市議会だより 令和6年第1回臨時会3月定例会合併号(テキスト版)
高砂市議会だより 第227号 令和6年第1回臨時会3月定例会合併号
2024年(令和6年)6月
発行
高砂市議会 高砂市荒井町千鳥1-1-1 電話番号079-443-9061
編集 市議会だより編集委員会
トピックス
令和6年度当初予算を可決!
高校生との意見交換会を行いました
日程
第1回臨時会
2月5日(1日間)
5日 開会、市長の提案理由の説明、質疑、委員会審査、委員長報告、討論採決、閉会
3月定例会
2月26日~3月13日 (17日間)
2月26日 開会、市長の提案理由の説明、質疑、 委員会審査、委員長報告、 討論採決(補正関係分)
27・28日 質疑(補正関係分)
29日 委員会審査(補正関係分)
3月1日 委員長報告、討論採決(補正関係分)
4日~6日 質疑(当初関係分)
7日 一般質問
8日 一般質問、委員会審査(当初関係分)
11・12日 委員会審査(当初関係分)
13日 委員長報告、討論採決(当初関係分)、質疑、委員会審査、委員長報告、討論採決(追加提案)、閉会
(第1回臨時会)議案概要
可決した補正予算
●第9回令和5年度高砂市一般会計
委員会審査の概要報告
総務常任委員会
【予算議案】
●歳入・歳出予算の総額について、審査の結果、全員異議なく原案了承しています。
文教厚生常任委員会
【予算議案】
●住民税非課税世帯等に対する臨時給付金給付事業については、住民税均等割のみ課税世帯支援給付金と住民税非課税世帯等子ども加算給付金について審査をしました。それぞれ対象となる世帯や児童数、申請方法、支給までのスケジュール等を確認し、了としました。
(第1回臨時会)議案の表決結果
注:議長は表決に加わりません。
議案
第9回令和5年度高砂市一般会計補正予算
可決
新政会
- 入江 啓太 賛成
- 坂本 まり 賛成
- 川端 宏明 賛成
- 島津 明香 賛成
- 岩見 明 賛成
- 今竹 大祐 賛成
- 藤森 誠(注)
公明党
- 迫川 高行 賛成
- 春増 勝利 賛成
- 森 秀樹 賛成
明風会
- 石崎 徹 賛成
- 鷹尾 治久 賛成
- 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
- 鈴木 利信 賛成
- 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
- 山田 光昭 賛成
- 松野 優也 賛成
日本維新の会
- 横田 英樹 賛成
日本共産党
- 大西 由紀 賛成
(3月定例会)議案概要
可決した事件議案
●市道路線の認定について
●市道路線の変更について
●兵庫県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増減及び規約の変更について
●損害賠償の額を定めることについて
可決した条例議案
●高砂市手数料条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市市営住宅条例の一部を改正する条例を定めることについて
●行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市会計年度任用職員の給与等に関する条例及び高砂市企業職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市手数料条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市国民健康保険条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市介護保険条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市指定地域密着型サービスの事業に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市立高砂児童学園条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市市営住宅条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市水道事業及び工業用水道事業並びに下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市消防手数料条例の一部を改正する条例を定めることについて
●高砂市市税条例の一部を改正する条例を定めることについて
可決した補正予算(5年度)
●第10回令和5年度高砂市一般会計
●第4回令和5年度高砂市国民健康保険事業特別会計
●第3回令和5年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計
●第3回令和5年度高砂市介護保険事業特別会計
●第5回令和5年度高砂市水道事業会計
●第3回令和5年度高砂市下水道事業会計
●第3回令和5年度高砂市病院事業会計
●第11回令和5年度高砂市一般会計
可決した予算(6年度)
●令和6年度高砂市一般会計
●令和6年度高砂市国民健康保険事業特別会計
●令和6年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計
●令和6年度高砂市介護保険事業特別会計
●令和6年度高砂市水道事業会計
●令和6年度高砂市工業用水道事業会計
●令和6年度高砂市下水道事業会計
●令和6年度高砂市病院事業会計
陳 情
【趣旨採択】
●小・中学校の全児童・生徒の給食費を無償化することを求める陳情書
【継続審議】
●加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助を求める陳情
●年金制度における外国人への脱退一時金の是正を求める意見書の採択を求める陳情
令和6年度高砂市一般会計予算の議決にあたっての附帯決議
高予第9号 令和6年度高砂市一般会計予算、3款民生費 1項社会福祉費 2目障害者援助費のうち、障害者相談支援事業における消費税額の補填については、障害者相談支援事業の社会福祉法上の取扱いが明確に周知されていなかったこと、また、本事業が2006年度から始まり17年が経過しており、その間、国としても指導を怠ってきたことから、受託法人に過失はない。よって、今事案において受託法人に新たな負担が掛からないよう、誠心誠意取り組むこと。 加えて、国において周知・徹底の機会を看過してきた責任に鑑み、国に対して、早急に延滞税、過少申告加算税の取り扱いについて統一見解を示すよう、強く要望する。
以上、決議する。
2024年(令和6年)3月13日 高 砂 市 議 会
(3月定例会)議案等の表決結果
紙面の都合上、賛否の分かれた議案等を掲載しています。
注:議長は表決に加わりません。
令和5年度補正
