自主防災組織を結成しましょう
自主防災組織とは
巨大地震や大規模な風水害から自分や家族の命、財産を守るためには、普段から十分な対策をしておくことが必要です。しかし、大規模災害時において、被害の拡大を防ぐには、個人や家族だけでは限界があり、危険や困難を伴います。
このような時は、互いに協力しあいながら地域が一体となって組織的な防災活動に取り組むことが必要です。
災害発生時はもちろん、日ごろから地域の皆さんが一緒になって防災活動に取り組むための組織、これが「自主防災組織」です。
高砂市において自主防災組織は、おおむね自治会ごとに結成されています。平常時には地域の危険箇所の確認や各種防災訓練を通じて、大規模災害に備え、災害が発生したときには地域のみんなで人命を守り、災害の拡大を防ぐよう活動します。
あってよかった自主防災組織
近年、災害が頻発することから、災害が発生したときや被災をしたときに、自主防災組織が結成されている地域では、自主防災組織が活躍した話をよく聞きます。
例えば、平時の際に、情報伝達訓練で、誰が誰に情報伝達を行うと決め、連絡網を作って連絡をしていたことが、災害発生時の安否確認や情報伝達に役立ったという事例があります。
他にも、平時に訓練などを通じて、防災に関することで動く役の人が決まっていたことで、これらの役の人が、被災後に地域の世帯の状況把握を迅速に行い、災害支援ボランティアが大勢来た際に、手際よく、支援に向かう家の状況を伝え、現地までの案内を含めて行ったことで、水害後の片付けなどで、たくさんの支援を受けることができたという事例もあります。
このような活動は、日ごろから仕組みを作り、何かしらの活動を行っていなければ、災害発生時に、うまく機能しません。
高砂市自主防災組織助成事業補助金(設立補助金)について
いざ、自主防災組織を結成するとなっても、防災活動を行うために必要な資機材などを揃える必要があります。
高砂市では、「高砂市自主防災組織補助金」を制度としてもうけ、自主防災組織が行う防災活動に要する経費の一部を補助しています。
この補助金のメニューの1つに、「設立補助金」があり、自主防災組織結成時にのみ申請することができる補助金となっています。
区分 | 補助金額・内容 |
設立補助金 |
1団体の構成世帯の数が、50世帯以下のときは10万円とし、50世帯を超えるときは10万円に、当該構成世帯の数から50を減じ、500円を乗じて得た額を加算した額以内とする。 ※防災倉庫や防災資機材の整備に係る費用 |
例)100世帯の場合
100,000円+{(100-50)×500円}=125,000円
設立を検討しておられる団体につきましては、危機管理室までご連絡くださいますようお願いします。
更新日:2024年12月20日