード』というツールが有効ですので、下記リンク先を参照ください。

警報発表前に

 「避難するとき」「避難所に行って過ごすとき」などを考えた場合、必要となる物品の購入や、自分にとって必要な薬をもらっておくなどの行動は、可能な限り、警報が発表される前に行っておきましょう。

ハザードマップの確認

 災害時の行動を考える場合、「避難が必要なのかどうか」は重要な問題となります。

 水害時に、自宅が浸水しない場合は、避難所等へ行く必要はありません。このような水害時に自宅が浸水するのかどうかを確認するためには、ハザードマップを確認する必要があります。

ハザードマップの確認方法は、

 1  ハザードマップの想定を確認

   (どのような条件の場合の被害状況を表しているのか)

 2  ハザードマップの中から、自宅の場所を探す

 3  自宅場所に色が塗られているのかどうか確認

 4  ハザードマップ内にある凡例から、色の意味を調べる

  となります。

 特に凡例は、浸水の深さ●●mだけでなく、自宅の場合、どのあたりまで浸水するのかについても考えておきましょう。

どこまで浸水するのかの凡例

「いざという時」についての確認

 災害から身を守るためには、「いざという時」に適切な避難行動をとることが重要です。では、「いざという時」は、「いつ」なのでしょうか?

 洪水は「川があふれる前」、土砂災害は「山や斜面が崩れる前」となります。

 この「いざという時」をどうやって認識すればよいのでしょうか?

 市は、災害の発生の恐れがあるとき、各機関と連携し、川の水位の観測などを常時行っています。このような情報に基づき、あらかじめ決められた「川の水位が上がってきて危ない」などの状態になると、市は、「避難情報」を発令します。

 警戒レベル3「高齢者等避難」、警戒レベル4「避難指示」などです。この情報が市から出されたら、「いざという時」であり、避難行動を開始するタイミングです。

避難情報の図

 あらかじめ、河川の水位に応じて避難情報の発令基準が決まっています。

水位と避難情報

避難所について

 避難とは危険な場所にいる場合、安全な場所に身を移すことを意味します。

 自宅が浸水しない場合などは、別の場所へ避難する必要はありません。

 

 また、市の指定避難所へ避難を行う場合、避難所が開設されているかを確認する必要があります。

 風水害の場合、まず最初に避難所として開設されるのは、「地域交流センター」。

 そして、次に小学校。状況に応じて中学校や高校となります。

 災害発生の恐れがある場合、避難所として開設できない建物が発生する可能性もあるため、必ず避難所として開設されているのか確認してから避難を行ってください。

 避難所の開設情報は、防災行政無線、たかさご防災アラート、防災ネットたかさごなどを活用して伝達されます。下記の、「避難情報の入手について」欄をご参照ください。

警報が発表されたら

「いざという時」に備え、 警報が発表されたら、最悪の場合を想定して、いつでも避難行動をとることができるように準備をしましょう。

 

持ち出し品の確認

 「いざという時」が到来したときに、すぐに避難行動をとることができるように、持ち出し品(避難袋)を目につく場所に用意し中身を確認しましょう。

 また、懐中電灯の電池が切れていないか、非常食の賞味期限が切れていないかなどの確認に加え、必要な薬などを避難袋に入れましょう。

必要な連絡を

 家族などに、「いざという時は、どこへ避難する」などの連絡が必要な場合は、警報が出た段階で連絡をとっておきましょう。

 また、近隣の人と一緒に避難する場合、「いつ」になったら「どこへ」へ避難するなどについて、連絡をとって確認しておきましょう。

市から避難情報が発令されたとき

 市から避難情報が発令されたときが、「いざという時」です。

 あらかじめ決めておいた場所へ、避難を開始してください。

 避難しようとしている場所が避難所の場合、必ず避難所として開設されているかも確認してください。

 警報が発表された際に、避難袋などの準備ができていれば、すぐにそれを持って避難を開始することができます。

避難情報の入手について

 「いざという時」を知るために必要な、市が発令する避難情報。どのようにして入手したらよいのでしょうか?

 市が避難情報を発令するときは、

 防災行政無線、たかさご防災アラート(アプリ)、 防災ネットたかさご(メールサービス)、広報車などでお知らせします。

 

 また、開設されている避難所についても、避難情報と同様の手段でお知らせします。

 

 防災行政無線の放送内容を確認することができる「たかさご防災アラート」、電話応答サービス、電話ファックス配信サービスについては、次のリンク先をご参照ください。

 「防災ネットたかさご」については、メールアドレスを登録してメールを受信する方法と、「ひょうご防災ネット」というスマートフォンアプリを活用する方法があります。詳しくは、次のリンク先をご参照ください。

この記事に関するお問い合わせ先

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