第10回令和5年度高砂市一般会計補正予算
可決
新政会
- 入江 啓太 賛成
- 坂本 まり 賛成
- 川端 宏明 賛成
- 島津 明香 賛成
- 岩見 明 賛成
- 今竹 大祐 賛成
- 藤森 誠(注)
公明党
- 迫川 高行 賛成
- 春増 勝利 賛成
- 森 秀樹 賛成
明風会
- 石崎 徹 賛成
- 鷹尾 治久 賛成
- 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
- 鈴木 利信 賛成
- 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
- 山田 光昭 賛成
- 松野 優也 賛成
日本維新の会
- 横田 英樹 賛成
日本共産党
- 大西 由紀 反対
第5回令和5年度高砂市水道事業会計補正予算
可決
新政会
- 入江 啓太 賛成
- 坂本 まり 賛成
- 川端 宏明 賛成
- 島津 明香 賛成
- 岩見 明 賛成
- 今竹 大祐 賛成
- 藤森 誠(注)
公明党
- 迫川 高行 賛成
- 春増 勝利 賛成
- 森 秀樹 賛成
明風会
- 石崎 徹 賛成
- 鷹尾 治久 賛成
- 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
- 鈴木 利信 賛成
- 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
- 山田 光昭 賛成
- 松野 優也 賛成
日本維新の会
- 横田 英樹 賛成
日本共産党
- 大西 由紀 反対
令和6年度条例議案
高砂市国民健康保険条例の一部を改正する条例を定めることについて
可決
新政会
- 入江 啓太 賛成
- 坂本 まり 賛成
- 川端 宏明 賛成
- 島津 明香 賛成
- 岩見 明 賛成
- 今竹 大祐 賛成
- 藤森 誠(注)
公明党
- 迫川 高行 賛成
- 春増 勝利 賛成
- 森 秀樹 賛成
明風会
- 石崎 徹 賛成
- 鷹尾 治久 賛成
- 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
- 鈴木 利信 賛成
- 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
- 山田 光昭 賛成
- 松野 優也 賛成
日本維新の会
- 横田 英樹 賛成
日本共産党
- 大西 由紀 反対
高砂市介護保険条例の一部を改正する条例を定めることについて
可決
新政会
- 入江 啓太 賛成
- 坂本 まり 賛成
- 川端 宏明 賛成
- 島津 明香 賛成
- 岩見 明 賛成
- 今竹 大祐 賛成
- 藤森 誠(注)
公明党
- 迫川 高行 賛成
- 春増 勝利 賛成
- 森 秀樹 賛成
明風会
- 石崎 徹 賛成
- 鷹尾 治久 賛成
- 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
- 鈴木 利信 賛成
- 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
- 山田 光昭 賛成
- 松野 優也 賛成
日本維新の会
- 横田 英樹 賛成
日本共産党
- 大西 由紀 反対
令和6年度予算議案
令和6年度高砂市一般会計予算
可決
新政会
- 入江 啓太 賛成
- 坂本 まり 賛成
- 川端 宏明 賛成
- 島津 明香 賛成
- 岩見 明 賛成
- 今竹 大祐 賛成
- 藤森 誠(注)
公明党
- 迫川 高行 賛成
- 春増 勝利 賛成
- 森 秀樹 賛成
明風会
- 石崎 徹 賛成
- 鷹尾 治久 賛成
- 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
- 鈴木 利信 賛成
- 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
- 山田 光昭 賛成
- 松野 優也 賛成
日本維新の会
- 横田 英樹 賛成
日本共産党
- 大西 由紀 反対
令和6年度高砂市国民健康保険事業特別会計予算
可決
新政会
- 入江 啓太 賛成
- 坂本 まり 賛成
- 川端 宏明 賛成
- 島津 明香 賛成
- 岩見 明 賛成
- 今竹 大祐 賛成
- 藤森 誠(注)
公明党
- 迫川 高行 賛成
- 春増 勝利 賛成
- 森 秀樹 賛成
明風会
- 石崎 徹 賛成
- 鷹尾 治久 賛成
- 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
- 鈴木 利信 賛成
- 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
- 山田 光昭 賛成
- 松野 優也 賛成
日本維新の会
- 横田 英樹 賛成
日本共産党
- 大西 由紀 反対
令和6年度高砂市後期高齢者医療事業特別会計予算
可決
新政会
- 入江 啓太 賛成
- 坂本 まり 賛成
- 川端 宏明 賛成
- 島津 明香 賛成
- 岩見 明 賛成
- 今竹 大祐 賛成
- 藤森 誠(注)
公明党
- 迫川 高行 賛成
- 春増 勝利 賛成
- 森 秀樹 賛成
明風会
- 石崎 徹 賛成
- 鷹尾 治久 賛成
- 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
- 鈴木 利信 賛成
- 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
- 山田 光昭 賛成
- 松野 優也 賛成
日本維新の会
- 横田 英樹 賛成
日本共産党
- 大西 由紀 反対
令和6年度高砂市介護保険事業特別会計予算
可決
新政会
- 入江 啓太 賛成
- 坂本 まり 賛成
- 川端 宏明 賛成
- 島津 明香 賛成
- 岩見 明 賛成
- 今竹 大祐 賛成
- 藤森 誠(注)
公明党
- 迫川 高行 賛成
- 春増 勝利 賛成
- 森 秀樹 賛成
明風会
- 石崎 徹 賛成
- 鷹尾 治久 賛成
- 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
- 鈴木 利信 賛成
- 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
- 山田 光昭 賛成
- 松野 優也 賛成
日本維新の会
- 横田 英樹 賛成
日本共産党
- 大西 由紀 反対
陳情
※継続審議とすることについて諮りました。
加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助を求める陳情
継続審議
新政会
- 入江 啓太 賛成
- 坂本 まり 賛成
- 川端 宏明 賛成
- 島津 明香 賛成
- 岩見 明 賛成
- 今竹 大祐 賛成
- 藤森 誠(注)
公明党
