汚水処理のしくみ

更新日:2022年08月17日

汚水処理のしくみ(分流式)

汚水がきれいになるまでのフロー図

1.沈砂池(ちんさち)

 沈砂池で大きいゴミや砂を取ります。

2.最初沈殿池(さいしょちんでんち)

 沈殿しやすい泥などを沈めます。

3.反応タンク(はんのうタンク)

 反応タンクでは、汚水中の汚れの原因である有機物を微生物により分解します。
 微生物は空気が必要なため、常に細かい泡を全面に送り続けています。
 有機物が生物分解されると沈殿しやすいフロック(小さな塊)が形成されます。

4.最終沈殿池(さいしゅうちんでんち)

 最終沈殿池において上澄み水と汚泥に分離します。

5.塩素混和池(えんそこんわち)

 上澄み水は大腸菌などがいるため、水道水の消毒に用いられる
 次亜塩素酸ナトリウムで酸化・殺菌して放流します。

6.汚泥濃縮タンク(おでいのうしゅくタンク)

 最初-最終沈殿池で分離した汚泥を、重力の力により濃縮します。

7.汚泥消化タンク(おでいしょうかタンク)

 濃縮された汚泥は汚泥消化タンクに送られ、嫌気性微生物により
 発酵分解などの処理を行い、有機物を減量します。

8.汚泥脱水機(おでいだっすいき)

 消化タンクから出た汚泥は汚泥脱水機により脱水されます。

9.脱水汚泥(だっすいおでい)

民間セメント工場に搬入して、セメント原料等に有効活用しています。

あらごみや砂を取る、水でいっぱいのプールが複数ある沈砂池の写真

最初沈殿池

水路をたくさんの水が流れている反応タンクの写真

反応タンク

白い壁で区切られたプールのような設備がある最終沈殿池の写真

最終沈殿池

脱水された黒い汚泥の写真

脱水汚泥

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