ガス機器、石油燃焼機器取り扱いの注意点

更新日:2024年02月01日

カセットこんろの取り扱いについて

カセットこんろでの下記のような使い方は、こんろ本体に熱が伝わってボンベの爆発やテーブルの焼損等、事故の原因となります。絶対にしないで下さい。

1.カセットこんろを覆うような大きな調理器具は使用しないで下さい。

カセットコンロを覆うような鍋が置かれており赤い丸に斜線の描かれたマークとともに禁止と書かれているイラスト

2.クッキングヒーターや焼き物器など、他の熱源の上や近くに、カセットこんろ・ボンベを置かないで下さい。

焼き物器のついたクッキングヒーターの上にカセットコンロが置かれており、赤い丸に斜線の描かれたマークとともに禁止と書かれているイラスト

3.セラミック付き焼き網は使用しないで下さい。

カセットコンロにセラミック付き焼き網を置いて魚を焼いており、赤い丸に斜線の入ったマークとともに禁止と書かれているイラスト

4.ストーブやファンヒーターの近くなど、高温になる場所にカセットこんろ・ボンベを置かないで下さい。

ストーブから気体が出ており、カセットコンロとカセットボンベに当たっている様子に赤い丸二車線の入ったマークとともに禁止と書かれているイラスト

5.カセットこんろを2台以上並べて使用しないで下さい。

カセットコンロを2台並べた上に鉄板を置いて様々な具材を焼いており、赤い丸に斜線の入ったマークとともに禁止と書かれているイラスト

6.炭の火おこしは危険ですのでおやめください。

カセットコンロに炭が置かれ火が付けられており、赤い丸に斜線の入ったマークとともに禁止と書かれているイラスト

カセットこんろは必ず中身のガスを使い切って捨てましょう!

カセットボンベを捨てる時の確認方法

捨てる時は振って確認を!

カセットボンベを手に持って左右に振っている様子が描かれたイラスト
下向きの青い矢印の画像
"シャカシャカ"音がしたら…

まだガスが残っています。

火が消えるまで使いましょう。

もしガスが残ったままカセットボンベを捨ててしまうと

ごみ収集車がガスの残ったボンベを回収した場合、収集車内でガスが漏れ火災の原因になったり、また焼却炉で爆発がおき清掃局員のケガや焼却炉破損の原因となります。

下向きの青い矢印の画像
音がしなくなったら…

ガスは残っていないので地域の取り決めに従って廃棄して下さい。

ガスこんろの取り扱いについて

古いこんろは火災リスクに要注意!

全口にセンサーが付き、安全機能の充実したSiセンサーこんろへの取替えをおすすめします。

こんろ火災の要因は、ほとんどが不注意!

こんろ火災は、その多くが調理中にうっかりその場を離れたり、加熱しすぎて火災に至っています。

Siセンサーこんろは、うっかり加熱した際にセンサーが温度を感知、ガスの火を安全に止め事故リスクを下げます。

Siセンサーこんろ普及で火災事故が減少中!

すでに住宅の2軒に1軒がSiセンサーこんろです。こんろ火災は、このSiセンサーこんろの普及と共に年々減少、このこんろに搭載された過熱防止機能や消し忘れ防止機能など安全機能が有効にはたらいていると考えられています。

Siセンサーこんろに備えられた温度センサーのはたらき

天ぷら油は約370℃を超えると自然発火します。Siセンサーこんろの場合は、温度センサーが、なべ底の温度を感知して約250℃になると自動で火力を調節、温度をキープします。(通常使用時)

ガスこんろが原因の火災は年間3000件発生しています!

こんろ火災の主な原因

1.調理中にその場を離れてしまったことがある。

 こんろ使用中は絶対にその場を離れないこと。

 離れるときは必ず火を消してください。

2.こんろの近くに燃えやすい物が置いてある。

 こんろの上や周囲に燃えやすいものを置かないで下さい。ふきん、調理用油、プラスチック製の容器などをこんろの周りに置くと、着火して火災が発生し、重大な事故につながるおそれがあります。

 消防関係法令では、火災予防上安全な距離として、ガスこんろから可燃物までの距離を15センチメートル以上(上方は100センチメートル以上)離すことが定められています。

3.火をつけたまま、こんろ奥の物をとろうとした。

 こんろの上や奥の物をとるときは火を消してからにしましょう。着衣等へ着火するおそれがあります。

見えない炎に注意

 強火でガスを使用している時は、鍋の上部でも繊維等に火がつくことがあります。炎が見えなくても注意をしましょう。防炎加工されたアームカバーやエプロン等を使用すれば、燃え広がるのを防ぐことができます。

4.グリル庫内に汚れ溜まっている。

 グリルは使うたびに綺麗にしましょう。特に脂が多い肉や魚を焼いた後は、掃除をして下さい。

 庫内に残った油や汚れが溜まり、その汚れに火がついて火災事故が発生するおそれがあります。

石油燃焼機器の取り扱いについて

石油機器を使用する際には次の事項に注意しましょう。

1.洗濯物をファンヒーターやストーブの上に干さない。

 洗濯物が落下し、暖房器具に覆いかぶさると火災に至るおそれがあります。

2.給油は必ず火を消してから行いましょう。

 灯油をこぼした場合に、引火して火災に至るおそれがあります。

3.機器の周辺に燃えやすいもの(カーテン、布団等)を置かない。

 不意に高温部に接触して火災に至るおそれがあります。

4.スプレー缶を近くに置いたり、近くで使用しない。

 スプレー缶が熱せられると爆発します。可燃物に着火し、火災に至るおそれがあります。

5.温風空気取入口フィルター(機器背面のフィルター)や燃焼空気取入口フィルター(機器背面または側面の小さ目のフィルター)、温風吹出口、置台にほこりやゴミがついていないかを点検する。

 ほこりやゴミが溜まると火災の原因になります。日頃からほこりを溜めないように心がけましょう。

6.不良灯油(水が混ざったり、酸化した灯油)を使用しない。

正常な灯油の特徴

  • 無色透明なもの。
  • 不純物が混入していないもの。
  • 灯油の臭いがするもの。

不良灯油の特徴

変質灯油
  • 薄黄色で酸っぱい臭いがするもの。
  • 昨シーズンより持ち越したもの。
  • 湿度の高い場所に保管したもの。
  • 直射日光の当たる場所で保管したもの。
  • 乳白色のポリタンク(水用)で保管したもの。
  • 容器の蓋が開けてあったもの。
不純灯油
  • 水やゴミが混入したもの。
  • ガソリン、軽油、シンナー機械油、天ぷら油などが混入したもの。
  • 灯油容器以外を入れた容器に保存したもの。
  • 灯油水抜剤や助燃剤を添加したもの。

7.ガソリン、混合油など揮発性の高い油は絶対に使用しない。

 異常燃焼により、火災に至るおそれがあります。

ガス機器、石油燃焼機器は上手に使い、上手にお手入れすることで火災の発生を防止することができます。

取り扱いに気を付け、日頃から綺麗に保つよう心がけましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部 消防署

〒676-0078
高砂市伊保4丁目553-1

電話番号:
(代表)079-448-0119
(直通)079-448-4491

お問い合わせはこちら