- 迫川 高行 賛成
- 春増 勝利 賛成
- 森 秀樹 賛成
明風会
- 石崎 徹 賛成
- 鷹尾 治久 賛成
- 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
- 鈴木 利信 賛成
- 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
- 山田 光昭 賛成
- 松野 優也 賛成
日本維新の会
- 横田 英樹 賛成
日本共産党
- 大西 由紀 反対
年金制度における外国人への脱退一時金の是正を求める意見書の採択を求める陳情
継続審議
新政会
- 入江 啓太 賛成
- 坂本 まり 賛成
- 川端 宏明 賛成
- 島津 明香 賛成
- 岩見 明 賛成
- 今竹 大祐 賛成
- 藤森 誠(注)
公明党
- 迫川 高行 賛成
- 春増 勝利 賛成
- 森 秀樹 賛成
明風会
- 石崎 徹 賛成
- 鷹尾 治久 賛成
- 芝本 鎮彰 賛成
未来ネット
- 鈴木 利信 賛成
- 北野 誠一郎 賛成
民主クラブ
- 山田 光昭 賛成
- 松野 優也 賛成
日本維新の会
- 横田 英樹 賛成
日本共産党
- 大西 由紀 反対
委員会審査の概要報告
総務常任委員会
令和6年度当初
【条例議案】主な審査
●高議第6号 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例を定めることについては、目的及び内容を確認し、了としました。
●高議第7号 高砂市公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例を定めることについては、現在指定されている団体について確認し、今後の協議検討の中で他団体でも検討の対象となることを確認し、了としました。
●高議第18号 高砂市消防手数料条例の一部を改正する条例を定めることについては、手数料の引き上げ理由及び積算根拠や市内の浮き屋根式屋外タンク貯蔵所の設置事業者と設置数を確認し、了としました。
【予算議案】主な審査
●公共施設等総合管理計画については進捗や状況を報告するよう意見し、年度毎に委員会へ報告する事を確認しました。
●未来技術社会実装事業については、令和5年度に実施した「脱炭素促進の可視化サービス」や「デジタル技術を活用した意見聴取ツール」の検証の総括と、令和6年度においては、「コミュニティをよくする活動促進サービス」をテーマとした実証を実施することを確認しました。その中で、市民の巻き込み方を考えて事業に取り組む必要があると意見が出ました。
●職員研修については、退職者が多いことや専門性を持った職員の採用が難しいこと、職員のモチベーションアップなど現状課題に則した研修が必要であり、高砂市人材育成基本方針(改訂版)に沿って、実施する研修内容を検討するよう意見しました。
●高砂市制70周年記念事業について、事業の実施方法を確認した。特別ゲストの集客力を活かし起爆剤となり、次の80周年に繋がるような事業として具体的な内容を検討するよう意見しました。
●当初予算の編成方針については、「令和6年度地方財政計画のポイント」の説明を受け、市民税、法人税、地方交付税、地方消費税などを確認し、了としました。
文教厚生常任委員会
令和5年度補正
【条例議案】
●高砂市手数料条例の一部を改正する条例を定めることについては、本籍地以外での戸籍謄本発行や戸籍電子証明書を確認し、了としました。
【予算議案】主な審査
●教育・保育給付事業について、保育施設への県や市が行う監査について確認し、了としました。
●国民健康保険事業特別会計については、こども医療費の拡大や新型コロナの5類移行の影響、特定検診の受診率向上の取り組みを確認し、了としました。
●病院事業会計について、令和5年度の決算見込みと収益減の要因を確認し、了としました。
令和6年度当初
【条例議案】主な審査
●高砂市指定地域密着型サービスの事業に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例を定めることについては、身体的拘束等のさらなる適正化について確認し、了としました。
【予算議案】主な審査
●障害者相談支援事業にかかる消費税については、国の周知不足から大きな負担が生じたことに対し、委員の総意で附帯決議をあげることにしました。
●地域交流センターの運営体制と地域課題について確認し、運営協議会の設置や地域住民の活動を支援するよう、意見しました。
●子育て世帯訪問支援事業について、ヤングケアラー支援の現状と課題について確認しました。
●新設されるこども窓口課で対応するこどもの範囲や、相談体制について確認しました。
●部活動の地域移行について、現状の取り組みと今後の計画について確認しました。
●中学校給食について、学年の成長に合った摂取エネルギーとなるよう求めました。
●石の宝殿及び竜山石砕石遺跡整備事業もふくめて、市内全体の史跡の整備後の保存や市活用についての考え方を確認しました。
●高砂市教育振興基本計画策定事業について、策定までの計画や策定委員会の構成などを報告することを求めました。
【陳情】
●小・中学校の全児童・生徒の給食費を無償化することを求める陳情書については、国において実施するべきであることから、全会一致で趣旨採択とし、意見書を提出することにしました。
●加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助を求める陳情については、県アンケート調査の分析結果が4月にまとまることから、賛成多数で継続審査としました。
●年金制度における外国人への脱退一時金の是正を求める意見書の採択を求める陳情については、引き続き調査・研究するため、賛成多数で継続審査としました。
建設環境経済常任委員会
令和5年度補正
【条例議案】
●高砂市市営住宅条例の一部を改正する条例を定めることについては、跡地利用の方針を確認し了としました。
【予算議案】主な審査
●広域ごみ処理施設管理事業の売電料については、運営業務委託者へのインセンティブ及びペナルティについて、また今後の基金積立の考え方について確認し了としました。
●自転車ネットワーク整備については今後の展開として、令和7年度に自転車活用推進計画の見直しも含め、進めていくことを確認し了としました。
令和6年度当初
【予算議案】主な審査
●企業連携型奨学金返還サポート事業については、兵庫型奨学金返済支援制度登録事業者が市内に5社しかない事から、事業者にとっても「人材確保」の利点があることを含め広報すること、また補助期間拡充の認定企業となるための支援を行うことを確認し了としました。
●商業活性化事業(空き店舗等活用支援補助金)については、申請方法等を見直し、空き店舗対策を含む地域の買い物環境等の改善、向上、また商業の活性化に寄与する事業となるよう継続して研究、検討することを確認し了としました。
