連携中枢都市圏構想
高砂市と姫路市は、連携して播磨圏域全体の経済成長をけん引し、住民が安心して豊かな暮らしを営むことができる連携中枢都市圏の形成のため、2015年(平成27年)4月5日、播磨圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約合同調印式において、連携協約を締結しました。現在、この連携協約に基づき、連携中枢都市圏構想を推進するために様々な事業を実施しています。
姫路市及び高砂市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 (PDFファイル: 309.2KB)
「連携中枢都市圏構想」とは
「連携中枢都市圏構想」とは、人口減少・少子高齢社会の危機に直面する中において、播磨圏域の8市8町が対等協力の立場で団結し、「播磨圏域の経済の活性化」、「圏域の魅力の向上」、「住民に安心・快適な圏域づくり」に取り組み、播磨圏域の「地方創生」を進める構想です。

連携する8市8町
高砂市、姫路市、相生市、加古川市、加西市、宍粟市、たつの市、赤穂市、稲美町、播磨町、市川町、福崎町、神河町、太子町、上郡町、佐用町
「連携中枢都市圏構想」の目的
次の1から3の取り組みを通じて、雇用の創出、定住の促進、地域の活力向上を図ります。
- 「播磨圏域の経済の活性化」として、圏域内の多様な資源・企業・人材を動員し、圏域の核となる姫路市が成長のエンジンとなり、産学金官民が連携して地方の経済をけん引する取り組みを行います。
- 「圏域の魅力の向上」として、圏域全体に対する高度・専門的なサービスを提供し、グローバルな人材が集まってくる環境を構築する取り組みを行います。
- 「住民に安心・快適な圏域づくり」として、圏域全体の利便性を向上し、住民のニーズにも対応する取り組みを行います。
産学金官民とは
産業界、大学、金融機関、地方公共団体、民間の総称
「連携中枢都市圏構想」の取り組み
1 「播磨圏域の経済の活性化(圏域全体の経済成長のけん引)」に関する分野は、高砂市と姫路市及び連携市町がともに取り組みます。
- ア 産学金官民一体となった経済戦略の策定、国の成長戦略実施のための体制整備
- イ 産業クラスターの形成、イノベーション実現、新規創業促進、地域の中堅企業等を核とした戦略産業の育成
- ウ 地域資源を活用した地域経済の裾野拡大
- エ 戦略的な観光施策
主な事業
「播磨圏域経済成長戦略の推進」、「企業誘致の推進」、「播磨地域ブランドの確立」、「広域観光連携事業」など
2 「圏域の魅力の向上(高次の都市機能の集積・強化)」に関する分野は、姫路市が取り組みます。
- ア 高度な医療サービスの提供
- イ 高度な中心拠点の整備・広域的公共交通網の構築
- ウ 高等教育・研究開発の環境整備
主な事業
「二次救急医療体制の確保」、「姫路駅周辺整備事業の推進」、「市内大学及び連携大学支援」など
3 「住民に安心・快適な圏域づくり(圏域全体の生活関連機能サービスの向上)」に関する分野は、高砂市と姫路市及び連携市町がともに取り組みます。
ア 生活機能の強化に係る政策分野
- (ア) 地域医療
- (イ) 福祉
- (ウ) 教育・文化・スポーツ
- (エ) 地域振興
- (オ) 災害対策
- (カ) 環境
主な事業
「新型インフルエンザ等の予防対策と医療機関受診に関する連携事業」、「博物館等相互利用促進事業」、「若年者等の就労支援」、「自然災害等対策」など
令和5年4月開校予定の公立夜間中学「姫路市立あかつき中学校」は、入学対象について、居住地の制限なく広域で受け入れる予定です。詳しくは高砂市教育委員会のホームページをご確認ください。
イ 結びつきやネットワークの強化に係る政策分野
- (ア) 地域公共交通
- (イ) 道路等の交通インフラの整備・維持
- (ウ) 地域内外の住民との交流・移住促進
主な事業
「広域連携バス路線網等の維持・形成」、「播磨臨海地域道路網の整備促進」、「移住・定住促進事業」など
ウ 圏域マネジメント能力の強化に係る政策分野
(ア) 圏域内市町の職員等の交流
具体的な事業
「関係市町との人材育成・交流」、「公共施設マネジメントの推進」、「職員研修事業」など
各事業の取り組み内容等については、こちらをご覧ください。
第3期播磨圏域連携中枢都市圏ビジョン(令和7年3月策定) (PDFファイル: 7.5MB)
播磨圏域連携中枢都市圏ビジョン改訂版(令和6年3月更新) (PDFファイル: 7.5MB)
播磨圏域連携中枢都市圏ビジョン(令和2年3月改定) (PDFファイル: 7.7MB)
播磨圏域連携中枢都市圏ビジョン(平成27年4月5日策定) (PDFファイル: 1.5MB)
この都市圏ビジョンは、播磨圏域が目指すべき将来像や連携協約に基づき推進する具体的な取組事業をまとめています。取組期間は平成27年度から概ね5年間とし、毎年度所要の変更を行います。
令和5年度播磨圏域連携中枢都市圏 連携事業進捗一覧(令和5年12月末現在) (PDFファイル: 7.5MB)
これまでの主な取り組み
- 平成27年2月13日 姫路市が「連携中枢都市宣言」を行いました。
- 平成27年3月30日 平成27年高砂市議会3月定例会において連携協約(案)が議決されました。
- 平成27年4月5日 合同調印式で姫路市と連携協約を締結しました。
同時に姫路市が「都市圏ビジョン」を策定しました。
(参考)連携協約に係る高砂市の項目数:20項目
都市圏ビジョンの事業数:37事業(高砂市の連携事業数) - 平成27年12月21日 姫路市と赤穂市が連携協約を締結しました。
- 令和2年3月 姫路市が「都市圏ビジョン」を改定しました。
(参考)連携協約に係る高砂市の項目数:20項目
都市圏ビジョンの事業数:43事業(高砂市の連携事業数) - 令和6年3月 姫路市が「都市圏ビジョン」を改正しました。
(参考)連携協約に係る高砂市の項目数:21項目
都市圏ビジョンの事業数:44事業(高砂市の連携事業数)
更新日:2021年10月29日