●気候変動適応策事業、暑熱避難施設(クーリングシェルター)の設置については、各地域への分布を考慮することを求め、了としました。
●地域公共交通計画策定については、法定協議会委員や庁内委員会が多様な構成であることを確認のうえ、公共交通だけでなく福祉としての移動支援なども含め検討すること、また、近隣市と協議し広域的な考えのもと、地域住民にとって望ましい計画とすることを確認し了としました。
●水道事業会計、管路施設等調査業務については、水管の劣化状況をAIを活用して調査し、劣化が著しいところを優先的、効率的に耐震化を進めることを確認し了としました。
●下水道事業会計、下水排水管、汚水管耐震化について、有効的な手法で改修できるよう研究、検討を進めるとともに、市民へも災害時のトイレの重要性について、マンホールトイレや固化薬剤の準備を含め、周知を検討することを確認しました。
一般質問
くわしい内容については図書館や各公民館に備え付けられている「兵庫県高砂市議会定例会会議録」をご覧ください。(3月定例会の会議録は6月に完成する予定です。)
身近な子育て相談の体制整備に向けて ほか 迫川 高行
質問
就園前からの身近な相談機関、子育てを支える「かかりつけ園」として、市内こども園において、「マイこども園登録事業」を開始し、こども園が地域に開かれた子育て支援の拠点として、育児不安の解消に向けて取り組んでいき、こども家庭センターと連携し、子育て世帯への包括的な支援体制の整備・充実を図る時であると考える。
回答
こども家庭相談センターを令和6年度から設置し、妊産婦から子どもや子育て世帯が抱える相談を受け、支援につなぐ体制づくりを進めている。
また、行政機関に相談しにくいと感じる方には、地域での子育て相談機関を設置することで、子育て世帯との接点が増え、不安解消や状況把握ができると考えている。
マイこども園登録制度は、必要な情報を発信しやすくなり、これまでの受け身の支援からアウトリーチ型支援が可能となる。
期待される効果や既存の相談窓口との連携活用、新たな相談窓口の設置等、他市も参考にし、相談体制づくりに取り組み、地域で支える子育て支援を充実していく。
質問
災害時に避難所となる学校施設の災害対策機能の強化の一環として、総務省の緊急防災・減災事業債を活用して、多目的トイレやウォシュレット付きトイレの設置促進に積極的に取り組むべき時です。
回答
教育委員会としても、多目的トイレの設置促進は必要であるという認識であり、本市では、小中学校の校舎1階に必ずある多目的トイレが、全てウォシュレットトイレとなっているが、体育館には多目的トイレが設置されていない学校がある。
緊急防災・減災事業債といった国の支援制度の動きに注視しながら、優先順位等を定め、引き続き市長部局と調整していきたい。
先ずは職員さんから ほか 鷹尾 治久
質問
高砂市を変えていく為にできる事として「アプリ導入〜隗より始めよ」で具体的アプリ(「たかさごナビ」中の「たかさごレポート」と「ダストる・たかさご」)をより多くの方々にご活用頂く為に先ずは市役所職員さんの 100%導入を目指しては如何か。
回答
職員全てが利用しているか確認したことはなく、アプリ導入については、強制することはせず、職員の自主的な判断に任せたいと考えている。アプリに限らず、他部署の取り組みについて、その経緯や背景、市民への説明のための理解は必要であり、職員一人一人が自分事として捉えることは大変重要なことであると認識している。 今後も、市民に信頼される市役所となるため、職員力、組織力を向上させ、市の様々な事業に対して職員・組織横断的に取り組んでいく。
質問
公民館を地域交流センターに切り替えたその目的に加え、どの様な地域の姿を実現しようとされているのか、またそこで働く人の仕事のスタイルはどう変わるのか。
回答
令和6年4月から、各地区公民館を新たに地域交流センターとして開設する。地域交流センターとすることで使用の自由度が増し、地域コミュニティの活性化が図られるため、より自主的な地域活動が持続するものと考えている。また、相談窓口を設置し、行政手続の支援や取次ぎを行い、地域住民の各種相談に対応する。さらに、センター長を配置し、地域課題の把握を行い課題解決に取り組んでいく。
今後、地域課題解決の場となり、地域活動の拠点、活性化が図られるよう、先進事例も研究しながら運営していきたい。
都倉市政1期4年の総括について 島津 明香
質問
令和6年4月12日に市長は 1期4年の任期を終えることになる。都倉市長の市長選挙時の公約について、進捗状況と考えを伺う。
回答
財政運営については、コロナ禍という平時モードではない中ではあったが、全体として、大規模事業による借金は増加したが、貯金も増加しており、現世代への投資と将来世代への備えのバランスは取れているものと分析をしている。
防災・防犯対策として、令和5年度に通学路や学校周辺へ300台の見守りカメラを設置、令和6年度は200台設置する予定であり、犯罪の起こりにくい安全・安心なまちづくりを進めている。
高砂市民病院については、高砂市民病院将来構想を策定し、医師確保を重点課題として経営改善に取り組み、一定の条件を設けた上で、現状の公設公営を維持し、市民のための安全・安心な医療の提供を今後も図っていく。
JR曽根駅周辺整備においては、地域の長年の懸案事項であった駅南側からのアクセスについて、JR西日本と粘り強く協議を重ね、昨年12月に自由通路と橋上駅等の整備に向けた連携・協力に関する確認書を交わし、今後は駅周辺に関する事業化の合意として、基本協定を締結する予定である。
サンモール跡地の食品スーパー誘致については、相手との交渉が難航しているがゆえに進まず、できなかった部分で反省はしており、今後も引き続き相手方との交渉を継続し、合わせて、山電の連続立体交差事業を進めていくことが、跡地の開発にも繋がると考えている。
市民満足度調査における、「高砂市に住み続けたい」「高砂市に住むことを友人・知人に勧めたい」の項目において、前回の令和3年度を下回った結果については、長らく続いた感染症の影響により、人と人とのつながりが希薄になったことが大きな要因の一つであると考えている。
この4年間、故郷のまち高砂のために尽力し、10の公約について一定の達成はできたと考えている。
感染症の状況が落ち着いてきた今こそ、人と人との触れ合いを通じて、皆様が笑顔となる未来の高砂をつくっていきたい。
地域学習について ほか 川端 宏明
質問
地域の歴史や施設、技術、文化など地域資源についての学習の充実は重要である。
フィールドワークを通して実際に感じることにより、より深く地域を理解することが、地域を大切に思い誇りを持つことに繋がる。推進すべきではないか。
回答
令和5年度から、産業、行政、学校が一体となった、高砂STEAM教育ライブラリーを創設し、学校と企業、行政を結び付けながら、子どもたちが社会に参画できる仕組みを構築している。
身近な地域や高砂市の問題や課題について考えたり話し合ったりすることで、郷土愛の育成、地域活性につながり、子どもたちの出すアイディアで、より良い高砂市になることを考えている。
子どもたちが地域社会の一員として自覚を持って、地域の発展に貢献できる人材になるように、今後も取り組んでいく。
楽しさを感じられるまちづくり
質問
若者たちが求める、安全で自由に楽しめる場所作りをすべきだ。
回答
令和4年度から高砂海浜公園内において、バーベキューエリアの設置や、アクティビティとしてサップなどを実施しており、また向島公園においては、青年の家跡地の芝生広場の活用や、子ども向けではあるが、手持ち花火イベントを実施するなど、指定管理者等による民間活力を生かした、向島エリアのポテンシャルを最大限に発揮する事業を実施している。
今後も、若者を含めた多世代に楽しんでもらえる、遊び場作りの活用に取り組んでいく。
子どもたちが主体的に学べる多様な学びについて ほか 芝本 鎮彰
質問
1コマ5分の授業短縮による柔軟な学びの創出について
回答
文科省の研究実践校である中目黒小学校は、1コマ授業時間45分を40分にして、学びの午前・活動の午後と位置付けて、カリキュラムの研究に取り組んでいる。
子どもたちは落ち着いた態度で学習できているといった成果を、文部科学省のホームページで確認している。学校教育の仕組みを工夫改善して、子どもたちの学びを深めようとしている先進地への視察などを進めながら、調査研究してより良いシステムを作っていきたいと考えている。
質問
いじめから守るための条例制定及び市当局における相談窓口等の設置について
−学校外のアプローチ等−
回答
いじめ重大事態に係る調査を行うための第三者機関の設置のための条例について、令和6年度の早い時期での制定に向けて事務を進めていきたい。
いじめ対応については、現在の取り組みを継続しながら、毎年度、学校のいじめ防止基本方針と生徒指導体制を実情に合わせて見直し、更新して、関係機関との連携した実践的な動きができる体制づくりに努めていきたい。
市当局における相談窓口等の設置については、令和6年度から、こども家庭庁の施策の一つである、こども家庭センター設置を踏まえ、健康こども部にこども窓口課を新設する予定である。
状況に応じた庁内の体制や取り組みについて研究し、必要に応じて改善していきたいと考えている。
その他質問項目
・休日の部活動地域移行の進捗
・校務デジタル化の状況
・スクールロイヤー制度の活用
視覚障がい者のための「音声コード」の利用促進について ほか 春増 勝利
質問
高砂市から市民に送付される公的な通知について、視覚障がい者のための「音声コード」の普及を早急に進めるよう、全庁的に取り組むべきであると考える。
回答
情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法の基本理念は、障がい者でない者と同一内容の情報を同一時点において取得できるよう、情報通信技術の活用を行うこととされており、本市では、職員研修を行い、法の理解促進と、技術の活用について周知啓発を行っている。
音声コードについては、導入に向けた検討を進めているが、切り欠きの作成に関わる費用や運用経費、また音声コードを正常に認識するための印刷精度など、課題もある。
試行的に実施し、全庁的な導入が可能かどうかも含めて検討していく。
質問
令和4年度の文部科学省の調査で、いじめが原因による重大事案のうち、40%が事前にいじめを認知できていなかった。1人1台タブレットを活用して、児童生徒の心や体調の変化を把握し、積極的に早期支援につなげるために、「心の健康観察」を実施すべきであると考える。
回答
心の健康観察アプリを活用して、今日の体調、心の様子などを尋ねるアンケートを回答する中で、支援ニーズの高い子どもたちがどの学級にいるとか、どの子なのかということを把握でき、教職員も、そのデータを基にしながら、子どもたちの内面を捕まえたり、表面と違うなというようなことを思ったりしながら、意図的な声かけができると考えている。
学校現場で有効に使えるのかなどの検証もし、調査研究していきたい。
学校施設の適正規模、適正配置に向けた考え方と、教育内容の充実について 坂本 まり
質問
少子化により子どもの数は大幅に減少、また学校施設の老朽化に伴い多額の改修経費が必要となっている。学校施設の適正規模、適正配置についての検討を進め、統廃合についても計画していく時期にきていると考えるが見解を伺う。
回答
児童生徒数は、減少を続けている。小中学校の施設老朽化により、改修経費が今後も増大することが見込まれる。小中学校の適正規模・適正配置について検討が必要と考えており、進めている。
質問
教育内容充実のため以下の取り組みを進めることについての見解を伺う。
小中一貫教育、義務教育校、自由進度学習、チーム担任制、不登校特例校
回答
現在、小中一貫教育を推進しているがコロナ禍において十分な交流活動が出来ていないのが現状である。高砂中ブロックにおいては小中教員の相互乗り入れ授業などを実施している。今後、合同授業研究などを柱に小学校、中学校を「つなぐ」教育に取り組み、9年間における一貫した指導を進める。
義務教育学校は小中学校9年間の一貫指導をより可能にする。高砂小学校、中学校は小中一体化の施設を検討することとなっており、義務教育学校への移行検討は意義深いと認識しているが多くの準備が必要であり研究していく。
自由進度学習はこれからの社会に必要な自己調整力や学び続ける力の育成に寄与できる学習方法と認識している。個別並びに協働・探究型の学びの導入を進めているところであり、学びを変えることに取り組む学校や教師の伴走支援を行っている。
全員担任制については、学校全体の教師が全ての児童生徒の学習や生活をともに支えるというメリットがあるが、個々の教師の役割が曖昧になる可能性もある。調査研究していく。
不登校特例校の設置は学校規模の適正化に伴う空き施設の有効活用として選択肢の一つであると考えられる。
その他質問項目
・ダブルケアラーへの支援について
人口減少・経済社会の変化を踏まえた、高砂市こそが率先して取り組むべき広域連携のあり方について 横田 英樹
質問
5市町の財政内容の比較検討から広域連携からの将来構想、GXと地域産業の振興について、MaaSの取り組みについて
回答
本市では2市2町で運営している広域ごみ処理施設エコクリーンピアはりまにおいて主体的に事業を実施している。
エコクリーンピアはりまで発電した電力の地産地消利用についても、広域連携として合意形成を図り、財政面はもとより、地方公共団体として、地球環境を守るための責務である脱炭素社会の実現について成果を上げていきたいと考えている。
市町連携はお互いの利益や危機感が一致してこそ実現する取り組みであるため、課題もあるが、互いの市町にとってプラスとなるよう連携について働きかけを行っていく。
GXの推進については、三菱重工業と神戸製鋼所が水素活用の実証試験を開始している。本市は、令和4年度から、水素社会実装を目指す兵庫県自治体連絡協議会、水素GX兵庫自治体ワーキンググループにも積極的に参加している。
また、播磨臨海地域カーボンニュートラルポート推進協議会に参画し、姫路港・東播磨港港湾脱炭素化推進計画の策定に取り組んでいる。
工業専用地域の緑化率の低減措置を講じる条例により、企業の新規設備への投資や既存設備の更新につなげていきたい、また、設備投資を行った企業に対しては、企業立地促進奨励金を交付し支援を実施している。
MaaSについては、コミュニティバスでは、交通系ICカードによるタッチ決済や乗車券販売アプリの導入を行っている。
また、タクシー事業者では、配車アプリの導入を行っており、鉄道事業者でも同様に、モバイルアプリの導入により、キャッシュレス化や乗車予約等が可能となっている。
今後も動向についての情報収集を行い、関係する部局と移動に関連する事業者とも連携しながら、調査研究を進めていく。
超高齢社会が抱える課題について 岩見 明
介護サービス供給体制について
質問
介護需要の急激な増加が予想されており、介護サービスの供給体制についてどのように考えているか。
回答
第9期介護保険事業計画における整備目標として、在宅サービスである小規模多機能型居宅介護事業所または看護小規模多機能型居宅介護事業所を1事業所、整備することについて、重点的に取り組んでいきたいと考えている。
介護サービスを安定的に提供する上で、喫緊の課題である介護人材不足については、研修受講料の助成を第9期計画期間内に開始できるよう事業所からの聞き取りを行うなど、準備を進めている。
生活支援体制整備事業について
質問
地域の中での助け合い(互助)が重要になってきますが、地域の人が我が事として捉え、安心して困り事を言える良好な人間関係構築をどのように進めていますか?また、認知症ケアが大きな課題となってきます。地域の中で、認知症の方やご家族の支援をどのように進めていますか。
回答
第2層支え合いづくり協議会は、8地区のうち7地区において整備している。
安心して話ができる地域づくりを進めるため、主体的に地域の支え手となる人の育成及び発掘と、地域の困り事を我が事として捉える意識の醸成を図るとともに、これらの推進を図るためには、引き続き生活支援コーディネーターとの連携を密にし、それぞれの地区との情報共有を図りながら、支援に努めていく。
認知症の理解促進への対応については、主な施策の一つである認知症の人に関する理解の増進等を掲げ、認知症サポーターの養成や家族会等への支援を行うことで、認知症の人とその家族が地域で孤立することがないよう努めていく。
森林環境譲与税の高砂市の取り組みについて ほか 鈴木 利信
質問
市内の小学生等に対する、森林環境教育の具体的な取り組みは。
乳幼児の木育やこども園の木製玩具等の利用促進は。
また自治体間の連携による取り組みは。
回答
令和2年度から森林環境譲与税活用事業を創設し、小規模森林整備事業、危険木伐採事業に加え、森林環境譲与税の活用事業を拡充してきている。
森林環境教育については、森林の保全や生態系の重要性、森林の恩恵、自然愛護について、動画等を活用し進めている。
乳幼児及び就学前のこども園等において、机や椅子などの保育備品の木製品、木製の玩具を使用し、日々の保育に取り入れている。
木製玩具の買い替えの際には、森林環境譲与税の財源を有効に活用できるよう検討していく。
また、民間への助成制度については、関係部局間で連携し、調査研究していく。
自治体間連携による森林整備の取り組みについては、調査研究をしている。
能登半島地震被災地支援について
質問
高砂市の能登半島地震被災地支援の状況は。
また高砂市の市営住宅の利用者の状況は。
東日本大震災では、近隣の高校もバスを借りて、支援活動を行った。県の支援制度はあるが、高砂市も支援の方法を模索すべきでは。
またふるさと納税等の支援窓口を開設した自治体もあるが、高砂市は。
回答
被災地支援については、避難所運営、緊急消防援助隊、被災建築物応急危険度判定、給水車による応急給水活動、病棟業務支援など、これまで延べ37名の職員派遣を実施している。
市営住宅については、現在、入居はまだない。
兵庫県の支援制度の下で活動することのほうが望ましいのではないかとは考えているので、市の独自の支援制度については、必要に応じて検討をしていきたい。
ふるさと納税の代理寄附による支援については、実施していないが調査研究していく。
当市における災害時の対策について ほか 大西 由紀
質問
避難場所や避難ルートについての当市の考えは、避難所となる体育館に交付金を活用しエアコン設置を求める。
回答
それぞれの地域によって避難方法が異なる。特に沿岸部にお住まいの方の津波からの避難については、身の安全を確保した上で、津波が想定される約2時間後までに、できるだけ沿岸部から離れた後、落ち着いて最寄りの指定緊急避難場所や近隣の安全な場所を目指すことが基本であると周知している。
小中学校の体育館における空調設備の設置については、必要性について認識しているが、施設の老朽化などの様々な課題を抱えている状況である。優先順位を定めつつ、検討を進めていきたい。
なお、事業を実施する際は、国の支援の状況を把握し、活用していきたい。
「子どもの権利条約」に基づいた教育について
質問
憲法及び「子どもの最善の利益」に基づき、当初予算の約1%で実現可能である給食費の無償化を求める。また、始業式を9月1日に戻すことを求める。
回答
学校給食費の完全無償化については、令和6年度の予算額、学校給食用食材購入費である3億8,235万7,000円の財源が毎年必要となってくるので、現時点での実施の予定は考えていない。
始業式を9月1日に変更することについては、今後の検討課題とするが、学校教育の枠組みと年間スケジュールに根差した問題であり、教育カリキュラムの見直し、保護者や地域社会との連絡調整、給食などの計画も考えていかなければならない。
その他質問項目
・小学校の女子トイレに生理用品の配置を
・高砂市民病院は公立直営で存続を求める
「地域貢献活動休暇」の創設について ほか 北野誠一郎
質問
地方公務員の地域貢献活動に対する特別休暇の制度化・創設についての高砂市の見解は。(職員の地域貢献活動に対する考え方・取り組みを示した上でお答えください。)
回答
市民目線を身につけることにつながるため、職員には、地域貢献活動などの公務外の活動に積極的に参加してもらいたい。
総務省の新しい見解により、地方自治体においても、地域貢献活動休暇の創設は、条例改正を行い、市議会における議論、議決をいただいた上で可能となるものと認識している。
今後、先進自治体の制度設計や近隣自治体の動向等を勘案しながら、地域貢献活動休暇の調査研究を行うとともに、地域貢献活動に職員が自主的に参加することを応援できる方法を検討していきたい。
国の「人材育成・確保基本方針策定指針」に合わせた 高砂市版「新・人材育成・確保基本方針」の策定について
質問
この度改訂された「高砂市人材育成基本方針」は国の「人材育成・確保基本方針策定指針」に沿ったものとなっているか。
特に、「人材の確保」「デジタル人材の育成・確保に関する留意点」についての取り組みは。
回答
人材の確保、育成、評価、配置、処遇等を戦略的に推進していく人材マネジメントを通して人への投資を行い、持続可能で安定的な行政経営を実現することを目的として、高砂市人材育成基本方針を改定した。多様な採用形態による人材確保に努める。
求められるデジタル人材像については、改定した方針には明文化はしていないが、職員誰もが意識すべき組織間連携の視点の一つとしてDXを挙げている。
留意点を意識しながら、DXの推進に取り組んでいく。
医療的ケア児と家族への支援について 森 秀樹
質問
2021年9月に施行された「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」をうけ、関係機関連携のための会議体設置、相談機能の強化、教育保育の受け入れ体制の整備、全体の調整役となるコーディネーターの育成や人材確保など、諸課題に対し本市の取り組みについて伺う。
回答
本市においては、療育会議を設置し、課題や情報の共有を図り、連携を強化している。
令和6年度からの福祉総合相談センターの開設に併せて、障がい者基幹相談支援センターに市の医療的ケア児コーディネーターを配置し、県の相談窓口及び地域の関係機関との連携支援を行っていく。
令和5年度から、酸素吸入が必要な児童に対して学校看護師を配置して、校内医療的ケア安全委員会で対象児童の情報交換を行い、校内の支援体制を固めた。
令和6年度から公立認定こども園1園に看護師を配置する予定としており、医療的ケアが必要な児童の入園希望があった場合、受入れが可能となる。
質問
本人や家族の希望に沿って必要な医療的ケアが地域で受けられるようにすべきではないか伺う。
回答
障がい福祉サービス等の令和6年度報酬改定において、たん吸引の実施に対する加算が新設されたことに併せて、これまで居宅介護事業所を対象としていた従業員の喀たん吸引等研修の受講に対する補助の対象範囲を生活介護、児童発達支援、放課後等デイサービス事業所についても拡充する予定にしている。
今後も、医療的ケアを必要とする方の日常生活を支援していくとともに、市域でサービスを受けられる環境の整備については、支援の方法を検討していきたい。
人事
●固定資産評価審査委員会委員を選任するにつき同意しました。
高砂市春日野町 梅谷 正太 うめたに しょうた
●教育委員会委員を任命するにつき同意しました。
高砂市阿弥陀町 神尾 信作 じんお しんさく
総務常任委員会 視察報告
日程/令和6年1月23日(火曜日)、24日(水曜日)
●行政サービス高度化プランについて(大分県中津市)
行政サービス高度化プランは持続可能な行財政運営と市民サービスの向上を目的としたプランで、総合計画の進捗評価を行っています。中津市の総合計画は指標が数字化できており、評価についてはAからEの5段階の客観的なものになっています。高砂市でも、指標の作り方や評価のあり方は参考になると思います。 DX意識の共有については、1.意識の醸成:階層別の研修を開催、2.人材育成:各種デジタルツールを活用して集中して学ぶDX Schoolを開催、3.WEB発信:取り組み内容だけでなく、効果や失敗例も共有、4.モチベーションアップ:DXに取り組んだ職員を表彰「DX Award」に取り組んでおり、DXの進め方としては大変参考になりました。
●ローコード・ノーコード開発の取り組みについて(大分県別府市)
ローコード・ノーコードツール電子申請関連:電子申請ぴったりサービス、LOGOフォーム、kintoneを利用しています。RPA関連:令和4年度RPA作成数119件、内製数100件、RPA停止数13件で、情報部門の職員は2名でシナリオを作成しています。効果額は20,542,404円、費用額7,334,250円となっています。職員の意識の“変革”が進み、現業課からの自発的な相談が多くなっています。高砂市でも専任職員が少人数で行っている点や専門的な知識が必要のない点など参考になりました。また情報発信や無理のない進め方も参考になりました。
文教厚生常任委員会 視察報告
日程/令和6年1月23日(火曜日)、24日(水曜日)
1 鳥栖市の男女共同参画(佐賀県鳥栖市)
1.行動計画に懇話会を通して市民の声を反映
2.目標を見える化し全庁を上げて取り組む・・・市の審議会等の女性割合は40.3%(高砂市R5 24.3%)
3.女性人材リストを作成し活用
4.とす市民実行委員会がフォーラムを開催し啓発
5.県と共同で、女性のための再就職支援セミナー・ぷち起業セミナーを開催・・・受講経験者で起業した人などが講師となり、カフェのような雰囲気が好評
〇性別に関わりなく自分らしく生きることのできる社会の実現を目指し、数値目標を見える化し全庁をあげて女性活躍に取り組んでいる。届けたい人に情報が届かないことがあり、紙媒体だけでなくSNSの活用に課題がある点は高砂市も同様である。
2 熊本市のフレンドリーオンライン(熊本県熊本市)
1.不登校児童生徒へオンライン授業実施の背景
- 年間100日以上欠席している児童生徒の57.3%がどこにもつながっていない
- 臨時休校時のオンライン授業で効果を確認
2.フレンドリーオンラインの特色
- 小規模校の空き教室を活用
- 学ぶ楽しさを重視し、学習指導を目的としない
- AI活用で個別最適な学び
- 中学校の各教科の先生が空き時間にオンライン授業
- 心スッキリタイムではカウンセリングも
- 外部講師を招き外の社会へ興味を向ける仕掛け
- メタバースの導入で生徒同士の交流
- 1日平均100名が参加
3.課題
- アカウント数に限りがあり原籍校との共有は限定的
- 参加者増でも持続可能な体制づくりが必要
〇視察終了後、教育長とも懇談の機会をいただき、ICTを活用しているけれど、結局は人であること、教育会議を配信し現場との距離を縮める取り組みなどを伺った。
建設環境経済常任委員会 視察報告
日程/令和6年1月24日(水曜日)、25日(木曜日)
●公共交通について(埼玉県加須市)
埼玉県加須市では、高齢者など交通弱者の交通手段の確保、病院・公共施設などへのアクセスの利便性の確保、公共交通不便地域の解消を目的とした公共交通施策を一体的に実施するため「加須市地域公共交通計画」を策定されています。シャトルバス、循環バス、デマンド型乗合タクシーの3つの運行方式を組合わせ、市内全域において利用しやすい仕組みが構築されており、中でもデマンド型乗合タクシーはドアtoドアの乗車が可能で、特に高齢者には利用しやすいサービスとなっています。
また、市北部を交通不便地として交通手段を手厚く確保、市中心部へと人流を促す仕組みを構築しているところは大変参考になりました。加須市の事例を参考に、市民ニーズに合った公共交通についての知見を更に深め、議論に活かしてまいります。
●エネルギーの地産地消について(千葉県成田市)
千葉県成田市では、隣接する香取市とシン・エナジー株式会社の3者で、地域電力会社「株式会社成田香取エネルギー」を設立、地域で発電した再生可能エネルギーを2市の公共施設への電力供給や、2市が所有する発電施設の売電収入の増加等に取り組まれています。CO2削減効果や財政負担の変動、設立した新会社の設立経緯や経営状況などを詳細に確認させていただきました。 エコクリーンピアはりまの発電力の地産地消についての研究を更に進め、今後の議論に活かしてまいります。
高砂高校生との意見交換会を行いました
1月31日(水曜日)に市議会議場において、高校生との意見交換会を開催しました。今回は高砂高校の生徒を代表し、生徒会の皆さん17人に参加いただきました。 議場では生徒の名札のある議員席に座り、藤森議長の指名により各班代表の生徒が登壇のうえ3つの意見交換テーマについて説明を行いました。その後グループ別に少子高齢化や学校施設、駅前の施設整備などについて意見交換を行いました。 生徒の皆さんは議員と交流するのは初めてで、最初は緊張されていたものの案外楽しく意見交換ができ、交換会終了後のアンケートでは「時間があっという間だった。」という感想が多く見受けられました。 議会としても、前回5年前に高砂南高校との意見交換会に引き続き、高校生世代のとても貴重なご意見をいただけました。今後の議会活動に生かしてまいります。
意見交換のテーマ
・少子高齢化、人口減少について
・駅前再開発、施設の拡大について
・学校の施設整備について
アンケート結果
今回の意見交換会で市政に対する興味が持てましたか。
・持てた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6件
・少し持てた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9件
・どちらともいえない・・・・・・・・・・・・・・0件
18歳になればあなたは選挙に行きますか。
・必ず行く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 1件
・行かない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0件
・わからない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4件
意見交換会についての感想
・貴重な体験を通し、とても参考になった。また、このような機会があれば参加したい。
・議員の考えや働きがわかって楽しかったし興味深かった。
・自分から発見することは難しかったけど、市議会の人たちが簡単な質問をしてくれたので答えやすかった。
・議員さんとの交流により新たな気づきがあった。
・学生の声だから届かないと諦めるのではなく、伝えたら変えられるのだなと思った。
「高砂市民病院に関する研修会」を開催しました
2月14日(水曜日)13時30分より、高砂市議会第2委員会室において、NPO法人地域医療・介護研究会JAPAN 会長 邉見 公雄氏をお迎えして、「生命輝かそう高砂市民」~地域包括医療・ケアの時代に~(人生100年ポストコロナを)と題して、高砂市民病院に関する研修会を開催しました。
邉見先生は、1987年より、赤穂市民病院院長に就任され、現在は、名誉院長となられています。また全国自治体病院協議会の会長もされておりました。
自治体病院の現状から始まり、現在の医療に関する状況、また赤穂市民病院の病院長時代のさまざまな逸話も含めて講演いただきました。
講演の要旨は、以下の通りです。
1.病院長の仕事の大部分は医師の確保であり、「1に医師集め、2に医師集め、34がなくて5に医師集め」であり、学会へ参加しては知り合いを勧誘したり、積極的に周辺の大学への医師派遣等の依頼を行った。
2.現在の医療報酬改定の中で、急性期と地域包括ケアの中間の地域包括医療病棟入院料が新設されており今後の病院経営に重要である。
3.赤穂市民病院の院長時代には、7年間救急は断らず、「救急車は断るな、中にいるのは自分の親や子と思え」、と全て受けた。
4.開かれた病院づくりとして、多くのボランティアに協力いただいた。ボランティアの余得として、「患者のアメニティー向上」「増患・誘患効果」「議会対策」「職員の士気向上」「経費削減」の多くの効果が望めるため、非常に有効であった。
5.医療と教育は地域の文化レベルである。病院は多くの方が出入りする場であり、病院こそがコミュニティセンターであるべきだ。
6.「自院を知り、自院を愛そう!!愛院心!!」が非常に大切である。
7.医療安全確保のためにいろはカルタを作成した。
以上、大変多くのご教示をいただきました。
意見書を提出しました
令和6年3月13日に議決された下記の意見書を内閣総理大臣、各担当大臣、衆議院議長、参議院議長に対し提出しました。
学校給食の無償化を求める意見書
内容については高砂市議会のホームページをご覧ください。
議会報告会にご参加ください
高砂市議会では、第18回議会報告会として、市民の皆さんとともに学ぶ研修会を開催します。
ぜひ、ご参加ください。
とき 7月28日(日曜日) 午後1時30分~午後3時
ところ 高砂市役所 分庁舎2階
テーマ 地域交流の活性化に向けて(仮)
しめ切り 7月19日(金曜日)
申込方法 電話で議会事務局まで
※会場の都合上、参加人数の制限を行う場合があります。
議会事務局 443–9061
本会議・委員会はどなたでも傍聴できます。
6月定例会は
6月4日(火曜日)開会予定です。
詳しい日程は後日、高砂市議会ホームページにてお知らせいたします。
日程その他詳しいことは議会事務局 (Tel 443-9061)
までお問合せください。
編集後記
このたびは高校生との意見交換会に関する情報を掲載させていただきました。高校生たちからの率直かつ新鮮な意見は市議会議員にとっても学びの機会となりました。これからも市民の皆様とのつながりを大切に考え、より身近なものにしたいと考えています。どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にお声をお聞かせください。
この記事に関するお問い合わせ先
議会事務局
〒676-8501
兵庫県高砂市荒井町千鳥1丁目1番1号
電話番号:(総務課)079-443-9051
(議事課)079-443-9061
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更新日:2024年08月15日